カッサフォルテ犬猫コラム -79ページ目

フィラリアって?4

心臓に寄生したフィラリアの成虫が引き起こすのがフィラリア症です。
症状は
 疲れやすい
 咳が出る
 呼吸が荒い
 お腹に水がたまる
などの心臓病で見られるものです。
心臓の中にこんな虫がいるわけですから当然ですよね。
喀血と言って肺から血を吐くこともあります。
寄生している数や位置によっては大静脈症候群と呼ばれる急性の症状を示すこともあります。
血尿(血色素尿)や貧血、呼吸困難などが見られ、急死することもあります。
この場合には緊急でフィラリアを取り出す手術が必要ですが
とてもリスクが高いです。
また、必要な器具が入手しにくいため、この手術自体ができない病院も多いです。
このように、フィラリア症はかかってしまうととても怖い病気です。
治療法がないわけではありませんが、
リスクが高かったり時間がかかったりと簡単なものではありません。
だからこそ予防が大事なのです!!
 
続きます。

フィラリアって?3

前回の内容を図にしてみました。

 

フィラリアって?2

フィラリア症は犬糸状虫(フィラリア)という寄生虫が引き起こします。
フィラリアは蚊に刺されることによって体内に入り込みます。
体内に入ったフィラリアの幼虫は刺された部分の皮下から血管の中へと成長しながら移動し、
最終的には心臓や肺の血管の中に寄生します。
最初は顕微鏡でなければ見えないほどの小さなものですが、
最終的にはオスで体長15~20cm、
メスで20~30cmの素麺のような形の成虫になります。
体内に入った幼虫が成虫になるまで6~7か月かかります。
成虫になったフィラリアは交尾をしてミクロフィラリアと呼ばれる非常に小さい幼虫を産み出します。
このミクロフィラリアは血液の流れに乗って全身に移動します。
ミクロフィラリアがこのまま成虫になることはありません。
ワンちゃんが蚊に刺されたときに血液と一緒に蚊の体内に入り、
その中で少し大きな幼虫まで成長します。
そして、この蚊がワンちゃんを刺した時にワンちゃんの体内に入るのです。
 
続きます。