長崎の寿司文化
「これが、6月12日付の長崎市の評価シートです」
と亀田主任は、新しいページを開いて見せた。
『新産業・起業チャレンジ促進事業』としての位置づけ(2024年6月12日)
地場企業の事業拡大、新分野への展開
スタートアップの育成
地場企業×都市部企業等のマッチングによるオープンイノベーションの推進
新たなビジネスモデルによる起業促進・事業創出
これらを通じて、「新産業の“種”」を発掘・育成することを目的とする。
長崎の魚にまつわる話題でミーティングは思いのほか盛り上がり、ふと時計を見ると、すでに午後4時を回っていた。
「最後に、“長崎と寿司”の関係について少しだけ触れておきましょうか」
と亀田主任が、語り口を少し柔らかくした。
「長崎の寿司文化を総括するにはまだ材料が足りませんが……昔は“寿司といえば、家で家族みんなで寿司桶を囲むもの”だった。それが、今では“家族で回転寿司に出かけて楽しむもの”に変わった――そういう時代の移り変わりがあると思います」
「なるほど、それは分かりやすい変化ですね」
と天野次長が頷く。
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