元漫画少女の雑記帳 -37ページ目

笑う大天使(ミカエル)/川原泉

 


映画化もされ、川原泉の代表作とも言われている

この作品。


ずーっと存在は知っていたものの、なんとなく読んで

いなかったのですが、この度読んでみました。


感想・・・これはアクションだぜ!


超お嬢様学校に通う主人公たちは、裏の顔があった!

といっても別にショタでもサドでもない。

(それはグレッグ親父だ)

実にワイルドでおっさん風味な顔。

このおっさん風味な顔が「裏」ではなく「実」の顔。

しかし校風が校風なので普段はおすましを通している。


それがひょんなことでそれぞれ正体が分かり意気投合・・

したのはいいが、なにぶんワイルドなだけに

危ない事件に顔を突っ込んでしまって大暴れしたりする。

これが実に爽快。



実は読む前はタイトルに「大天使」なんてついているし

確かコミック版の表紙には天使が描かれていたしで

登場する黒い犬が悪魔の化身で・・・なんて天使・悪魔

物だと勝手に思っていたのでしたw


で、その黒い犬がもう・・・w

普通は光沢を出すためなどと黒い動物は手間が

かかるもんです。

「闇のパープル・アイ」の貢&暁生なんて大変だったと

思います。

だけど作者は語る。

「ダミアン(黒い犬)が一番描くのラクだった」

さもありなんw

馬をモデルにしたのか?へんてこな関節をもち

目を除いて黒一色に塗りつぶし、その目もただ

白い空間という、ひょろひょろした脱力系だけど

顔だけ怖い犬となりました。

こういう川原スタイルって結構好きだ。


映画版は観てないけど、きっとこの原作のドタバタさを

ふんだんに出しているんじゃないかなーと思いました。


ストーリーはそんな三人組がおっさん風味を漂わせつつ

友情を深め、更に名門校・聖ミカエル学園で起こった

謎の女子高生失踪事件に挑むという、ちょっと推理小説

入った楽しいものです。


天使や悪魔は出てきませんが、これは読むと爽快な

気分になれる本です。




文庫版 笑う大天使(ミカエル)(第1巻)  

      笑う大天使(ミカエル)(第2巻)   全2巻


 映画版DVD



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嫌韓流/山野車輪


遂に話題の書を読んでしまったという感じ。

感想は・・・疲れた。でも勉強になった。

そしてよくぞ出た!と思った。

なんかおかしいぞ?と思わされた位、マスコミの韓流への

持ち上げにずっと違和感を持っていたから。

コレ読んでそうなのかあ~と謎が解けた気もした。


韓国。

はっきり言って近い。

関西などに行くより全然近い。だけど遠い国。

文化も何もかも違うんだと驚愕した。


サッカーには興味がないので、ワールドカップの

不正行為なんて全然知らなかったけど、この本を

読んで初めて知った。

なんなんだ・・・。


文字についても、昔は漢字も使っていたけど現在は

ハングルオンリーで、昔の文献なども読めないとあった。

学生時代漢文・古文の授業の時にこんなん必要ないじゃん

と、思っていたけどそれは違うのかもしれない。

本書にも書いてあったけど、もし日本も漢字が廃止されたら

ブログも本も読む気さえならないだろうな。

なぜ漢字を廃止したのかもきちんと分かりやすく説明してた。


竹島。

知らなくて当たり前なんだそうだ。

だけどそれはおかしいと書いていた。

今になって報道を見て私もそう思う。

何故教科書に記載されていないんだろう?


この本を読んでいると韓国への謎と共に、わが国日本へも

謎が色々出来てしまった・・・。なんて不思議。



普段少女漫画を読んでいるせいか、馴染みにくい絵柄では

あるけど、これは読んでみるのもいい一冊かもしれませんね。


ただ、まーいいんだけど、内容として2ちゃんで使う言葉?が

ふんだんに出てくるのはどうなんだろねとは思った。


色々思ったことはあったけど、あえて割愛。

これは色々語られるより読んでみた方がいい一冊かもしれない。

漫画だけでなく活字もあるし、その漫画がお勉強漫画チックなので

読むのに普通の漫画以上に気力と時間が必要でもあります。



 現在2巻まで発行



関連?書籍


嫌日流

実践ハンドブック嫌韓流反日妄言撃退マニュアル

マンガ嫌韓流の真実!

マンガ嫌韓流公式ガイドブック


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雨柳堂夢咄/波津彬子

雨柳堂夢咄(其ノ1) 雨柳堂夢咄(其ノ3) 雨柳堂夢咄(11)


表紙の絵を見ているだけでも美しさにクラクラくるんですが

中身もとても素敵です。

一話完結式になっているのもとても嬉しいし読みやすい。


舞台は明治時代後期にあった雨柳堂という骨董屋さんメイン。

ここの店主のおじいさんの孫の蓮(れん)という少年の

周りに起こる不思議な話の作品集です。


蓮は第六感が優れたミステリアスな少年。

骨董屋に集まるモノノケの姿が見えてしまう。

だけどこっちは「百鬼夜行抄」の律のような

苦悶も、私生活への支障も特になく、クールに淡々と

時には彼らと付き合い、時には彼らを追い払ったり

昇天させたりする。

大袈裟なアクションなどもない。

波津氏の絵柄そのままに淡々としている。

そこがまた彼のミステリアスを強調しているし、彼の

正体が気になるところ。


「百鬼夜行抄」の方は第六感が血筋であるけど

こちらのおじいさんは普通の人に見えるし、となると

一体蓮の正体って何なんだろう?


そしてこの「雨柳堂~」の魅力は蓮だけじゃなく

色んな脇役もだと思う。


男装の美少女。(としておく。お気に入りだから)

天才陶芸作家でありながら自虐的な生活を送る男。

ときたま変な物が見える未来のお医者さん・・・

1話限りの登場人物たちも実に魅力があり目が離せない。


怖い題材を扱っても、小川のように淡々と話を進ませ

毎回綺麗にまとめる波津さんはやっぱスゴイと思わされる

作品であります。






 とにかく美しいイラスト集。

 大判コミック 現在11巻まで発行


 文庫版 現在6巻まで発行


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残酷な神が支配する/萩尾望都


割と最近の作品ですが、実はこの作品が私にとって

初・萩尾作品だったりします。


大好きな青池保子さん、山岸凉子さん、神坂智子さん

等もそうでしたが、萩尾望都さんも最初は絵が苦手

で、気になりつつも読めずにいたのでした。


そんな時たまたまこの本を見つけ、タイトルにとても

惹きつけられて買ってみて・・・ハマりました。


正直楽しんで読める作品ではありません。

だって児童虐待の話だもん・・・。

母親の再婚相手に虐待される少年の話。

こんな題材だから始終暗くて・・そしてリアルな長編。

読んだ後は憂鬱な気持ちになりますが、それでも

被虐待者であるジェルミという少年と、義兄である

イアンを応援し、完結後の物語をつい想像してしまう

という、ふかーーーい話なのです。



主人公は母親と2人暮らし。父親は亡くなっています。

この母親は少女のようなところがあり、いまいち頼りに

なる肝っ玉母ちゃんではありません。

もし肝っ玉母ちゃんなら母親は再婚しても物語は

案外明るい方向に流れて行き、こんなに長く続かなかった

かもしれません。


そう。鍵は母親の存在。


この少女のような母親が出会ったのは、妻を亡くした

中年男性・グレッグ。

最初は優しいおじさんだったグレッグには裏の顔が

ありました。

この裏の顔はジェルミだけに見せます。


再婚前にホモでサドというとんでもない性癖を

彼女の息子に押し付けるヘンタイジジイ。


しかし、少年が拒否すると上手い話を作って

母親を苦しめ、遂には自殺未遂にまで追い詰めます。


母親が大好きな少年はそんな母親を見て、自分が

犠牲になる事を選びます。

ヘンタイジジイの相手という犠牲。


やがて彼らは再婚し、アメリカを離れグレッグの家がある

イギリスに渡ります。

そこには義兄と義弟、前妻の姉がいました。

彼らがいる屋敷で夜間行われる性的虐待。

誰も・・母親でさえも気付かない。

そして主人公の心はズタズタに壊れていきます。



すごいでしょう・・・。これが始まり。

ここから心が壊れた少年と、義兄の話へと移ります。

義兄までも闇に引き込まれ、もがき続けます。

出口は全く見えない闇の中、まさに残酷な神に

支配されている兄弟たち。


本当の残酷な神とは・・・


この謎が解けてきた時、鳥肌が立ってしまいました。


とても暗くて怖い話なので、気分が凹んでいる時は

読むことはオススメ出来ません。

かといって元気な時でも読後はどんよりしてしまったん

だけどねっ(苦笑)


そしてこんな暗い話なのに、途中で放り出すわけには

いかなくなってしまう。

大人によって心を壊された子供の結末が気になって

仕方なくなる麻薬のような作品です。

 「残酷な神が支配する」イラスト集


残酷な神が支配する 文庫版 全10巻


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百鬼夜行抄/今市子


イヤハヤ、また更新途切れました。汗

ここ最近身の周りが少し忙しくなったのと、念願の大き目の

テレビとDVD&ビデオプレーヤーが届きまして、ついつい

今までガマンしとった映画鑑賞を息子とチラホラ楽しんでいる

というのが近況です。


かといって本の方もチラホラと読んでいますぜ。

いよいよ今月はチェーザレ 破壊の創造者(3) も出るという事で

結構ワクワクしております。ちなみに上記の本は23日発売ですが

どーせ福岡の店頭に並ぶのは25日頃でしょう。長いや。


それでそんなワクワク期間に見つけた面白かった本という事で

この「百鬼夜行抄」。


どうもドラマ化もされたようで(この話をどう実写にしたんだろ?)

古本屋さんに行ってもなかなかなかったり、あっても高かったり。

だから本屋さんで大きな本か文庫版を手に入れるのが

一番手っ取り早い本でもあったりします。

(ああ、相変わらず貧乏臭い紹介の仕方だわい)


ストーリーは池田さとみさん、波津彬子さんのように

「ちょっと怖くて不思議・・だけどいい話」です。

絵柄も実にスッキリしていて読者を限定しないような

気もする。ゴテゴテしてなくてあっさりした感じです。

そしてカラーはとっても綺麗!

(初期の絵は所々ささやななえさんの絵を思い出した)


作者の今市子さんはペット系の漫画雑誌で文鳥の

ショート漫画を過去読んでいましたが、この作品でも

ふんだんに文鳥(白文鳥も桜文鳥も)を登場させていて

本当にこの人は文鳥が好きなんだなあと思いました。

その分?文鳥の馬wである猫はあまり出て来ない。


さて、どんな話かというと、不思議な力を持つ祖父の

血筋なのかシックス・センス・・・第六感が発達した

少年が主人公。

波津彬子さんの雨柳堂の主人公にも共通するような

物静かでミステリアスな雰囲気の少年。


が、雨柳堂の蓮くんは設定年代が明治~大正という事も

あってか、特に学業等の描写がないんだけど、こちらの

主人公・律(りつ・男)は設定が現代という事もあり

彼が学校に行くシーンも少ないもののあったりするけど

不思議な力があるだけに、クラスメイトから不気味がられて

友達が全然居なくて、つるんでいるのは従姉が殆どだったり、

勉強しようにもモノノケがうじゃうじゃとまとわりついていて

勉強を邪魔したりして成績がかなり・・・・汗。


それでも大学を受験しようにも、モノノケ絡みの事件に巻き

込まれ、そのせいで試験そのものも受ける事すら出来なかっ

たりと、ソレ系の漫画の主人公にしては親しみ易かったりして。

だって不思議な力のある主人公が、悪いモノノケを退治して

なんて話だと、勉強出来て美形で非の打ち所がなかったり、

モテモテだったりなんてのが多い気もするけど、彼は

そうじゃないというのが笑える。

こんな不思議な力ってあったら便利そうだけど、ない方が

こりゃ幸せだなと読んでいて思ったし。


・・と、そんなある意味等身大の主人公が、同じく第六感の

ある従姉たちと、そして亡き父の体に入り込んでいる

龍の姿のモノノケや、文鳥の姿をしているモノノケたちと

不可思議な事件をひっそりと解決する姿は頼もしい。

 

波津彬子さんや池田さとみさん、山岸凉子さん等が

好きな方は是非読んでおくれというお話。

ただし、安価では手に入れにくいのが難点か。

(そういう私もやっと8巻まで手に入りました。はう。)

だけど1話完結式なので、ゆっくりゆっくり読み進んで

いけるというのも魅力の一つだと思います。




 ←ドラマCD。絵が美しい。


 ←文庫版 今の所8巻まで発行


 ←大判 今の所15巻まで発行



 

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