『マッサ MASSA パプリカでつくる美味しい調味料』発売になります♪ | M.K.S Blog

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料理家・栗山真由美 ライフワークは料理と旅

 長年のポルトガル好きにつき、ポルトガル関連のお仕事をさせていただけるのは喜びです。
料理家ですから、いつかはポルトガル料理の本を出したいなあ~と思っています。
この度、機会をいただきまして、ポルトガルの伝統調味料、Massa de Pimentao(マッサ・デ・ピメンタォン)の本を作らせていただきました。
これは赤パプリカを塩漬けにしてペースト状にしたもので、ポルトガルでは象徴的な調味料です。
昔は日本では入手できなかったので、手作りし始めたのが始まりでした。



素敵な表紙でしょう!?
洋書のようです。
この本は企画段階から思い入れが強かったのですが、現場でも同じく、試食する度に、写真チェックをするたびに感動がありました。
プリントしてもらった写真を見ては、ため息・・・私史上初ぐらいのオシャレな仕上がりに「死んでしまうかも」なんて言っては笑い合った現場です。

Massaは塩漬けの過程で旨味が増し、単純な塩味ではなく、複雑で奥行きのある味が出せます。
これだけで味が決まりやすく、とても使いやすい調味料です。
ポルトガル好きならご存知だと思いますが、そうでない方にも、また、料理や手作り調味料がお好きな皆さんにも、ぜひお試しいただきたいです。
この本では、和洋中、エスニックなど、いろんなジャンルに使えて応用範囲が広いこともお伝えしています。


Massaを使った代表的な料理、Carne de porco á Alentejana(カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ)、豚とあさりのアレンテージョ風炒めです。
もちろん、レシピ掲載してます♪
また、もうひとつのMassaは、私自身も発見の連続でした。
昨秋のポルトガルで偶然出会ったのも運命でした。

1枚1枚、とても素敵に、考えて撮って下さった、カメラマンの野口健志さん、
思う存分、その世界観を発揮してくれた、スタイリストの池水陽子さん、
全体のデザインを素敵に仕上げて下さったデザイナーの野沢享子さん、高田明日美さん、
ありがとうございました!!

紆余曲折あった企画段階から、根気よく適切にアドバイス下さった、編集の岡村理恵さん、ありがとう!

『ゆる粕レシピ』に続いて、貴重な機会を下さり、奔走下さっている池田書店の宇川静さん、感謝が止まりません。

みなさんと、同じ船にのれて、私は幸せです!
また、ご一緒させて下さい!!
いよいよ発売。よい船出となりますように。

丸ごと1冊、Massa de Pimentao を扱った本は、日本ではこれが初めてだと思います。
多くの方に見ていただけたらうれしいです。
どうぞ、ご覧下さい♪
よろしくお願いします。