猫に対するマンソン裂頭条虫駆除剤について | ねこ遊び備忘録

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猫に対するマンソン裂頭条虫駆除剤について

 2023年12月20日現在、猫に対するマンソン裂頭条虫駆除剤として購入できる市販薬はドロンシット錠(動物用医薬品・犬及び猫に寄生する条虫類の駆除剤)があります。Elanco社が製造販売していて日本でもエランコジャパン株式会社が販売しています。そのため安く購入したい場合や急がない場合は海外通販で、急ぐ場合は少し高いけど国内ですぐに購入できます。私は急いでノノ♀に飲ませたかったので、迷わず国内のものを手配しました。しかし、運良く飲ませることなく駆虫に成功してしまいましたが(猫に対するマンソン裂頭条虫・過寄生の例)...。ただ、実際に届いた薬を見て驚愕しました。猫には大きすぎるし、投与量も想像していた量よりも多すぎるのです。

 マンソン裂頭条虫に有効な成分がPraziquantel(プラジカンテル)であることが明記してあったので、もっとコンパクトなものがないかとネットで探しました。すると人間のサナダムシ駆除剤としてたくさんの薬があることを確認しました。その中でKachhela社のBiltree 600という薬を購入しました。価格はジェネリック製品ということもありとびきり安くて上述の犬猫用の34分の1(成分量比)でした。

 



これは1錠の大きさ比較。
左:ドロンシット錠(直径13mm・厚さ4mm:プラジカンテル50mg)
右: Biltree 600(縦17mm・横8mm・厚さ5.5mm:プラジカンテル600mg)


5kgの猫への1回の投与量比較。
左:ドロンシット錠(3錠)(プラジカンテル150mg)
右: Biltree 600錠(1/4錠)(プラジカンテル150mg)

実際の猫への駆除剤投与に関しては、ドロンシット錠(3錠)をそのまま嚥下させるのは難しく、分割して投与することになりますが量が多すぎます。
ノノ♀(体重2.5kg)の駆虫1ヶ月後に念のためBitree 600錠(1/8錠)をチュールに乗せて与えましたが、量がとても少ないので容易でした。参考までに。自己責任で。