失敗は許されない。絶対に~。
そこからの小一時間は、喧々囂々の議論の連続となった。
議論の末、役割分担が決まる。
天野次長がスピーカー兼、講演内容および投影スライド作成の最終責任者。
副担当には、大杉主任調査役が指名され、現地での進行や資料の実務を支える。
そして俺と成瀬代理が、全体の調整とアドバイザー役としてサポートに入ることになった。
ミーティングの締めに、千﨑部長がいつになく神妙な顔つきで口を開いた。
「……脅すつもりはありませんが、本件は“絶対に失敗が許されない案件”と心得てください」
「……分かりました」
俺たち4人は、揃って深くうなずいた。
こうして、沖縄OISTという大舞台での講演という、俺たちにとって未知のプロジェクトが動き出したのだった。
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