MONSTER/浦沢直樹
時々読み返したくなるのがこれ。
「あとは好きなように想像してね」なラストシーンは
賛否両論あるけど、そのスッキリしないところもこの作品らしい
といえば「らしい」と思う。
個人的には何もかもスッキリさせて読後もスッキリという
終わり方が好きなんだけど、MONSTERは「らしい」から納得
出来てしまう。
浦沢漫画ではやっぱりこれが一番好きなのかもしれない。
読み返す回数は一番これが多いから。
旧東ドイツとかスパイ(グリマーさんね)とかお金大好き♪な
小物(こっちはトルコのじゅうたんに執着していたヘッケルさんね)
とかって「エロイカより愛をこめて」とやや共通する世界
なんだけど、基本的に明るい雰囲気のエロイカとは逆に
こっちは暗い・・・と思う。
子供の洗脳施設というのも重要な鍵なんだけど、これ
怖い事に実在したらしい。
もちろん511キンダーハイムが実際にあったわけじゃない。
ヨハンという怪物が実在したわけでもない。
あくまで創造の産物ではあるけど、同じように子供を対象にした
洗脳施設があったというのはやっぱり怖いよ。
シリアル・キラーについてはちょっと興味があって、本を何冊も
読んだりしたけど(汗)、ヨハンみたいなのはそうそういない。
自分で手を汚すこともあるけど、大体は蟻の列をいじるように
人間を動かす・犯罪を犯させる・心酔させる・・・並みじゃない。
実在したらとんでもない事になってるよね。
ってか、そういう"モンスター"は頭もいいから、捕まってすべてが
暴露する事もないんだろうけど。
まあ・・・ハタチ過ぎた青年が女装したら双子の妹に激似とか、
ちょっと強引過ぎる設定というかボロ?はあるけど、やっぱり
面白い。
これ読んじゃうと以降の作品・・・「20世紀少年」「プルートゥ」
「ビリーバット」なとがかすんでしまうのです。
あくまでも好みの問題だけどねっ。
個人的に怖いのに夢中になったシリアルキラー関連本
「ニューヨーク・ニューヨーク」羅川真里茂
リアルなゲイの話として有名なんだけど、中盤のシリアル
キラーのエピソードも面白かった。文庫版で全2巻。
「子供たちは森に消えた」ロバート・カレン
ロシアのチカチーロというモンスターの実録本。
かなり詳しく書かれてる。
「FBI心理分析官」ロバート・K・レスラー
まず表紙怖いし。こっちは元FBI捜査官が書いた本。
多少自分マンセーな部分もあるけど面白かった。
「消された一家」豊田正義
うちの近くで起こっていたとんでもない事件。
詳細がピタリと報道されなくなったけど、本読んで納得。
ここまで酷いと報道出来んわ・・・。
逃げ出した女の子が時間がかかっても癒されていくのを
願うばかり。
グーグーだって猫である/大島弓子
大島弓子さんと猫・・・といえば、やっぱり「綿の国星」。
そして愛猫サバとのエッセイ漫画。
大島氏とサバとの日常はとても楽しかった。
また、サバの姿も「綿の国星」のように擬人化していて
大島さん~~~って感じだった。
で、そのサバも高齢で死んでしまってしばらくした頃、
ペットショップで大島さんと出会ったのが、アメリカン・
ショートヘアーのグーグー。
ペットロスは新しい子で治すというの、アリだと思う。
もちろん色んな考え方があるけど、それぞれの方法で
治せるならそれが一番だと思う。
そしてサバの後任として迎えられたグーグーと暮らしていた大島氏。
やがて大変な事にご本人の病気が発覚。
猫の事が心配でたまらない入院生活。良く分かるよう(涙)。
サバとの暮らしはマンション住まいだったけど、一軒家を買い
そこでグーグーとの新しい生活がスタートする。
でも・・・
そこは野良や放し飼い猫が多いのか、遊びにくる色んな猫。
んでもってどんどん赤ちゃん産んでしまう野良猫。
んでんでそいつらに庭でエサあげちゃう大島氏・・・。
結果、ほのぼのとしていたサバや初期のグーグーとの暮らし
から一変し、今じゃ立派な猫屋敷。。。10匹以上いるとあとがきに
書いてあった。
それにも関わらず、相変わらずどんどん子猫を生む野良ちゃん、
子猫を保護する大島さん・・・いったいどうしちまったんだーーーー。
「綿の国星」が連載していた頃は猫って放し飼いするのも普通だった。
実際、お年寄りなんかは猫を閉じ込めて飼ったり、避妊手術を
かわいそうとか野良ちゃんにエサをあげる事はいい事だと
言ってる人も割合として多いかも。うちの近所にもいるし。
で、大島さんも考えたらそんな年代なんだよね。
読んでいて、どんどん猫が増えていくのを知ると、純粋に
綿の国星やサバ・シリーズのように楽しめなくなった自分がいる。
そんなうちも猫3匹もいるし、犬もいるしカエルとかトカゲも
いたりするし、大島氏と変わらないのかもしれないけど・・。
(一時期は犬もいたけどあげちゃったらしい)
それでも猫10匹以上いて、庭にも野良猫がやってきてって
近所で問題になったりとかしないんだろうか・・・。
そういうのとか気になって純粋に楽しめず残念。
Books Ranking
2【予約】 NARUTO-ナルト- (48)
3【予約】 よつばと! (9)
4【予約】 リアル (9)
5【予約】 聖☆おにいさん (4)
6【予約】 名探偵コナン (66)
7【予約】 黒執事 (8)
8スキップ・ビート!(23)
9ブラック・ラグーン(9)
10【予約】 エンジェル・ハート (31)
Last Update:2010.01.28
アップデートは確かに今日だけど本当に集計してるのか・・。
ブルー・ワールド/星野之宣
読んでからまるで一本の映画を観たような気分になった。
ジュラシックパークと何かと比べられるらしい本作だけど、
個人的にはジュラシックパーク2と3よりはこっちが
遥かにワクワクしたですよ。
1は確かにかなり面白い作品ですもんね。もう何回見たかな。
ジュラシックパークとかパニック映画とか恐竜モノが好きな
方にはぜひ勧めたいのが「ブルーホール」と本作。
まず漫画として重要だと思うんだけど
絵が上手い事
この星野さんの絵はすごく緻密でリアルで素敵。
恐竜の絵なんてそこらへんの「きょうりゅうずかん」よりも
遥かにレベルが高いです。
モノクロの絵も素晴らしいし、カラーとなるとぜひとも
星野画で子供向けでもなんでもいいから恐竜図鑑を
作って欲しいものだと思う。
やっぱり作者もきっと恐竜大好きなんだろうな。何か愛を感じる。
そして
話が面白い事
これもクリア![]()
あきさせません。次から次に出てくる恐竜たち。
ひとりひとり・・・と増えていく犠牲者たち。
犠牲者・・・?人間・・・?
そう。これはある意味良くあるタイムスリップ物。
だけどそれがドクとデロリアン(BTTF)のように
タイムマシーンを発明した!という事ではなく
事実を元に作者が考え出した方法なのでそこはやっぱり
民俗学の漫画を多数書いている方だなと思う。
事実はこう解釈・発展させてしまえ~みたいな。
ちなみにその事実とはいつだったかアフリカの海で
打ち上げられていた巨大で奇妙な動物。
腐敗したクジラの死体だとか色々論議されてはいるけど、
未だに正体不明というのもワクワクする。
もしかしたらこの漫画みたいに時間の穴をくぐってきた
恐竜なのかもしれない。
で、その時間の穴をくぐって辿り着いた人間たちの
ストーリー。
決して甘い事は許されない。
いちかばちかの時に人間って本性が現れるっていうけど
この「ブルーホール」でもすさまじい。
男性読者向けに登場人物の女の人たちだけが
どんどん服が小さくなっていくのはちょっと笑えたけど、
スケールの大きさ、恐竜の迫力、人間の怖さ、
ラストまでのハラハラドキドキ感は群を抜いた作品です。
しかもやたら長くないのもいい。
文庫版だと全2巻です。
やたら長くないせいもあるのかな。
映画観たような気分になれるのは。
んで、これは一応「ブルーホール」の続編にも当たるので
こっちも読んでおくのもおすすめ。全1巻だし。
だけどブルー・ワールドだけ先に読んでみても特に支障なしです。
悪魔の花嫁-最終章-/あしべゆうほ
何やら漫画家さんと原作者さんとの間で何かあったらしい
・・・という噂付で暫くストップしていたかつての名作が
帰って参りました。
それにしても漫画家と原作者って色々難しい面もあるのかな。
有名なのが「キャンディキャンディ」裁判。
なんか色々大変だね。。
さてっ、そんな噂もあった「悪魔の花嫁」。
また続きが読めて嬉しい~!
絵柄はずいぶんと変わってはしまったけど、そういうのって
漫画はナマモノって気がして、逆に嬉しい気がすることが
多いです。まあ・・・その絵が変わってげんなりする例も
あるけど(ぼく地球とか)、それもナマモノならではって事で。
早速最終章第一話は・・・
なんか「伊賀野カバ丸」に出てくる才蔵じいちゃん・スーばあ
ちゃんみたいな「怖いモノ」が出てきます。
で、その怖いばあちゃんが小野小町なんだそうで。
小野小町が怖いばあちゃん化したっていうのは
星野宣之氏の宗像教授シリーズでも取り上げられていたので、
知ってはいましたが、繊細なあしべ絵で見るとその不気味さも
より一層。
だから余計言っちゃいかんか。スーばあちゃんだなんて。
始めはは中学生だった美奈子ももうすっかり大人になりました。
でも相変わらず。
イケメンが美奈子にモーションかけて(いつの言葉だよ)も
相変わらず得体の知れないものやデイモスが邪魔してきて、
それが懐かしくて嬉しい。
逆にもし美奈子に彼氏なんていたら、デイモス何やって
たんだよと思うんだけど、長いお休みの間もきちんと
美奈子と一緒にいたんでしょう。
お勤めご苦労さんっす。
そして十年くらい?おとなしく吊るされて待ってるヴィーナスも
偉いです。早く美奈子の体が来ないと今の体では
どんどん腐ってしまうらしいけど、最終章になっても特に変化は
ないので、ゼウスが気をきかして吊るした場所は冷蔵庫状態に
して、腐るのを遅らせてくれているのかも。
もし、これが気温20度とかだと、美奈子が成人するころには
すでに全部腐ってしまうね。
そうなると逆にデイモスはホッとしてしまうような?
とにかく悩んでいるもんね。恐怖の神様。
妹にするか、妹の生まれ変わりにするか・・・うーんうーんって。
その悩みは最終章でも相変わらずです。
んで、最終章の特徴ですが、今のところデイモスの影が
薄いです。本当に怖いのは女の怨念(本人談)を見てる~
って感じ。特に2巻は登場してもお客の少ない酒屋で
「まちぼうけ」なんてヴィーナスが怒り狂いそうな名前の
酒を飲んでます~みたいな。
それにしても・・・旧章・新章読んでいるけど、本当デイモスの
言うとおりだね。こえーよ。女の怨念。
Books Ranking
2【予約】 NARUTO-ナルト- (48)
3【予約】 よつばと! (9)
4【予約】 リアル (9)
5【予約】 聖☆おにいさん (4)
6【予約】 名探偵コナン (66)
7【予約】 黒執事 (8)
8スキップ・ビート!(23)
9ブラック・ラグーン(9)
10【予約】 エンジェル・ハート (31)
Last Update:2010.01.23
↑ほんっとにちゃんと集計されているのか
疑ってしまう楽天のランキング![]()
霧野疾風伝/亜月裕
ロマプリという雑誌で連載してたのは知ってました。
んで、その雑誌が休刊となったと聞いて愕然としました。
だけどちゃーんとコミックスになっていたと・・・
最近知った![]()
もちろん本屋さんで見つけて即買いさ。
霧野疾風・・・「伊賀野カバ丸」で一番好きなキャラクター。
子供の頃とオトナになっちまってからは、同じ漫画でも
好きなキャラクターは変わってしまったりすることもあるけど、
疾風に関しては昔も今も一番のお気に入り。
(オトナになってから好きになったのは才蔵じいちゃん)
そんな疾風の山を出て豪遊さんに拾われてから
カバ丸と再開する間の出来事を描いたのが「霧野疾風伝」。
まず、やっぱり幼いです~。疾風。
こんな面もあったのか!と本編では絶対見られない姿も
ここでは見られる。
んで、血のつながりは全然ないけど、やっぱりカバ丸の
お兄ちゃんだなあと思えるエピソードもチラホラチラホラ。
本編では悲しいダークヒーロー的な部分もありますか、
そのほんの数年前はこういう面もあったのか。。。
そうなるとこの「疾風伝」から本編の駅弁・・・いや駅伝
大会でカバ丸と再会するまでの間も気になったりして。
あとは一切明かされていない詳しいおいたちとかさっ。
疾風について一番昔の情報は、5才の時に山で母親が
滝で自殺してしまって、才蔵さんに連れられて伊賀野家に
行くところまで(カバ丸外伝「出逢い」)だし。
雑誌が休刊ということでどうなるのか分からないけど、
続きが是非読みたい!
あとこの外伝は本編ファン泣かせでもあります。
カバ丸との思い出を振り返るシーンもあるし
初めてスーばあちゃんと出会った時のカバ丸の反応を
思い出させるシーンとか、食べ物が無くなった時のコマとか。
もちろん作者も読者サービスとしてシンクロさせて
いるんだろうけど、そういうのも嬉しいんでいっっ。
それにしても・・・やっぱり疾風はカッコいいっ。
Books Ranking
2【予約】 NARUTO-ナルト- (48)
3【予約】 よつばと! (9)
4【予約】 リアル (9)
5【予約】 聖☆おにいさん (4)
6【予約】 名探偵コナン (66)
7【予約】 黒執事 (8)
8スキップ・ビート!(23)
9ブラック・ラグーン(9)
10【予約】 エンジェル・ハート (31)
Last Update:2010.01.18
なんだかもう・・・変わり映えしなさすぎ![]()