
1位 "Look What You Made Me Do" Taylor Swift
produce:J.M.Antonoff, T.Swift
fun.のリード・ギタリスト、ジャック・アントノフがプロデューサーにクレジットされていますが、トレードマークの深いエコーは鳴りを潜めています。ソングライターにはRight Said Fredのメンバーの名前が。そう、"I'm Too Sexy"が引用されているとのこと。ただこれ言われないと気付かないレベルにも感じるのですが・・・。
2位 "Despacito" Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber
produce:A.Torres, M.Rengifo
3位 "Bodak Yellow (Money Moves) " Cardi B
produce:J White, Shaftizm
4位 "Wild Thoughts" DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller
produce:DJ Khaled, Nasty Beat Makers
5位 "Attention" Charlie Puth
produce:C.Puth
Taylorが待望の新曲リリースで一気に1位にジャンプアップ。
今週のピックアップ
"Jocelyn Flores" XXXTENTACION
まさに新進気鋭のラッパー、XXXTENTACIONが自殺した元恋人について歌った曲。
2分という短い曲にこめた祈り。
彼のアルバムに収められた曲はどれも短い。
何だか五七五に情報量をそぎ落として、鑑賞する側の完成で味わわせる俳句のような作品群。
彼はインディー・ロックともパンクとも分類されるようですが、確かにこれまでの既成概念を崩しにかかる作品です。このアルバムは歌集というより詩集です。
"The Way Life Goes" Lil Uzi Vert
XXXTENTACIONと並んで今ヒップホップ界の話題を二分するラッパーがLil Uzi Vert。
フィルターがかかったような浮遊感のある音世界。今の流行のど真ん中です。
チルアウトした雰囲気が堪らないです。
"Revenge" XXXTENTACION
XXXTENTACIONのニュー・アルバムからもう一曲。
もはやヒップホップとは呼べないフォーキーな曲。
アウトキャストのアルバム『Speakerboxxx/The Love Below』の
アンドレ3000のほうの曲群のように、
もはやヒップホップの枠組みは超越。
"Tell Me You Love Me" Demi Lovato
私生活の話題のほうが大きくなりがちな彼女ですが、そんな向かい風をも成長の糧に変えて、自身の作品に叩きつけています。
この曲はアルバムの表題曲。
クリスティーナ・アギレラやケリー・クラークソンをフェイバリット・アーティストに挙げているだけあって、一曲入魂の歌いっぷり。
リアル志向の向きに変わった今のポップ・ミュージックにあっては、これはど真ん中の作品です。
"Bank Account" 21 Savage
最後は21 Savageで。
ヒップホップ界はしばらく看板役者が硬直していたものの、音楽ビジネスの世界にお金が戻ってきたら、お金そのものの源泉が変わってしまっていることもあって猛スピードで新しいスターたちが誕生しています。
R&Bにしてもそうですが、ポップ・ミュージック界の表層に近い部分がいよいよ変化してくるということは、新時代が本格的に始まろうとしているということですね。
テイラーが新曲で絶頂期である自身を「オールド・テイラー」と一括りにしてかなぐり捨てまでして、新しい時代のレースでも落ちぶれることなく勝ち残れるよう脱皮を図っていることも理解できます。
