断酒の歌 | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 まあこんなのがあるという話です

 

断酒の歌(作詞;元全日本断酒連盟顧問 故秦泉寺正一教授)

一、
ああ酒断たんと 心せど 又して呑まるる この弱さ
生きる命の ともしびも 酒に朽ちなん 情けなや
崩れ行く身に 涙して 生死の境 さまよいぬ

二、
ああ魔の酒は 又しても 五体に狂い 五臓さけ
悪鬼蛇蝎は せまりきて わが身いずくに 置くべきか
ああ天地神 救いあれ 酒に滅びし この痴人

三、
生きる望みは 尽き果てて 身も世もあらず 嘆くとき
酒断つつどい あると聞き これぞ救いの 主なりと
杯砕き 意思固め 今日も呑まざる 日が続く

四、
廃人の夢 今は醒め 死生の奇跡 新生へ
吾が子 吾が妻 むつみ合い 自力を尽くし 家築く
ああ この喜び 分かち合い 酒癖の人を 救くわなん
酒癖の人を 救くわなん 
 

抄訳
一、止めようと思っても酒がやめられない
二、身も心も破たんしてしまった
三、断酒会を知って酒が止まった
四、酒を止めると家庭もよみがえった、断酒の喜びを人に伝えたい

 
 全断連元顧問の作詞とあるように断酒会で歌われるもの、というか歌う会もある、そんな歌です。なんだかいかにも古臭い言い回しの歌詞ですね。誰がどんなメロディーで歌うんだ、と思ってしまうのですが、私はなぜか詠えてしまったのです。というのも、 この歌のメロディーは、「ああ玉杯に花受けて」で知られる一高寮歌なのだそうです。(元の歌詞が酒の讃歌のようなのも笑えるところですが)それで解ったのですが、大学の部のコンパの終わりにいつも歌っていた寮歌(一高ではない)に似ていたのでした。
 
 断酒会を受け入れがたいという人も結構いるようですが、まあこの歌のような感性を受け入れがたいと思う人には合わないという事なのでしょう。

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