2022年8月
青森県青森市に行ってきました。
青森市は青森県の中央部にある市で、八甲田山を背に陸奥湾に面している県庁所在地です。
2006年に中核市に指定されていて、人口は約27万人です(2020年時点)。
市街地は青森平野の大部分を占めていて、
その中を野内川や堤川などが南から北へ貫流しています。
市街地の中心部は、陸奥湾に沿って東西に帯状に延びています。
鉄道はJR東北新幹線・奥羽本線、第三セクター青い森鉄道の終点で、
津軽線は青森駅から津軽半島北端の三厩(みんまや)に延び、
青函トンネルを経て北海道に連結しています。
2016年に新青森駅―新函館北斗駅間で開業した北海道新幹線も通っています。
西にある油川が古くからの港として知られていましたが、
1624(寛永元)年に津軽藩は遠浅の油川を廃して、
一寒村である善知鳥(うとう)に藩の外港を開いて名を「青森」としました。
以降、港町として発展していき、
1871(明治4)年には県庁が弘前から青森に移って県の政治や経済の中心となりました。
産業の中心は商業で、工業は地場産業の食料品や木材製品が大半です。
青森港はフェリーボートの発着以外に、
商港として木材・セメント・石油製品などを移入、金属・食品などを移出しています。
酸ヶ湯温泉や八甲田温泉などの温泉もあって、陸奥湾岸には浅虫温泉があります。
8月の「ねぶた祭」は東北三大祭りの1つで、国指定重要無形民俗文化財に登録されています。
青森駅
駅前ではカラフルなアートが出迎えてくれました。
「魚は大西」
市街地で面白い看板を見つけました笑
リボンがついたほたて貝が、かわいらしいですね笑
【青森県観光物産館アスパム】
青森県観光物産館アスパム
三角形△の建物です。
お土産を買ったり展示を見学したりできます。
ほたてソフトクリーム
見た目は普通のソフトクリームでしたが、
味は香ばしい感じがしてとても美味しかったです!
【エネルギー館あしたをおもう森】
エネルギー館あしたをおもう森
時間があったので寄ってみました。
どうやら子ども向けの施設で、
見たり触れたりしながら、
地球環境やエネルギー問題について学ぶことができる施設のようです。
【ねぶたラッセランド】
ねぶたラッセランド
こちらでは、出陣前のねぶたを見ることができました。
「出陣前」なので中々レアな感じがしますね!笑
勇ましいものからかわいらしいものまで様々ありました。
ねぶたの出陣が楽しみになりますね。
青森ウォーターフロント
柵の錨のデザインがかっこいいです。
八甲田丸や赤い絲モニュメントを見ることができました。
赤い絲モニュメントは、
青森市と函館市のツインシティー(双子都市)提携20周年を記念して制作したものです。
旧制中学時代を青森市で過ごした太宰治が小説『思ひ出』の中で、
弟の礼治と青森港桟橋から海峡を渡る連絡船を眺めながら、
運命の女性と結ばれる「赤い絲」について語り合った挿話をもとに、
両市の学生などの協力によって両港にそれぞれ設置されました。
ウォーターフロントとは、海陸一体となった沿岸域のことです。
日本は島国で海岸線は湾や入り江、島嶼(とうしょ)などが入り組んでいます。
その総延長は約3万3900㎞でアメリカの約5万6000㎞に次ぐ長さをもっていて、
イギリスの約8850㎞やフランスの約7820㎞の約4倍でその保全と開発が期待されています。
【ねぶたの家 ワ・ラッセ】
ねぶたの家 ワ・ラッセ
こちらは、青森市にある文化観光交流施設です。
名称は、最優秀作品である「ワ・ラッセ」
と
優秀作品である「ねぶたの家」を組み合わせています。
ねぶたの歴史を学べる「ねぶた歴史コーナー」や
ねぶたのパーツを展示する「ねぶたホール」などがあります。
足下を照らす明かり(?)がねぶたのように紙で作られていて素敵だと思いました。
ちなみに、椅子の「津軽弁」は解説がないと全く分かりませんでした…笑
【青森ねぶた】
青森ねぶた
青森ねぶたは、青森市で毎年8月に開催されるお祭りです。
七夕祭りの灯籠流しの変形と考えられていますが起源は分かっていません。
武者や民話の登場人物などをかたどった「ねぶた」とよばれる巨大な紙製の飾り物の中に、
火を灯して屋台に乗せて市内を引き回します。
囃子方の掛け声は、「ラッセラー」です。
東北を代表する夏祭りで、1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
日中は晴れていたのですが、夜になると雨が降ってきて写真はあまり撮れませんでした…笑
青森ねぶたは夜から始まるため、日中は市内を自由に観光できます。
今回、紹介したところ以外にも新鮮な海産物が並ぶ市場だったり
津軽じょんがら節の演奏があったりと見どころが多くありました。
また、2022年は3年ぶりの開催ということもあって盛り上がりを見せていました。
ただ、参加団体の減少など規模は縮小していたため、2023年は通常開催を期待したいです。
参考: