猫の引取りや保護の相談は、 何件、何匹あったのか? | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

こうして、

議員の先生方が、

現場の声をくみ取り、

問題提起てくださる事の

意義は大きく、

 

 

これまでも、

動物愛護基金条例をはじめ、

猫の多頭飼育対策など、

数々、実効力のある施策が

実現しました。

 

 

議会で、

こんなに動物愛護を取り上げてもらって、

こんなやり取りがあることを、

私たちボランティアや

市民が知らないのは、

とても、もったいない事なので、

時々このブログで紹介しています。

 

 

正しく知ることが

次の一歩へつながります。

 

 

ぜひ

ご一読ください。

 

 

 

 


 

 

令和2年9月
議会報 決算特別委員会

健康福祉分科会 
 

市民からの引取りや保護の相談は、
何件、何匹あったのか?
 

●光本議員
動物愛護推進強化事業費なんですけども、ちょっと数値を教えていただきたいんですけども、過去3年市民から引取りや保護の相談は何件、もしくは何匹というところまで把握してたら教えていただきたいんですけども、あったのか。
そのうち引き取らなかったのは何件、何匹あったのか。
もし分かるようであれば教えていただけますか。
 

●生活衛生課長
細かいデータが今手元にあるんですけど、ちょっとお時間いただいてもいいでしょうか。
すみません。
 
●光本議員
じゃ、後でそれはまた参考資料みたいな形でいただければと思います。
 
●生活衛生課長
持ってきてはいるんですけど、申し訳ございません。
 

引き取らなかった猫は、その後どうなっているのか?
多頭飼育崩壊は何件?
 
 
●光本議員
同じく動物愛護の件なんですけども、引き取らなかった猫というのもいると思うんですけども、その後どうなっているというふうに市としては思われてるというのか、把握されてるのかという。
 
多頭飼育崩壊につながっているケースが何件もあると聞いてはいるんですけども、先日のうちの会派の久保議員の一般質問でも、そこ把握してますよという答弁をされてたんですけども、具体的に何件あるというふうに把握されてるのか教えていただけますか。
 
多頭飼育は、7件。うち2件が崩壊。
 
 
生活衛生課長
多頭飼育の関係でございますけれども、データ的に令和元年度は7件と。
ただ、そのうちの実際に多頭飼育崩壊までいったケースについては、2件というような状況でございます。事前にケースワーカーさんや地域の方と連携を取らせていただきまして、そうならないように、飼い主の方のところに獣医さん、3名現在配置しておりますので、行かせていただいて指導させていただいて、多頭飼育の崩壊にならないようにさせていただいているところでございます。
 
それで、どうしてもやむなくそうなってしまった場合につきましては、地域のボランティアさんと協力して、動物愛護センターの獣医中心に、どうしても施設のスペース的に収容する数というのが、現在のところ定数でいきますと15匹となっているところなんですけれども、何ぼ頑張っても多段ケージとか入れても限界がございますので、できない部分につきましてはボランティアさんのほうに御協力をいただいているところでございます。
 

多頭飼育崩壊と生活保護の関連性は?
 
 
●光本議員
多頭飼育崩壊が起こってる、もしくはつながる可能性がある方というのは、やはり市の分析では生活保護世帯の方に多いとか低所得者に多いというような、そういう分析がされてるのかどうか。
されているのであれば、そこに具体的にどのように崩壊に至らないような動きというのが、具体的にどういうふうなことができてるのか教えていただけますか。
 
●生活衛生課長
福祉事務所のほうと連携を取らせていただきまして、福祉事務所だけではないですけれども、地域の方とも連携を取らせていただきまして、去年につきましては、福祉事務所との連携をした会議を一度持たせていただいて、その中で情報を共有させていただいているところでございます。
それと、先ほどの数字のほうが、出てまいりましたので、お伝えさせてもらって……
 
●光本議員
紙で。
 
●生活衛生課長
紙でいいですか。分かりました。
 
 

動物愛護基金の使い道は?
 
 
●真崎議員
関連なんですけど、同じページのちょっと上になるんですけど、動物愛護基金のことについて聞きたいんですけど、ふるさと納税で一番多いのが動物愛護基金というふうに言われてて、ちょっと驚いたんですけど、この動物愛護基金の使い方なんですけど、どういうふうな内容で使われてるんですか。
 
●生活衛生課長
動物愛護基金の実際の使い方、令和元年の使い方なんですけれども、野良猫のTNR活動という、実際に野良猫を捕まえて不妊・去勢手術をして、また地域に戻してあげるというような活動に主に使わせていただいているところでございます。
約440万円ぐらい、令和元年度のほうにつきましては使わせていただいたところでございます。
 
そのほかにも指導啓発の関係、団体譲渡動物管理支援費用助成というものがございまして、こちらのほうに51万5,000円、それから多頭飼育猫不妊手術費用助成に15万1,000円、それから譲渡会開催支援費用助成に6万円、動物愛護管理普及啓発費用に9万円というような形で、ホームページのほうにも、探すのがちょっと大変かもしれないですけれども、掲載させていただいているところでございます。
 
●真崎議員
今、光本分科員も言われてて、多頭飼育の崩壊につながっているというところで、基金を多頭飼育の有効な支援に少しだけ使われていると言われてたんですけど、もっと有効な使い方というのは考えておられないんでしょうか。
 
●生活衛生課長
多頭飼育という定義のほうもかなり難しいというんでしょうか、実際に飼い主の方のところに獣医師のほうが調査に行かせていただきまして、この方は本当に、飼う匹数のことですとか環境のことですとか、いろいろな状況を考えまして、それで今回の場合については多頭飼育というような形で個別具体的に調査をした中でさせていただいているところでございます。
 
ただ、貴重な御意見いただいておりますので、また動物愛護センターのほうと、獣医師と持って帰らせていただいて考えさせていただきたいと思います。

 

●宮城議員
関連といってもちょっと違うんですけども、動物なので。
市内で猿なんかは防災ネットでどこそこに出ましたとかと。西宮から来たりとかしてるんと違うかと。阪神間を股にかけているような猿もいるみたいなんだけど、ある朝早くに市内のコンビニのところで親子のアライグマがいたそうなんですよ。
気になるのは、アライグマは狂犬病を持ってるんと違うかというような話もあったりして、それの対策とかはどう考えてるのか。どうされているのか教えていただきたいんですけど。
 
●生活衛生課長
お猿さんとかアライグマ、イタチ関係なんですけれども、飼い主がいないものにつきましては、基本、農政課さんのところで担当させていただいているところもございまして、ただ狂犬病につきましては動物愛護センターのほうで御担当させていただいておりまして、昭和31年から国内の犬での発生事例は現在のところないような状況ではあるんですけれども、接種率が低下したりしますと、海外のほうで死亡者が年間5万人以上と、それから、万が一発症しますと、有効な治療方法がなく、死亡率が100%というような感染症でございますので、接種率が低下することがないように、狂犬病が拡散することがないように、飼い主につきまして予防接種のほうを徹底させていただいているところでございます。
 
 
 

●武原議員
今の関連なんですけども、武庫川で、今はちょっとどうか分からないですけど、二、三年前にホームレスの方が犬を飼っていらっしゃると。こういった方に対しての狂犬病の注射の呼びかけとかというのはできているんでしょうか。
 
●生活衛生課長
ホームレスの方の狂犬病につきましては、現在ちょっと、すみません、私自身情報を持っていないような状況でございますので、また現場確認させていただきたいと思っております。
 
●武原議員
僕もちょっと武庫川の河川敷を歩いていて怖いなと思うことがありますので、その辺の対策とか、これからちょっと考えていただいて、市民の方が安全になるような環境をつくっていただければと要望しておきます。お願いします。

 

●福島議員
同じく動物愛護行政についてなんですけれども、元年には多頭飼育崩壊の実態と、またボランティアの方々の献身的な活動を紹介させていただいて、センターの収容数の拡充であったり、またボランティアの皆様の負担軽減のためのワクチン代とか不妊手術代、あと譲渡会の会場費の支援とか、動物愛護センターの体制強化などを提案させていただきまして、この元年度に新たに予算に反映していただいたということなんですけれども、その取組の状況について教えていただきたいんですけれども。
 

●生活衛生課長
体制につきまして、現在、令和元年度につきましては獣医師さんがメインと、あと事務職1人やったんですけれども、事務職のところをベテランの課長補佐が今回所長として行かせていただいて、事務職のところに獣医師さんが行っていただいているというような状況で、獣医師が3人と、それから事務職の課長補佐が1人と、合計4人体制となっているところでございます。
それで、今年度、昨年度もそうなんですけれども、施設の改修につきましていろんなプランを建築課、内部のことですみません、協議をさせていただいているところでございます。
 

センターで、譲渡会は実施しないのか?
 
 
●福島議員
簡単過ぎて、もうちょっと詳しく聞きたかったんですけれども、また資料でいただきたいなというふうに思います。細かいことをお聞きしましたので。
あと、今先ほど、市長のほうも現場に行っていただきまして、現在改修に向けて計画が進んでいるということで、皆さん大変喜んでおられるんですけれども、この間も質問であったんですけれども、譲渡の希望者が見学しやすく、また親しみやすい施設に改修していただけるということですので、センターでの譲渡会の実施などについても前向きに検討いただいているかというふうに思うんですけど、今の現状というのをちょっと教えていただければと思います。
 
●生活衛生課長
今の現状につきまして、譲渡の猫のそれぞれ性格とか相性とかございますので、実際に譲渡したい、頂きたいという方から御連絡をいただいて、そのときに2階のお部屋で個別に面接していただいて、すごく丁寧に対応していただいているところでございまして、今まで4月からなんですけれども、50匹以上譲渡のほうをさせていただいているようなところでございまして、この9月から、ユーチューブというんでしょうか、媒体のほうを使いまして、ユーチューブでかわいらしい猫の様子とかもアップさせていただきまして、それを見てまた実際に動物愛護センターのほうにお電話いただいて、マッチングというんでしょうか、猫さんと一緒に暮らしていけるかどうかというような譲渡をしていただいているところでございます。
 
譲渡会というような大きなイベントになりますと、猫ちゃんが緊張してしまったりとか、ふだんの様子ではないようなところがありまして、なかなか大きなお部屋とかそういうふうなところは今のところちょっとまだ、その後、アフターフォローというんでしょうか、アフターフォローのほうも、マッチングしていただいて、トレーニング期間というのもありまして、一定トレーニング期間があって、それでこの子やったら一緒に暮らしていけるわとかいうようなことも丁寧に対応していただいているところでございます。
 
愛護基金のオフィシャルサポーターは?
 
 
●福島議員
しっかりと、緊張しないように、猫ちゃんにも、手懐けていただいてトレーニングしていただいて、そういうふうに思います。
 
あと、改修に向けて巨額な資金も活用しないといけないと思うので、国の補助であったりとか、また基金というのもどんどん皆さん寄附していただけるようにしていただくためにも、オフィシャルサポーターの制度について、今現在、動物愛護管理推進協議会で前向きに検討していただいているということなんですけれども、ちょっと進捗状況だけ。
 
●生活衛生課長
動物愛護管理推進協議会のほうでメンバー10人ぐらいいらっしゃるんですけれども、その中で施設改修のことで一定1階のお部屋のところを動物の明るい部屋というんでしょうか、今はどうしても殺風景な部屋になっていますので、床とか壁とかも明るい色にした、動物が人と面会しやすいようなお部屋に改修をするプランを建築課と協議をさせていただきまして、推進協議会の中でもうちょっと、予算とかまとまりましたら、またお諮りさせていただきたいと考えているところでございます。
 
●福島議員
すみません、全然答弁違うんですけど、今、オフィシャルサポーターのことを。
 
●保健部長
先ほどから御質問いただいておりますけれども、動物愛護センターについては、昨年度、獣医師を1名増員しまして体制を強化しました。予算につきましても、基金を活用いたしまして、その中で多頭飼育崩壊にも、去年から初めて不妊手術助成費用を設けるなど、充実を図ってまいりました。
 
今お尋ねの施設のこととオフィシャルサポーターの件ですけれども、今年度に入りまして、動物愛護管理推進協議会のほうでまず優先順位を決めて、まずは施設のほうを重点的に検討しましょうということで、これまで検討してまいりまして、来年度当初予算に計上するべく今準備を進めているところでございます。
 
オフィシャルサポーターにつきましては、先日の一般質問でも答弁をさせていただきましたが、この10月からの協議会の中で具体的なスキームを固めていく予定にしておりますので、固まり次第、御報告をさせていただきたいと思っております。