3月から鼻水が続いていたトラヲ君ですが、全然治らず、食欲も無くなってきました。

当初行っていた病院では風邪と診断され、今行っている病院(きなこの症状が判明した病院)でも先月は風邪と診断されていました。

 

↓日中、サンルームにいるトラヲ君

 

上の写真の頃は確かに風邪のようにも感じます。

ただ、2ヶ月以上経っても全く治らないのと、先週、鼻にポリープ状のものが出来ていたので再び病院へ行きました。

 

当初は鼻水が固まったものだと思っていましたがどうも違いました。

明らかに何かできています。

 

病院へ行くと「ただのポリープの可能性があるので取れたら取ってみます」との事で待合室で待っているとトラヲ君の鳴き声が・・・。

塊をピンセットのようなもので取ったようです・・・。

病理検査に出すとの事でしたが、その前に顕微鏡で見た感じ「腫瘍かも」との事でした。

 

そして、今日、病院へ行きました。

きなこも左目が痛そうで昨日から籠っているので連れて行きました。

 

まず、きなこはまた首が斜頸傾向になり始めているとの事。

耳の奥がまたかなり汚れているのでその影響かも知れないとの事で耳掃除をしてコンベニアを打ちました。

目に関しては角膜に傷がついているとの事で目薬を3種類処方されました。

 

次にトラヲ君なのですが、病理検査の結果、リンパ腫でした。

上記検査結果ですが、検査のプランがあるんですね・・・

今回はゴールドで申し込まれているようですが、プレミアのも気になります・・・。

 

さて、リンパ腫の診断ですが、私もそれは想定しており、逆にリンパ腫でないと余計にわけわからない状態だったので特に驚きはなく、

「今後はUW25ですかね?」

という感じでこちらから確認する事ができました。

 

なぜUW25を知っているかというと、2年前にクロちゃんがやはりリンパ腫で亡くなった時にUW25で治療していたのです・・・。

なので、どういう薬をどういうスケジュールで使うかはだいたいわかっています。

 

クロちゃんの場合は消化器系のリンパ腫でかなり大きくなっており、薬もあまり効かずにダメでした。

麻布大学病院まで行って検査したり投薬したりしましたが、それでもダメでした。

トラヲ君の場合は鼻腔なので寛解する可能性も十分にあります。

 
早速、今日、UW25の1回目であるL-アスパラギナーゼを注射しました。
UW25は通常1回目は複数の薬剤を入れるのですが、今行っている病院は最初だけは2日間に分けて投与するらしいです。
ですので、明日の朝一で連れて行って夕方仕事が終わったらお迎えになりました。
 
また、UW25は最初のうちは毎週、静脈から薬剤を投与していくのですが、今の病院は
「教科書通りではなく、猫の場合は10日程度の間隔が良い」
とおっしゃっていました。
経験豊富な先生だと思いますのでそのやり方で進めてもらおうと思います。
 
クロちゃんの話も書こうと思ってなかなか書けていないので書いて行こうと思います。
 
ひとまず、トラヲ君ときなこの現状報告でした。
 
 

前回のブログを書いた3日後、きなこは退院しました。

 

↓退院時のきなこ。入院させられた事に抗議しているようです・・・

 

数日間はちょっと変な歩き方でしたが、その後は普通になりました。

退院の時に耳の中をチェックしたらすごく汚れていたので掃除をして頂きましたがが、もしかすると中耳炎が原因で脳炎になった可能性もあるとの事でした。

退院後の最新でも耳掃除をし、薬も1週間飲み続けて再発していないのでとりあえずは大丈夫だろうという事になりました。

 

普通に食事を食べるし部屋の中もうろうろしていますし、体調が悪かった時は高い場所へは行かなくなっていたのが最近は棚の上で寝ています。

 

一時期はどうなる事かと心配しましたが、復活しました。

息子の空太郎にマウントを取るくらい元気になりましたw

 

あとの問題はトラヲ君の風邪です。

きなこが体調を崩すより前にトラヲ君が風邪を引いていますが、なかなか治りません。

 

きなこが再診の時にトラヲ君も連れて行って血液検査とレントゲン撮影を行いましたがやはり風邪だろうと。

鼻腔が詰まっているのでネブライザーと鼻水の吸引を行って抗生物質を処方されて飲ませています。

 

本にゃんはねこじゃらしを持ってきて催促してきますがちょっと心配です。

 

 

 

昨日、きなこが一段と具合が悪そうで苦しそうに鳴いていて、トイレで横になってしまったりしてました。

夕方、これまで行った事がない病院へ行きました。

 

というのは、先日、ギズモの火葬に行った時にその業者の方も市内に住んでいてギズモは遠くの病院に行っていた旨を話したりしていたのですが、

「市内のF動物病院とか行かないんですか?」

と聞かれ、話を聞いてみるとご自身の猫も市内の別の病院に行っていたのですが、いつも検査はするものの理由がわからずお金がかかるだけで困っていたそうですが、仕事柄色々な動物病院の情報が入ってきて

「F動物病院が機材も色々とそろえてあり、腕も良い」

と伺って、行ってみたら原因がわかって良くなったとの事でした。

 

つい、先週聞いたばかりの情報でしたが、うちから比較的近い事とこれまでの病院ではイマイチ原因がはっきりしないので4つ目の病院として行ってみる事にしました。

 

↓車の中のきなこ。起き上がりません・・・

 

電話で予約をして行きましたが、待合室で40分ほど待ってやっと診察室へ。

状態を見て先生(院長)は「これはかなり悪いね・・・」と。

これまでの経緯と血液検査の結果を渡したところ「一度、一通り調べてみます。お時間かかるので座ってお待ちください。」

と言われ、1時間ちょっと待ちました。

 

そして、診察室に入ると院長が「じゃぁ、専門家からお願いします。」と女性の先生が出てきて色々と説明してくれました。

運動機能を色々と調べたのと私がこれまで書いた経緯から「脳圧が上がっている」との事でした。

運動機能ひとつひとつについてその理由を教えてくれました。

 

●まっすぐ歩こうとするが右にくるくる回ってしまう

 →脳圧が上がっている可能性が高い

●ぐったりしているがしばらくすると、元気になったように見え起き上がるが動き回って脳圧が上がって意識朦朧となってまたぐったりする、

 しばらくぐったりしていると脳圧が下がってまた元気になるの繰り返し

●目は良く見えているが距離感がつかめない

 台に上る事はできるが直接ジャンプするのではなく、一度手が接触してから飛び乗る感じ

 →距離感がつかめなくなっている。視力はちゃんとある。

●後ろ足が開いてしまう、思うように動かない

 →小脳があやしい

 

父猫の茶太郎と似た症状です。

まだ発作は出ていないものの、いつ出てもおかしくないと。

 

また、食事を食べておらず電解質のバランスがかなり悪くなっていたため入院して補水し、電解質のバランスが良くなったら脳圧を下げる薬を静脈から入れるとの事で入院になりました。

 

そして、先ほど、面会に行ってきましたが、面会でも40分待ち…。

昨日から見ているとトリミングとかフィラリア検査とかのペットがほとんどで病気の診察と場所を分けた方がよいのではと思ってしまいました。

待合室で犬が甲高い声で何匹も吠えまくっていたりしてあまり居心地は良く無いのでせめて車で待機とかにしてくれれば良いのに・・・。

 

で、面会の結果(院長による説明)ですが、

●表情は昨日より良くなった

●カリウム値が低かったのが改善された

●昨日は下痢気味だったのが治っている

●まだ食事は自分から食べない

●脳圧を下げる薬を朝から入れている

●感染症の脳炎だった場合、ステロイドを使うと悪化する可能性があるので抗生物質を使っている

●ただ、状態が改善してもほとんどの猫は予後が悪い

●MRI撮影をすれば問題の箇所が特定できる可能性は高いが特定できても直せるかどうかは別の話

●MRIは全身麻酔するので脳髄液を取る事ができる

 →感染症かどうかわかる

●MRIは十数万円

 →別の病院で検査

 →CTではわからない

●自分で食べられるようにならないと退院は厳しいかも

 →食欲増進剤でどこまで食べるようになってくれるか

との事でもう少し入院になりました。

 

↓面会時のきなこ

 

そして、昨日、詳しく説明してくれた女性の先生は実はすごい人で日本でもそれほどいない動物の神経科の専門医で30年ほど前に日本で第一号として渡米して動物の神経学を学んできた人らしいです。

非常勤なので毎週木曜日と隔週月曜日しかいないらしいので、たまたま昨日行ったらきなこの症状にぴったりな日本でどれほどいないような先生がいて診てくれたという事です。

 

その点はすごく運が良いと思います・・・。

どおりで、ひとつひとつの動きを調べた結果で脳のどの部分が怪しいかという説明を全てしてくれたのだと今日になって気がつきました。

 

その神経科の先生の昨日の話では問題があると考えられる場所は脳のうち3か所に絞られるとの事でした。

小脳、脳幹、(あとひとつ忘れた・・・)との事ですが、その原因が腫瘍なのか感染症なのか、別の原因なのかは調べないとわからないと。

そのあと、院長は「レントゲン写真を見る限りでは腫瘍では無さそう」とおっしゃっていたので、感染症かも知れないと。

 

ようやく、4つ目の病院で原因がわかりました。

他の病院では検査用の機材が無かったからわからなかったのではなく、動物の神経症はほとんどの獣医がわからないらしいです。

現に昨日の神経科の先生は動きを観察しただけで特別な機材は使っていません。

 

先ほど最後に院長に言われたのは

「簡単な病気ではありません」

との事でした・・・

 

月曜日にその先生がまた来るそうなので、月曜日までは入院となりそうです。