Sticks and Stones / New Found Glory
Sticks and Stones / New Found Glory
バンド名の頭にAがついたり消えたりする、せわしないバンド。
アメリカはフロリダ州出身の5人組。
個人的にはNICOTINEと一緒に出したMOVIE ADDICTIONが好きだけど、
それはまたいつか別の機会に。
Blink182の弟分と称される彼らのこの2ndアルバムは、
まさに青春という言葉がピッタリとハマる。
M1Understatementは突っ走っていくVerseの後に、
「控え目に言うとー」というタイトルにピッタリのサビがくる。
M2のMy Friends Over Youも、
友情という輝く青春の1ページを彩るのに相応しい歌詞、そしてメロディ。
M4やM6でも、もう言ってしまえば青春パンクのような曲が続く。
一方でM10Singled Outでは少しシャープで攻撃的な一面も見せるが、
これも彼らなりの青春の範疇なんだろう。
また、ライブパフォーマンスも凄く評判が良いので、
Youtubeなどの動画投稿サイトで見てみるのもオススメ。
★★★★☆/5
Infinity on High / Fall Out Boy
Infinity on High / Fall Out Boy
日本版だとアルバムタイトルに星月夜というこじゃれたサブタイトルがついている
この2007年リリースの5thアルバムは、最高のアルバムの1つと言って良い出来である。
シングルカットもなされ、ラジオや音楽専門チャンネルTVなどでも頻繁にかかっていた
M3This Ain't a Scene, It's an Arms Raceは名曲の一言。
ハイハットの裏打ちとバスドラを組み合わせたVerse、
歪みの深いギターをかき鳴らしながらもピートの甘いコーラスの入るサビ、
いずれも計算しつくされた構成だと言える。
ちなみに、日本語では
「アームズ・レース~フォール・アウト・ボーイの頂上作戦」
という訳のわからないタイトルがついている。
その他にもM7Thnks fr th Mmrs、
ボーナストラックのM16G.I.N.A.S.F.S.では激しくシャープな曲を、
M5Hum Hallelujahなどでは甘くせつないポップパンクバラードを、
とバラエティに富んだ曲が詰まっている。
オススメの1枚。
★★★★★/5
Folie à deux / Fall Out Boy
Folie à deux / Fall Out Boy
アメリカはイリノイ州のシカゴ発の4人編成バンド。
世界一かっこいいポッチャリ・パトリックがボーカルを務める。
24時間の内に72回のインタビューを受けるというギネス記録を持っている(らしい)
2008年にリリースされたこの6thアルバムは前作までと比べると少し物足りない
というのが個人的な印象。
M2のI Don't Careは跳ねるようなドラムのリズムに合わせた、
高音域主軸のサビメロディがとてもキャッチー。
M4America's Suiteheartsや
M5Headfirst Slide Into Cooperstown On A Bad Bet、
M13のWest Coast Smoker
辺りは、妙にコーラスやそのエフェクトに凝り過ぎている印象で、
曲自体にそれほどの魅力を感じられなかった。
これは、前作の出来が良すぎた反動かもしれない。
★★☆☆☆/5


