かつても一度記事にしたことがあるのですが、新聞に 「人生やり直したいと思ったことがある？」と言うアンケートの結果が出ていました。
今の状態に不満があって、あの時違った選択をしていたら、もっと良くなっていたのに。と言うことです。2／3の人がやりなおしたいと思っているそうです。
私はアルコール依存症になってしまって、もう酒が飲めなくなってしまったと知ったときには、やはりもう一度、やり直したいと思ったものです。だから「はい」の方に属するのですが・・・
「はい」の人のうち、２割の人がやり直したと言っています。つまり、進学先を間違ったと思った人が、もう一度、試験を受け直して、再入学したといった事の様です。
しかし、アルコール依存症になってしまったということに関しては、今更どうあがいても、２度と酒を飲むことはできないのですから、やり直せるわけではありません。
となると、やり直さずに生きていくしかない訳ですが、それでは「いいえ」と答えた人はどうとらえているかと見れば「それもまた人生」と言うことです。現状を素直に認めて、尚且つ「前を向こう」とすし、そのりゆうとして自分自身を素直に認めることを挙げるようです。
これを断酒する人生を生きているわたしに当てはめてみると、 酒が飲めないという不満のままでなくて、それを乗り越え、酒を飲まないという新しい生き方をするべきだという事なのでしょう。
断酒はやり直しではなくて、新しく生きる事なのです。