半年前に、CB650R e-clutch を注文したような。
今福課長ご降臨
1994年2月のとある金曜日、夕方6時過ぎのことだ。取引先のクレジットファイルに目を通していると、ふと視線を感じて顔を上げた。目の前には、コートを着た男・・・今福課長が立っている。
「うわっ、今福課長!どうしてここに…」
「元住銀行の市場部トレーニーで今週、東京に来てたんだよ。」
「ああ、そうでしたか。国際業務部の頃はお世話になりました。お元気でしたか?」
「バブルが弾けて、大阪もおかしな空気だよ。」
「そうですよね…」
「それはそうと、山本、ひとつ頼みがある。」
「なんですか、飲みにでも行きますか?」
「いや、酒はもう充分。だが…」今福課長の目が妙に輝いている。
「社会勉強のつもりでな、『ジュリアナ東京』に行ってみたいんだ。」
「え?『ジュリアナ東京』ですか?あそこ、男2人じゃ入れない可能性が高いって聞きますし、服装チェックも厳しいと…」 「行ってみなきゃわからん!頼むぞ、山本!」
このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。
