-Those Who Love POP PUNK, and Those Who Don't.
Before the Blackout / Allister
Before the Blackout / Allister
J-POPのカバーで割と有名になった感のあるAllisterですが、
ちゃんとオリジナルアルバムも出してるわけです。
シカゴで結成された彼らの3rdアルバム。
結論から言えば、名盤である。
M2Dでは印象的なリフ、そしてどこまでも突っ走っていくようなギター、
M4From the Ground upでは甘酸っぱいながらも力強いボーカルに綺麗にかかったコーラス、
M12The Legend of Pegleg Sullivanなんかはザ・ポップパンクとも言うべき音である。
曲はもちろんのこと、
何より特筆したいのが音づくりが素晴らしいこと。
ギターの歪み、コーラス、ドラム、ヘッドフォンで聞くとより心地の良いベース。
14曲入りで1500円という価格は本当に安すぎるくらいの出来だと思う。
★★★★★/5
All Killer No Filler / Sum 41
All Killer No Filler / Sum 41
前回に引き続きSum41。
今作は彼らの出世作とも言うべき2ndアルバム。
「お前らフザけてんなー」と言いたくなるくらい、
チョケまくりな曲が満載です。
何といってもM4Fat Lipは彼らの中でも最も有名な曲かもしれない。
左右両チャンネルを巧みにつかったラップ部分は本当にノリが良いし、
サビに入ればカリフォルニアパンクサウンドをガッツリ聞かせてくれる。
M6Motivation、M7In to Deepでも、
溢れんばかりのキッズとしての感情を爆発させていて、
これこそが、この手のジャンルが焼き回され続ける最大の理由。
音楽という表現手法の中で、
分かりやすさということはとても重要な要素の1つだと再認識できる作品。
★★★★☆/5
Chuck / Sum 41
Chuck / Sum 41
言わずと知れたアヴリルの旦那がボーカルを務めるバンド。
カナダ発の3人組(現在)。
ヒップホップやメタルの要素なども上手く取り入れて、
オルタナティブ色の強い楽曲が特徴と言える。
この4thアルバムは、ギター担当のデイヴ脱退前最後のオリジナルアルバム。
M2のNo Reasonは名曲である。
「俺の問題なんだぜー」という拡声器でのシャウトから始まる
イントロ(リフ)は圧巻の一言。
また、それまでのスタイルとは少し変化も見られ、
M3We're All to BlameやM12There's No Solutionでは
従来よりもメロウな曲調となっている。
ただ突っ走るだけではなく、
その"走り方を覚えた"というのが今作を表す言葉だろう。
そして、デイヴあってこそのSum 41だと強く思う。
★★★☆☆/5



