ながさき海環境資源研究センター
長崎市内から車でおよそ30分。新長崎漁港に到着すると、上田所長が言った。
「お昼はここで食べましょう。」
案内されたのは「長崎水産食堂」。周囲には鮮魚店や魚料理の店が軒を連ね、地元客でごった返している。
威勢のいい声、陽の光を反射する魚の鱗──漁港特有の熱気が空気を満たしていた。
「こういうお店が集まって、街の真ん中に“お魚マルシェ”ができたら素敵ですよねぇ。」と天野次長が店の前でつぶやく。
「次長~、何してるんですか。入りましょ、入りましょ!」
大杉主任に促され、天野次長も笑顔で店に入った。
約束の14時。
二人は長崎海洋大学の「ながさき海環境資源研究センター」を訪ねた。
ここは、東シナ海の環境変動を科学的に把握し、その影響を多角的に検証する研究拠点だ。分野を越えた研究者たちが力を合わせ、持続可能な海の未来を探っている。
名刺交換と簡単な挨拶を終えると、本題に入る。
モデレーター役は上田所長が買って出た。
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