ポップ・ミュージックのトリコ -86ページ目

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

Playlist(Spotify)

 

1位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

2位 "LOVE TRIGGER" Snow Man

3位 "晩餐歌" tuki.

4位 "何色でもない花" 宇多田ヒカル

5位 "アイドル" YOASOBI

 

 

今週のピックアップ

"幾億光年" Omoinotake

"何歳の頃に戻りたいのか?" 櫻坂46

"タイムパラドックス" VAUNDY

"ショコラカタブラ" Ado

"ミックスナッツ" Official HIGE DANdism

 

久々に邦楽のチェック記事をやるということで、どこのランキングでやろうかとオリコン・チャートも検討しましたが、あちらもストリーミングとの複合チャートがあるのに期間絞ってのリリースにとどまってしまっていました。オリコンとビルボード・ジャパンなら日本での歴史的な重みはオリコンにあると思うので、できればオリコンの複合チャートでやりたいと思っていたのに残念。

いよいよ有料サービスのYou大樹も解約かな・・・。

合算ランキングを正規のランキングに組み込むか、ストリーミングを正規のチャートにすることにして、楽曲データもこれらのランキングから参照できるように変えてくれたら残すけど今年中に変わらなければ解約することにしよう。

 

その点、ビルボードの有料会員サービスは優秀。

安くない費用ながら十分その費用の元は取れてますね。円安の影響で最近は高くなっちゃってますが・・・。

オリコンは自分たちの歴史あるチャートという重みをもう少し自認して強みに変えた方がいいと思うんだけどなぁ。

オリコンはLPチャートからCDへのの移行の時もしくじってるんですよね。

 

なにはともあれビルボード・ジャパン・チェックです。

幾度かのチャート集計法の修正をおこない、現状のチューニングはとてもいい状態だと思います。

割とチャート発表の初期段階で修正ができていて、ここは世界の色々な国のチャートを集計している実力が発揮されていますよね。何ならストリーミング移行期は米国のチャートよりスムーズにチューニングに成功していますよね。

 

で、チャートからのピックアップ曲をこちらもSpotifyで聴けるようにしています。

曲目は色々悩みましたがはじめは新鮮さ重視でいこうかと。

 

 

Playlist(Spotify)

 

1位 "Lovin On Me" Jack Harlow
produce:Oz, Sean Momberger, Nik D

2位 "Texas Hold 'Em" Beyoncé
produce:Beyoncé, Killah B, Nathan Ferraro

3位 "Carnival" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign
produce:Ye, TheLabCook, Ojivolta, Digital Nas

4位 "Beautiful Things" Benson Boone
produce:Evan Blair

5位 "Lose Control" Teddy Swims
produce:Ammo, Julian Bunetta


ビヨンセとカニエの新曲がトップ5に初登場でランクイン。

ビヨンセはカントリーで勝負してきました。

ちょっと前にジャスティン・ティンバーレイクがやってましたが、これは吉と出るのかどうか。

とりあえずは2位スタートなので大コケすることはなさそうですが。

個人的にはカントリーも大好物なので嬉しい限り。

カニエの新曲は毎度のことですが金がかかってますね。ちょっとトラヴィス・スコットの最新作に似てるかな。

 

今週のピックアップ

 

"I Remember Everything" Zach Bryan feat. Kacey Musgraves

 

"Fuk Sumn" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign

 

"Back To Me" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign

 

"Do It" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign

 

"Stars" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign

 

"FE!N" Travis Scott feat. Playboi Carti

 

"Problematic" ¥$: Kanye West & Ty Dolla $ign

 

"Coal" Dylan Gossett

 

"Sunday Service" Latto

 

久々のチャート・チェックということで曲数多めに選曲しました。

Spotifyで取り上げた曲のプレイリストも作ったのでリンク張っときます。

カニエのアルバム、今回もいいですね。

”Do It"はまさか終盤で”Back That Ass Up”使い。

テンションあがりますねぇ。

 

 

 

 

監督 アリ・アスター

 

ジャンル ドラマ コメディ ミステリー スリラー

 

出演 ホアキン・フェニックス パティ・ルポーン エイミー・ライアン ネイサン・レイン ドゥニ・メノーシェ パーカー・ポージー マイケル・ガンドルフィーニ

 

鑑賞方法 映画館(大スクリーン)

 

A24製作のアリ・アスター監督作といえばもうそれだけで観るしかない。

しかしながら3時間のボリュームでコメディ色が強い、という噂。

 

そう、最近の映画にありがちなトイレ問題をおそれてしまいます。

そんな中果敢な挑戦者は映画館に相当数いました。思ったよりお客さんは入っている印象。

 

さて実際の映画が始まると冒頭から畳み掛けるような災難の連続に母親の訃報。中年男の冒険譚の始まりです。さて中年オッサンの勇者は無事母親の葬儀にたどり着けるのだろうか・・・というRPGのような筋立てなのに、この勇者オッサンはパンパンに詰め込まれたハプニングイベントに翻弄されて全然主体的に動けません。選択を迫られるようなシナリオ分岐イベントでも問題を先送りしがちでその結果余計に事態が悪化するバッドエンディングにまっしぐらの展開。

これは主人公がこれまですべての出来事を主体的に動かず、間違った分岐の選択をしてしまった人間が迎える末路について語るブラック・コメディ映画。

悲惨な境遇をそのままに受け止めて絶望し、改善を試みず、本当になすべきことに立ち向かわなかった男に物語は容赦なく鉄槌を下します。

 

この映画の評を観ると、よく監督がユダヤ人であることからユダヤ教の聖書の一節のヨブ記というある敬虔な信者にどんどん厄災がふりかかるエピソードのことになぞらえて語られています。確かに主人公にふりかかる災難の数々は教義に反することばかりで、モチーフにはなっているのでしょうけど、ヨブ記はそんな厄災は神が信仰をただためすために試しにおこなう実験で、そこに何の意味もない、という救いようのない話。人生の困難は神のいたずらのようなものでそれは逃げることもできないうえに、見返りが約束されるものでもない、という教え。

 

それに対してこの映画ではふりかかる災難に何の手立ても打たないがゆえに更に悪い結果になってしまうということについて自業自得であると断罪する内容。

 

ヨブ記の教えのままに災難をただ受け続けて耐えるのではなく、傍観者にならず賢明な選択を主体的におこなって積極的に運命に立ち向かわないのは人の道に背くことになる、ということを意図しているように感じました。

 

まあ、イスラエルで起こっていることとそれを米国では間違いなく一大勢力であるユダヤ系アメリカ人に気を使って傍観を決め込む米国政府を目の当たりにすると、この映画の意図する寓話は他人事ではありません。さらにこの映画に出資して製作に名を連ねるレン・ブラヴァトニックはウクライナ人。

 

そう、笑って終わりの映画ではないのです。

あなたはボーのことを笑っていられる存在ですか?

アリ・アスターらしい毒の効いた映画です。