音楽 JAMES BROWN / STAR TIME
「ソウル界のゴッド・ブラザー」と呼ばれ、1956年の"Please, Please, Please"から、1991年の"I'm real"までに膨大なアルバムを残したジェームス・ブラウン。
貧困から少年時代は犯罪に手を染め、音楽を名声を得ながら、誰をもファーストネームで呼ばせない孤独なカリスマは、晩年に常習していたドラッグで正気を失い、奥さんと夫婦喧嘩したあげくに飛び出して、公園のトイレでマシンガンを乱射し、駆けつけた警官とカーチェイスをしたあげくに、逮捕されたりと銃を向け逮捕され、これで終わりかと危ぶまれながらも更正して再起を果たし、2006年のクリスマスに逝去しました。
あまりにも名盤が多いので、ちょっと能がないですが、これからという方には1991年に出された4枚組のベスト版がオススメです。70年代までの初期・中期の名曲はほぼ網羅されています。
- Star Time/James Brown

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「ファンクの帝王」とも呼ばれますが、ジャームス・ブラウンはR&Bがソウルを経てファンクになる過渡期のファンキー・ソウルと呼ぶべきでしょう。
ホーンとセクションを中心としたビッグバンドの分厚いサウンドと、激しくリズミカルに繰り返される歌というよりもシャウトは、他のミュージシャンがスタイルを継承するにはあまりにも個性的すぎ、スタイルとしてのファンクはその後のスライ&ファミリーストーンによって一般化されたと言えます。
全盛期には年間340ステージもこなし、「ショービジネス界一の働き者」とも呼ばれました。
(どれだけ別称が多いねん!と突っ込まないでくださいね。事実なんです。)
ステージでは、その場でジェームス・ブラウンが叫んで次の曲が決まるためバックバンドは緊張にあふれて、それなのにホーンの動きがぴたっと合っていたり、すごく完成されたステージ・パフォーマンスをします。
ステージが最高潮に達し、最初のヒット曲"Please, Please, Please" を歌って興奮のあまり崩れ落ちたジェームス・ブラウンにダニー・レイというMCがマントをかけるのがお決まりの演出です。
日本では1992年に「日清カップヌードル MISO」のCMにも登場し、名曲"Sex Machine"を使って「ゲロッパ、ミソッパ!」のフレーズで、再び若い世代からも再び支持されるようになりました。
元気がない時にテンションをあげてくれる、合法的にトリップできる音楽です。
