猫が約240万頭、犬が約1329万頭。

 

米国での相当な大規模調査からの、結果です。

 

 

対象となったのは、1152の動物病院で7年間の間に得られた記録。

 

そのデータベースをもとにロイヤルカナンに所属する研究者が行った調査が、あります。

 

なぜそんな調査が可能になったかというと、どちらも親会社はマース(MARS)。

 

ペットフードの世界的大企業です。

 

ロイヤルカナンの他には、カルカン、アイムズ、ユーカヌバ、シーバ、ニュートロ、ドリーミーズとかあったかな。

 

犬用だとペディグリーとシーザーが有名です。

 

 

気になる結果。

 

猫の平均寿命は11.18歳、犬は12.69歳でした。

 

私の想像では、もう少しくらい長いものと思っていました。

 

あと、猫の方が犬よりも長いかもって。

 

そうではありませんでした。

 

 

犬の場合、体格の大きさが平均寿命の違いに現れました。

 

よく、大きい犬の方が短命といいますよね。

 

これは本当でした。

 

  • 超小型犬 13.36歳
  • 小型犬 13.53歳
  • 中型犬 12.7歳
  • 大型犬 11.51歳
  • 超大型犬 9.51歳

 

超小型犬と小型犬はほぼ同じ。

 

それより大きくなると、大きくなるほど短くなっていきます。

 

 

純血種の猫は、雑種よりも短命。

 

これもよくいわれることです。

 

これは逆の結果が出ました。

 

純血種の方が平均寿命が長い結果が出ました。

 

 

大きな差ではないんですけどね。

 

純血の方が短命というのは、根拠のない噂話かもしれません。

 

この話、最近別のところでも研究結果が出てきたので。

 

また取り上げます。

 

 

あと、上のグラフで見てわかるのは。

 

全体的に、平均寿命が年々上昇しています。

 

猫の上昇がとくに大きいですね。

 

昔より長生きする傾向にあるのは、たしかなようです。

 

少なくとも10年前よりも、いまの方が。

 

 

この調査、出資者がロイヤルカナンということもあって。

 

肥満度と平均寿命も、分析に入っています。

 

それによると…

 

興味深いことに過体重(BCS 4)の猫の平均寿命が13.67歳と最も長く、理想的(BCS 3)の12.18歳や肥満(BCS 5)の12.56歳を上回った。また、低体重(BCS 1、2)の猫は、年齢に関わらずほぼ一定の短い平均寿命(BCS 1が約1.39歳、BCS 2が約2.49歳)であった。

 

 

 

 

過体重の猫の平均寿命が最も長く…

 

 

過体重の猫…

 

 

新ちゃん、麗ちゃんの分も長生きしよう。

 

 

元の論文は、こちらで読めます。

 

グラフの引用元も、こちらです。