地域戦略部には戦略が無い(86) | cb650r-eのブログ

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地政学リスク・経済安全保障・危機管理

 

最後は、金城支店長が石垣空港の中まで見送りに来てくれた。

石垣空港に着くころには、青空も見え始めていた。

 

石垣空港


俺と千﨑部長は那覇行きの便に乗り、そこで伊丹行きの最終便に乗り継いで大阪へ戻った。

機内の静けさの中、俺はタブレットを取り出し、メモ機能に思いつくまま打ち込んだ。


地政学的リスクが高まるなか、経済安全保障や海外危機管理への関心が急速に高まっている。


国境を有する離島を抱える自治体では、有事において県民の生命を守ることが何より優先される。


だが同時に、地域経済の持続可能性にも目を向けなければならない。人口減少は地域の衰退を招く。経済基盤の強化と、地域を守る体制の整備は、不可分の関係にある。
 

他国が周辺海域に進出し、管轄権の「既成事実化」を図る一方で、日本の海上保安庁は、巡視船をもって静かに、しかし確実にそれに対峙している。


国境の島々での実効支配の維持——それは、戦わずして守る、もうひとつの“最前線”なのだ。



窓の外には、夕暮れの雲が静かに流れていた。
沖縄・石垣島で出会った人々の眼差しや言葉が、重く、静かに残っている。

 

このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。