CB650R e-clutch を買う夢を見ました。
犯人はやっぱり…。
9月中旬のある夜、私は国際業務部の営業室で残業をしているふりをしながら、急ぎではない輸入案件の依頼書をタイプライターで打っていた。
時計はすでに午後8時。営業室内に残っているのは、私と取手の二人だけだ。
「お~い、山ちゃん。残業なんてしちゃって、まさか、社長の座を狙ってるんじゃないか?ウピピ!」
「取手さんこそ、毎日遅くまで残ってるみたいですね」
「そうよ、俺様クラスになると、期末に向けて個人目標を達成するために万全の準備が必要なわけよ」そう言って取手はFAXに向かい、発信ボタンを押すと、「さて、小便だ、小便」とつぶやきながら部室を出て行った。
私はすぐに席を立ち、FAXの前に駆け寄った。そこにはワールドシーフード社の輸入信用状発行依頼書の顧客控えが残っていた。しかし、発行日や船積期限、元住銀行の受付印はすべて偽造されていた。ワープロで作られた日付の紙が上から貼られ、その境目は白色の修正インキでごまかされている。
取手が戻ってきたところで、「取手さん、お先に失礼します」と言って、私は部室を後にした。
翌日、私は下谷次長に昨日の出来事を簡潔に報告したうえで、本店営業部のワールドシーフード社担当者に連絡し、原塚社長とのアポイントを取ってもらった。
その後の展開は、意外にもあっさりとしたものだった。
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