もう月末です。10月からシルバーの仕事にも復帰する予定なので、血圧の薬を処方してもらわなければと、小雨の中行きつけのクリニックまで行きました。ちょうど患者が途切れたところで、すぐに診察してくれました。
「どんな具合ですか」なんて訊かれて、「足の肉離れもだいぶ良くなってきたけど、再発が怖いのでサポーターをしっかりつけて生活しています」、なんて話をしていて、「久しぶりに血液検査でもしてみますか?」という話になりました。
「ここ2年ほどPSAを見ていないのでそれもお願いします」と言いながら、看護師さんに採血してもらっていると先生が「PSAを気にすることってありましたっけ」なんて言うもので「10年以上前に前立腺がんの治療を受けたんですよ」と言うと「ああそういえば14年前だったですね」と返ってきました。この医者に移ったときに話してあったことです。
「そういえば、甲状腺はどうなっています?」「大学病院に行って検査を受けたら、手術する必要ないと言われました」
「食道がんはどうなっています?」「予後検査を先日受けて問題なしだそうです」
「膵臓の嚢胞はどうなっています?」「先日MRIを撮って、異常なしとのことでまた来年検査します」
「あなたいろいろと、癌やらその前駆症状やらいろいろありますね」「まあ、長年大酒を飲み続けた結果でしょう」
「でもそれで生き永らえているのは大したものです。癌とか前がんから、すり抜けて死なずに生き延びてきている、これが昭和の頃の医療水準だったら、間違いなく死んでいたところです。それと、アルコール依存症も断酒できて克服できたこともあります。いや本当に大したものだ、私としてもあやかりたい」なんて言って、私の体をなでたりしてきました。
そう並べて言われると、私も、よくぞ、あれこれの死病を躱しながら生き延びてきたものと思います。運がよかったと言えばそうかもしれませんが、断酒した時点で、自分の体を大切にしなければという意識を持ち、早め早めに検査を受けてきたからでしょう。
断酒できたことで、酒で死ぬことを逃れたとともに、断酒という転換点で意識を変革できたことがよかったです。
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