カトレアな女達/松苗あけみ
年をとっても輝いていたい・・
なんてったって類を見ない主人公たちが活躍します。
どう類を見ないかって?
「主人公は三姉妹。」
特に珍しくないではないか。
「主人公はお年寄り」
まあ、探せば短編なら他にもありそうだ。
「ド派手な三姉妹のお年寄り」
なんですと!?
そうなのです。主人公は派手なおばあさんです。
ただ服装が派手だけじゃない。
生き方だって派手だ。消えない花火みたいな人たちだ。
資産家の未亡人だったり、バツ6で7人目の旦那は若くて
格好いいモデルだったり、1作だけとはいえど元女優だったり。
なかなかいいじゃないか。こんなド派手な人生というのも。
三姉妹の名前は長女・八重子 次女・花苗(はなえ)
そして三女・つぼみ。
地味な花苗と華やかな長女と三女は若い頃に
この世を謳歌・・は出来なかった。
だって一番綺麗な時期に戦争が始まってしまったから。
彼女たちはそれが悔しくてたまらない。
だから今人生を思い存分楽しんでいる。
たとえ人に恐がられようがそんなことは関係ないのだ。
とにかく楽しく!ただそれだけ。
一見地味な花苗も負けてはいない。
なぜかこの「普通のおばあさん」はやたらと若くていい男に
モテモテなのだ。結果第一話で若いモデルと7回目の
結婚式をしてしまうんだから。彼女が最強なんじゃない?
そしてその新婚の次女は若い旦那さんの家で暮らし
残りの未亡人たちは「カトレア園」という老人ホームで
イキイキと暮らす。
老人ホームといっても寝たきりなんてわけじゃないから
時には着飾って街に出かけたりなど楽しんでいる様子。
そんな彼女たちを中心に一話完結式で繰り広げる
老人・・いえ元少年少女たちの楽しくてちょっと切ない物語です。
で、この話にはちょっとした特典がありまして、
なんとまあ花椿くん(純クレ)がいっぱい登場する話もあります。
このときの彼は高校生。
実子と出会う前なのか後なのかちょっと気になるところです。
あとは1コマだけですが、小田島先生と実子の頭が
登場するのも嬉しいところだ。
第一話「カトレアな女達」
3人の少女時代から始まったものの、あっという間におばあさん。
そんな派手ババたちのエピローグと花苗の7回目の結婚。
第二話「胡蝶蘭の男達」
若かりし頃恋人同士だった源さんと蘭坊(美少年)。
その源さんと最近婚約していた八重。
丁度八重がウェディングドレスを試着していた頃に、源さんを
訪ねてきたのは昔の姿そのままの蘭坊だった。
第三話「デイジーな君達」
つぼみの孫娘初登場。街で「花咲かババア」と呼ばれるつぼみ
だったけど実は街の発展の功労者である事が判明。
小娘たち(デイジー)と元小娘の対決はどうなる!?
第四話「花椿の君に」
純クレの有名人、花椿君がふんだんに登場する話。
椿の展示会でいきなり彼に抱きかかえられる八重とつぼみ。
そこには悲しくも笑える、実に花椿君らしい事情があった。
第五話「まるで薔薇のような貴女」
デイジー・・以来カトレア園に遊びにくるようになった孫娘たち。
彼女たちは自分で作った同人誌を置いて帰るんだけど
その中にとてつもなくディープなやおい本も混ざっていた。
これに出てくるやおい本の作者のモデルは誰なんだろう。
第六話「君子蘭には近づかない」
新婚の花苗には悩みがあった。若い旦那に寄せられる
「しのぶさん」からの数々の愛の手紙たち。
自分は彼の子供を産んであげられないとひっそり
カトレア園に身を寄せる彼女だったが、美しいミュージシャン
と出会ってしまう。そして蔦夫(旦那)はどうする!?
第七話「櫻吹雪に言わないで」
つぼみが恋をした。なんとその相手は時々カトレア園に
ボランティアに来る高校生。どうなる!?
第八話「朝顔に涙は見せない」
八重子は過去女優をしていたエピソードから、その時の作品の
主演女優の話に繋がる。彼女は今一体どこにいるのか。
第九話「雪割草を大事にしてね」
三姉妹の恩師である雪子先生もこの園にいた。
華やかな女子高の教師だった彼女は生涯独身を貫いて
いたが、これは自分たちが過去に外国人教師・ハイデッカーとの
恋を壊してしまったからじゃないかと責任を感じた三姉妹。
彼の孫はアクション俳優で丁度来日していた為に同行して
いたハイデッカー先生に会いに行くのだが・・。
第十話「カトレアよ永遠に」最終話
時は流れ中学生だった孫娘・野菊ももう大学卒業。
そんな頃にこのカトレア園の土地の売却の話が来る。
その上タイミング良く火事が!
最終的には野菊は母親になっています。
このおばあさんたちはどうなっちゃったんでしょうか?
松苗さんといえばなんとなく「ぶーけ」というイメージが強いけど
この作品は白泉社の・・出たばっかりの・・確かメロディに
掲載されていた記憶がある。(リアルで読んでたぜっ)
ちなみにこの後
「女たちの都」という
続編も出されていますので、興味のある方はどぞ。
この三姉妹シリーズもまた再開されるといいのに。
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6花より男子(6)
7花より男子(5)
8花より男子(4)
9花より男子(3)
10花より男子(7)完全版
Last Update:October 29,2005
もうひとつの遺言/波津彬子
画像は画集からお借りしました
またしても遺産相続物です。但し陰謀が絡んでいて
ホラーというよりミステリーに近い雰囲気かもしれません。
そしてこの話に登場する幽霊は美男美女ではなく老人。
主人公のクリストファーは親代わりで育ててくれた
叔父が亡くなった為、アメリカからイギリスに帰国した。
駅のホームで何者かに突き落とされそうになりながらも
何者かの手により落ちずに済んだ。
そして屋敷に帰ってくると、身分違いで認められず
姿を消していた叔父の恋人の娘という女性がいる。
陰謀は既に始まっていた。
怪しい身内たち、怪奇な現象、何度も命を狙われる
クリストファー・・・と、実にスリリングに話は進んで
いくんだけど、その陰謀が明らかになった時は正直驚いた。
更に最後の最後にホラーな出来事が起こる。
たった1コマなのにいきなりああいうシーンが出てくると
驚くではないか(泣)。
それから気になった事・・
あの人の病弱な父親と小さな弟はあの後どうなったんだろう。
それにしても波津さんが扱った遺産相続モノってどの位
あるんだろうとふと気になった。
「牡丹灯篭
」ハロウィンコミックスに収録(絶版)
夢の残香/波津彬子
画像は画集の表紙をお借りしました。
私が好きなパターンの話です。
少しレトロな雰囲気と美しい幽霊。
実際今の所読んでみて思ったのは、波津さんの作品には
このパターンって多いんだけど、そういう幽玄な世界に
絵の雰囲気が合っているというのは凄いことだと思う。
またそういう世界観をずっと描き続けていられるのも。
この「夢の残香」は遺産相続のゴタゴタがメインなんだけど
この遺産相続っていう素材は漫画にしやすいんだろうな。
確かに短いページの中で、分かりやすい悪役を作り出すのに
とてもいい舞台だと思う。
無欲な主人公。今までは孤児院にいたり等で裕福ではない。
更に今まではこの家とは関わりがなく、親類が亡くなった事で
その屋敷に呼ばれて、てっきり自分が貰えるものだと
思っていた他の親類に嫌がらせされたり、ヘタすると殺されて
しまいそうになったりなど。お金って怖いですね。
・・・と割と良くある設定だけど、ここに中国の少女の幽霊が
登場する。
亡くなったおじいさんが大切にしていた香炉に住み着く
アジアの美女の幽霊。
波津さんの描く幽霊といえば、恐さよりも触れると消えて
しまいそうな微かな存在。恐怖感よりもなぜかそのまま
見てみたいような気になってしまう精霊的なものに
いつも思えて仕方ないのです。
この話に出てくる幽霊は恐がらせる事無く、幻想のように
現れそして何か言う事もなく消えていく。
主人公も恐れることなく、ボンヤリと彼女を見つめる。
結局この話では彼女の正体も何もわからず、ランプの精
ならぬ香炉の精というような存在なんだけど、ありきたりの
遺産相続ものが彼女の存在だけで新鮮味を感じて
しまったのはなぜなんだろう。
読後、とても不思議な気持ちがした1冊です。
「牡丹灯篭
」ハロウィンコミックスに収録(絶版)
伯爵!?いえ、ロバート・プラントですぜ。
まずはたっぷりと堪能して下さい。
ふっ
時々遊びに来て下さる「迷い人さん」は美男と花を
モチーフにイラストを描かれている方なのですが
リクエストに答えて下さいました!!!
もう見た瞬間気分は伯爵を敬愛するボーナム君と
ボロボロンテさん、望月さん、その他多数の皆さんように
パァァァァァっと花が咲くような気分になれました。
迷い人さま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!←感動度
ありがとうごぜえますぅぅぅぅぅ(あららジェイムズ君まで)
この迷い人さんのブログは上の伯爵・・じゃない、ロバート氏の
画像をクリックすると遊びに行けますので、他の美男たちも
是非堪能して下さい。
ちなみに胸毛はあえてカットしたそうです。
そういえば伯爵もお胸はつるんつるんだった・・!
またまたなぜか嬉しくなったもとでした。
じゃあこっそりと伯爵とも呼んでよいですか?迷い人さん。
ちなみにジミー・ペイジ・・・は美男・・ではないですね。
もしジミー・ペイジに花ならドクダミとか食虫植物とか
似合いそうなんて書いちゃったらファンの方に怒られる・・かな。
すんません。ジミー・ペイジといえばドケチ。
ドケチならお茶っ葉なんて買わない。
そこらへんに生えているドクダミで茶を作る・・から
発想しました。
お ま け
あとね、最近エロイカのフラッシュなどを大量に
見つけてしまいました。
どうやって見つけたかって・・単純に望月さんのサイト
の
リンク集から行っただけです。
フラッシュの他にも色々な面白い企画があって
ついつい見入ってしまいました。
ちなみに先日のエロイカ100もここで見つけた物です。
エロイカがお好きな方、見てみて下せえ。
CHARLES ANGELS
ここのリンク集はディープでヘビーな愛の世界が詰まってて
バナーだけでも見入ってしまったぜい。
近況
とりあえず本の選別は一気にやることは諦めました。
その代わり絶対にこれは手放せないというものから
少しづつ移動させているという感じ。
残ったものはどうするかは不明・・・
あとは大量の洋画ビデオ。
DVDと被っているものは思い切って処分しています。
といってもDVD自体そんなに沢山あるわけじゃないから
あとはどうしようかと途方にくれていたりもします。
先日電器屋さんでDVDとビデオが合体したものが
売られており、それはなんとビデオからDVDにダビング
可能だそうで、それがあればなんとかすっきり引っ越せる
のではと考えてはいたりする。ちなみにそれは2万ちょっと。
仮に業者に頼めば一体いくらになってしまうんだろう。
なにせ200本はある。
どうしてもダビングしたいものを抽出したとしても100本近く。
こりゃとんでもない金額になるだろうな。
そもそも市販のビデオはこういうのでダビング出来るもの
なんでしょうか?実際に試した事がある方っていますか?
コピーガードとかついているけど・・・??
あ、もちろんダビングしても配布なんぞしません。
どっちみちビデオデッキは現在壊れている。
だからデッキを買わないと持っていても見られない。
もう母は思い切って全部手放してしまえと言うんだけど・・辛い。
とりあえずそんなわけで夏物の服とか真冬モノの服、本など
とちらほらと運んでいるんだけど、小さな子がいるとなかなか
大変だなあ。それでも引っ越してきた頃のまだ歩けもしない内
よりはかなりマシだ。
腰痛で病院通いの上に抱っこ紐に氏をぶら下げて荷物抱えてたのだ。
とりあえず小さなモノとかは一緒に運ぼうとする。飽きたらポイだが。
うー。全部チラカシ氏がやってくれたらいいのに。
本も洗濯機も冷蔵庫もテレビもパソコンも。(無理)
ああもうめんどくせー・・。
あと気づくと今月の記事って初めて三桁いきそうじゃないか。
なぜかこういう事で喜ぶ単純な私であった。
ただしもうこれからはそこまで書ける事もきっとないでしょう。
書ける内に書いておこっと。社会復帰果たしたらまた夏のような
更新状況になっちまう可能性大だし、どうせ引っ越ししたら
また何日かネット使えなくなるしさ・・。
その時の禁断症状を最小限に抑えないとつらそーだ。
んなわけで今日の日中の記事はALL予約配信。
氏が寝ている間などにちまちまと書き溜めていたものを
どさっと配信します。
てなわけでこの記事などがアップされたときは、パソコンの
前に座っていない可能性アリです。
家事やってるかちまちま引っ越し作業やってるか。
まあ・・期間はまだあるから急ぐ必要もないんだけどさっ。
しかしそれ考えたら
さんってすごいねえ。
(氏のブログはここから
)
三桁なんて決して珍しくないという・・。
しかも雑文なし。書評のみというのは改めてすげえと思った。
↑こういうの見たらまた描きたくなっちまう。
だけど色の種類がっ。。
いつかきっとスキャナー買おう・・。
あと思い切りローカルなの
も開設してみた。
更新はあくまでここ優先なんでぼちぼちだけど・・
ぼちぼちだからもう編集に慣れてしまったアメブロで
いいやあと思っちゃって。
どうせローカル過ぎてそんなに人来ないだろうし
そう熱を入れるものでもないけど、主に激安店とか
そういう物を扱うジェイムズ君モードバリバリな内容に
なるでしょう。
ただメチャローカルなんだけどね。わはは。