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夜が明けたら/CastingAroundドラムヒロヤユウコの日々のお話です

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今日の春は何色に映るの。


あっという間に花開き、あっという間に花散らしていきました。
こんなスピードで過ぎていく春なんて初めてというくらいの速さなのは、わたしに理由があるのかもしれないけれど。


3月は真ん中2週間くらいずっと体調不良でした。
以前は全然風邪ひかなくてからだが丈夫なのが自慢だったのでかなたが生まれて以来なぜだかすごく弱くなってしまいました。

3月15日は結婚2周年でしたが、前日から38度の熱がでてあまりのきつさに仕事を休んでしまいました。
ふらふらのまま自宅で仕事を片付けて、なんとかちょっと豪華にごはんを準備しました。

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ほとんど食べられませんでしたが。
この暮らしはとても長く続いている気がしますがまだたった2年なんですね。
ずいぶんと平穏な場所で落ち着いているような気がしますが、まだまだこれからです。
先のことを考えるとき、やはりちょっと現実的になってしまうことを痛感せずにはいられませんが、そんな現実や日常こそがきらきらした夢のような日々になるようにわたし自身が思い描いていかねばなと思います。

3月17日、用事があって福岡から東京にきていた友達と遊びました。

池袋でランチして、初めてサンシャインの展望台にのぼりました。

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サンシャイン展望台にVRのアトラクションがあって、VRなるものを初めて体験したのですがすごかったです。
池袋の空をブランコでお散歩するというものだったのですが、ホントに空に昇って揺れているようでめちゃくちゃ怖かったです。
何度もこれはリアルではないと言い聞かせましたが感覚がリアルすぎてドキドキしました。
友達は全然感じなかったと言っていたので人によるのかもしれませんが、こういうのを体験すると考えさせられますね。
わたしがリアルだと思って感じてきたことは果たしてリアルだったのだろうかと。
偽物じゃ心が震えないと思って本当を探して生きてきたのに。
感覚は電気信号に過ぎないというのを見せつけられるようですが、これがリアルだと感じるのはこれを体験したことがあるからこそだと思いたいです。
ホントにすごい時代だなぁと感心するとともにちょっと怖さも感じます。

3月18日、アヒト師匠のライブを見に渋谷に行ってきました。
なんだかもうライブハウスは別世界で、こんなとこでこんなことしてたのが信じられないような気持ちになります。
楽しかったですが、ホントに不思議な感覚です。

3月20日、職場で転勤になるひとの壮行会があり、ひさびさに飲み会なるものに参加しました。
飲み会もなんだか別世界で最初はびくついてましたが、途中から昔のように大いに盛り上がり二次会にまで行って調子に乗ってしまいました。
すごくすごく楽しかったですが、帰りの満員電車ではぐったり、次の日もぐったり、もうお酒をたくさん飲んだりは無理です。

ライブも飲み会も行かなくなるとこんな風になるんだなぁと思いました。
その変化は許容できることです。
変わっていく自分を感じると心が痛くなることはしょっちゅうですが、これはいいんです。
全部は持ってはいけないからね。
たまに好きな音楽を楽しめにライブハウスにいけて、たまに好きな人たちと飲みにいけたら充分だね。

3月31日、お花見に行きました。
清瀬の柳瀬川というところです。

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川沿いの桜並木。
都心のお花見スポットはどこもすごい人ですが、ここはガラガラでのんびりお花見ができました。
東京にはめずらしく河原でバーベキューもできるようです。

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釣りをしてるひともいました。
ホントにのどかでいいところです。

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桜の思い出はちくりと痛いことばかりなんだけど、今年はとても穏やかで暖かな桜でそんな感情が揺さぶられて涙することはなかったです。
そんな変化は少し悲しいことだね。
少しずつ忘れていく、どんな痛みも。
少しずつ思い出せなくなって、いつか名前さえ忘れていくのかもしれないね。

そんな景色をいつも蘇らせるバーチャルができるなら作ってみたいと思うけれど、それならあの日生まれた音楽で充分じゃないかとも思います。
あの音に包まれれば何度もよみがえるんだ。
きっと少しずつ色も変わっていくし、感じていくことも変わっていくけれど、それこそが生きていくリアルだろう。


痛みのない世界で微睡んでいるうちに、窓の外ではあっという間に季節がめぐっていきました。
今日から新年度、東京の朝の通勤ラッシュはより一層激しくなり今日はますます心が折れそうです。
でもこんなことに心を殺されないように自分の目にはきれいな景色を映していきたいです。

何を受け取るかはきっと自分次第だね。