恋愛は資本主義?  | ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

(旧タイトル、NYと六本木ヒルズに住む経営者のひとりごと) 
ニューヨークと東京で会社を経営してます。 NYがベースで、年間10回以上、NYー東京間を往復しています。 アメリカ生活が30年以上になるので、日本にいると沢山の驚きがあります。そんな驚きを綴っています。

飛行機の世界は典型的な資本主義である。 
ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーとクラスが分かれていて、どれだけお金を払ったかによって、払った分なりのサービスや待遇が提供される。 去年の暮れ迄は、ニューヨーク・東京間は、殆どJ社のファーストを利用していた。 今年からは、景気の影響でビジネスに乗るようになった。 食べ物の質も、種類も、機内への席への案内の仕方も、ラウンジもファーストとビジネスは異なる。 JもA社も同じであるが、JFKでは前から2番目のドアが開く。ファーストカスタマーが降りる時は、CAに誘導されビジネス席を通り、ビジネス客より先に出るのであるが、ビジネス客は早く降りたくてもファースト客に道を譲らないといけないのである。 この瞬間、やはり、ファーストに乗り続けたいと思う。 ビジネスに乗った時は、修行と思って、次回はファーストの乗るぞとモーチベーションがあがる。 徹底して、資本主義なのである。ここまで徹底してると気持ちがいい。残念ながら、来週のフライトは、ビジネスだ。  

日本の他のシステムは、ほとんどが、社会主義方式である。 地下鉄やバスは社会主義である。平等に並ぶのである。 公共交通機関(publictransportation)の中でも、何を選ぶかは、その人のチョイスである。 僕はアメリカでも日本でも極力、バスや地下鉄は避けている。 ラッシュアワーには絶対に乗らない。電車の方が早い場合は、乗る。 乗ったら乗ったで、人を観察して楽しむことにしている。 電車に乗って、人の靴を見ただけで、上半身までが想像出来る。 靴が光ってる人は、上も光ってる。 足下に注意したい。  
 
資本主義の世界では、人々は、サービスや物に対してチョイスがある。 どのエアラインに乗るか、どのレストランに行って、何を食べるか、どの車に乗るか、どこのエステに行くか、どの化粧品を使うか等、法律の範囲内で定められた物、サービス全てにチョイスがある。

恋愛は資本主義?
人と人との出会いには偶然はないけど、人間関係にはチョイスがある。 出会いは瞬間で、その後の関係は、永遠に続くものである。 友達関係、恋人関係、肉体関係。愛人関係、不倫関係と沢山ある。 出会いは、手段で、出会うことだけを目的にしてしまう人もいる。 毎日合コンをしても関係は生まれない。それは、出会いを究極の目的にしてるから合コンが終わった時点で終わりである。そういう人に限って、「紹介して下さい。」という。 恋人というのは関係である。 恋人と出会うかどうかが目的なのでなく、恋人関係になるにはどうしたらいいかというのが本当の目的である。 恋人と出会うのは簡単だ。難しいのは、出会った恋人を関係にする方法である。 相手にもチョイスがある。ライバルは沢山いる。資本主義の原理なのかもしれない。出会いを関係にするためには、人に受け入れてもらえないと関係にはならない。 受け入れてもらえるにはどうしたらいいかを考え、研究しないといけない。 研究と行動を怠って、出会いがないと言ってる人が多い。 まずは自分を磨き、出会いを関係にすることから始めよう。
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