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ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。



男の絶唱” 氷川きよし
若手演歌歌手がどんどん頭角を現してきて新時代がとうとう本格的に始動する中、その筆頭格の氷川きよしがヘビー級のド演歌で勝負。

これまでならどことなく歌に本人の成長が追いついていないように感じたことも何度かあったこの路線も、いよいよ歌世界と彼が見事に同期して、堂々たる歌いっぷりに酔いしれることができるところまで来ています。

一時は北島三郎や五木ひろしらに続く次世代が不在であることに危機感を募らせていたこの演歌界も層が厚くなって面白いことになってきました。

演歌が時代遅れと言われてもう数十年経過していますが、日本の風土にしっかり溶け込んだ豊かな文化として、消えゆくことのない土壌が形成されています。

アメリカではジャズやロック、R&B、ヒップホップなどが20世紀に生まれてのち、この21世紀にもそれぞれ根を張って文化に溶け込んでいますが、日本では演歌がその代表格として今世紀でも愛され続けています。
Despacito

1位 "Look What You Made Me Do" Taylor Swift
produce:J.M.Antonoff, T.Swift

2位 "Bodak Yellow (Money Moves) " Cardi B
produce:J White, Shaftizm

3位 "1-800-273-8255" Logic feat. Alessia Cara & Khalid
produce:Logic, 6ix

4位 "Despacito" Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber
produce:A.Torres, M.Rengifo

5位 "Too Good at Goodbyes" Sam Smith
produce:Jimmy Napes, S.Fitzmaurice, StarGate
世界が待っていた彼の新曲がいよいよ解禁。
風貌は幾分かシャープになったようですが、相変わらずの美声。
アカデミー賞で『ムーンライト』が作品賞を受賞したことが象徴的ですが、今年の米国エンタメ界はLGBTのテーマを扱う作品が多いわけですが、ここへきてサム・スミスが沈黙を破って登場したことにより、音楽界の2017年のトピックとしても、後世に残る大きな特徴として語られることになると思います。
この変化がずっと語られることが素晴らしいわけではなく、このテーマが取り上げられることが無くなるくらいあたり前の世の中になったほうがいいわけで、あえて私は「一過性のブームで終わらないでほしい」という表現はこのテーマに限っては避けておきます。


Taylorの"Look What You Made Me Do"が3週目の1位に。



今週のピックアップ

"I Get the Bag" Gucci Mane feat. Migos
グッチ・メインが何だか元気ですね。
どうしてもキャリアに一度区切りが付いてしまったために、どこか「過去の人」という印象があるのですが、ラップを聴くとやっぱりいいんですよね。
スヌープとかもそうなんですが、ホンモノはやっぱりキチンと残っていきます。

"Dusk Till Dawn" Zayn feat. Sia
もうワン・ダイレクションのなんていう書き方は必要がないゼインの新曲はシーアをフィーチュアして、歌世界もサビの部分は完全にあの彼女の世界。
それはともかくゼインの発表する作品に触れるごとに、何だかジャスティン・ティンバーレイクがかつて辿ったいったコースを思い出します。
セクシーさが体中から溢れ出していて危険です。

"Love So Soft" Kelly Clarkson
今第一線で活躍するアーティストから、「憧れていました」といわれるくらいもうベテランの域に達したケリー・クラークソン。
マネージメント側と音楽性で喧嘩するほどひたむきな姿勢も評価を受けているんでしょうね。
それにしてもやっぱり歌のパンチ力は20代のころの勢いのまんま。
本作はそれにちょっと嗄れ声が混ざっていて、今の「リアルさ」「剥き出し」といった時代の雰囲気に合っています。

"Found You" Kane Brown
23歳というカントリー界では超若い年齢の彼。
しかしながらその若さを感じさせない歌声で注目を集めています。
Facebookへの投稿で人気を集めてのキャリアスタートというのがまた面白いところ。
カントリーの世界までこういう現象がスタンダード化してきました。

"Pills and Automobiles" Chris Brown feat. Yo Gotti, A Boogie Wit da Hoodie & Kodak Black
ヒップホップととても良い相性でポップさとヒップさの間を上手く衝いてきた彼ですが、ここ最近のヒップホップの新しい潮流にはここまで絡みきれていませんでした。
しかし今R&B/HIP HOPが再興しつつある中、黙っている訳にはいきません。
歌って踊れるエンターテイナーである彼らしい、ダンサブルかつヒップなナンバーで仕掛けてきました。
2017年も最後の四半期に入って、いよいよ大物たちがゲームの駒を進めてきました。
毎週ワクワクしますね。
Despacito

1位 "Look What You Made Me Do" Taylor Swift
produce:J.M.Antonoff, T.Swift

2位 "Bodak Yellow (Money Moves) " Cardi B
produce:J White, Shaftizm

3位 "Despacito" Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber
produce:A.Torres, M.Rengifo

4位 " ...Ready For It? " Taylor Swift
produce:Max Martin, Shellback, A.Payami
元はといえばカントリー畑出身のテイラーも多くのEDMアーティスト同様ヒップホップ調のナンバーをドロップしてきました。
”時代遅れ”扱いされることがないよう、かなり大きく舵を切ってきています。
こういう路線を続けておいて、これまでの路線の良作を出せば、「これぞテイラー節」という評価となるはずで、切り札を残しておいたうえで、絶好のタイミングで切ってくる作戦は、ベタではあっても効果的な戦略です。

5位 "1-800-273-8255" Logic feat. Alessia Cara & Khalid
produce:Logic, 6ix
タイトルは米国の自殺予防相談の電話番号。
扱うテーマはLGBTに対する不寛容と孤独。
今年はLGBTのことを扱う曲が多いですね。
20年前といえば、ヒップホップの世界にはマチズモが横行し、LGBTは嘲笑の対象ですらありました。
それが20年経った現在は、この問題にきちんと向き合った曲がヒップホップのメインストリームで扱われるようになりました。
20年ぶりに最盛期のようなギラギラした魅力を取り戻しつつあるヒップホップですが、アーティストたちの意識は随分変化しました。




TaylorのLook What You Made Me Doが2週目の1位に。



今週のピックアップ

"What Lovers Do" Maroon 5 feat. SZA
マルーン5もSZAをゲストに迎えてR&B志向。
予想していたスピードを遥かに超えて世の中が90年代のようにR&B/HIP HOPモードに照準を合わせてきています。

"Transportin' " Kodak Black
90年代初頭のクラシック大ネタ、GETO BOYSの大ヒット曲"Mind Playin' Tricks On Me"に使われた70年代クラシック、Isaac Hayesの"Hung Up On My Baby"使い。
もともとアイザック・ヘイズは大好きなので嬉しいチョイス!
70⇒90⇒10年代と20年周期で再評価がくる典型です。

"Havana" Camila Cabello feat. Young Thug
元フィフス・ハーモニーのカミーラ、デスチャのビヨンセのように上手くいくのか?
新曲はヤング・サグをゲストに迎えているものの、ヒップホップ・ナンバーというよりは、ラテンな雰囲気の作品。
日本人はこういうラテン風の旋律に弱いので、この曲も個人的には思わずグッと来てしまいます。

"These Heaux" Bhad Bhabie
ちょっとホンキモードなネタ続きなので箸休め(笑い)
ネット上で "Cash Me Ousside How Bout Dah"で時の人になったのがきっかけでYouTuberとして活躍する彼女。本名はDanielle Bregoli。
日本でもそうですが、この手の有名人が大きな影響力を持ってきています。
あれ、何だかやっぱりマジメなコメントになってしまった・・・。

"Wish I Knew You" The Revivalists
ここ最近のお気に入り。何だか懐かしい感じが魅力的。

"Sky Walker" Miguel feat. Travis Scott
最後はミゲルの新曲。
チルアウトした作風がミゲルらしい魅力に彩られていて美味な仕上がりです。
PVが何だか変なのも彼らしい。