断酒会例会に家族と行くわけ(西川京子先生) | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 今日の例会に西川京子先生(全断連顧問、野ばらの会)が参加されていました。西川先生は51年前初めて就業した豊中市保健所で豊中市断酒会を創設するために努力されました。それで、この6月2日に豊中市断酒会が創立50周年記念大会を開催するにあたり、別件で参加できないことから今日例会に参加くださったとのことです。

 

 そして例会で、お話をいただき、創設当時の話などもいただいたのですが、常に言われる「家族支援」と言う立場から、家族とともに例会に参加することについて話されました。


 そもそも家族は酒害者の最大の被害者であり断酒するためにまで家族の手助けを求めることは心苦しいのですが、松村春繁が断酒会を立ち上げたときから、断酒継続には家族の助けがあればこそ、断酒継続も成り立つという事で、家族には、お願いしてでも、一緒に参加するべきなのです。

 

 アルコール依存症は家族を巻き込む病気です。本人のみならず、家族もまた病んでいるのです。そこで、例会で、見失っていた自分を取り戻して反省する人たちの体験談を聞くことにより、家族は酒害者の内面を理解することができ、新たな家族関係を築きことに役立っていくのです。


  近年の断酒会の衰退、会員の減少の中でも、家族会員の減少が顕著になっています。もともと、家族会員の多い会は活発だとされていました。それだけに家族会医の減少は、断酒会全体の衰えとして現れていくのでしょう。もちろん、断酒会創生のころと違って、個人主義がはるかに進んだこの時代に、家族のために自助会に参加するということを求め辛いのは事実ですが、ことアルコール依存症と言う、病気に関しては、家族ぐるみの回復が望まれるのです。

 

 西川先生の講話は素晴らしかったのですが、残念ながら、時間的に終了時刻をだいぶはみ出しました。それで、私が帰ってくる時刻もまた遅くなり、今日のブログ書き込みのための時間もあまりとれませんのでここまでとします。


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