帰省する時の往路の新幹線で見ていた動画です。
娘がテキストをこなしている間に動画をチェック、見るべきものを選んでおりました。
こちらは情報量が多く、集中力がいるので視聴するだけでもかなりエネルギーが要ります。
疲れますから、のんびり眺めているだけで楽しいものではない。
しかし、内容が素晴らしい。必見です。
まず、日清戦争に至る流れの動画、秀逸でした。
知識としては小学生には過剰な部分も多そうなので、大部分は忘れて良いのでしょうけど・・・、開戦に至る流れがよくわかると思います。
(話が細かいので、要点の整理は必要でしょうね。)
さらに面白いと思ったのが日露戦争の動画。地政学満載、動的なコンテンツで戦況がよくわかります。
編集が素晴らしいと思います。
・バルチック艦隊がどこからやってきたのか?なぜ脅威になり得たのか?
・なぜ旅順が重要だったのか?
・なぜ203高地だったのか?
・なぜ日本が勝てたのか?
こういった疑問に対する答えがわかります。
日露戦争は、戦国時代が好きな人たちにとっても面白い要素が満載だと思います。
* 将棋のようなゲーム性、シミュレーションが好きならば。
日露戦争と太平洋戦争・・その中でも特に失敗となった作戦・・・と比較すると、日露戦争が勝利に必要な要素を多く備えていることがわかります。
特に、的確な情報収集、それに基づく判断ができる優秀な司令官がいたのは大きいと思います。
(太平洋戦争時にもいるにはいたが、精神論で押し切る傲慢な無能タイプが増えましたね。)
日露戦争の勝利は植民地国が独立に踏み切る勇気を与えたと言います。
自虐史観にとらわれている人はそういう評価をしないのですが、そもそも日本が戦っている相手は帝国主義を推し進めている宗主国の一つ、ロシアですよね・・・。
清も欧米列強に削られている状況で、近代国家として欧米に対抗できる力を身につけるか、植民地として屈するか、どちらかを選ぶしかなかったのが当時の世界情勢。
(清を主君として崇める選択肢は既になくなっていますし、日本はそういう関係性で付き合ってきたわけではありません。)
その時代における価値観で、当事者意識をもって評価するのが正しい歴史認識だと思います。