名曲を掘り起こせ!!!拡大バージョン⑥1960年代 | ポップ・ミュージックのトリコ

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流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

一気に60年代に。個人的にはここ数年で一番掘り下げて聴いてきた年代だけに、思い入れたっぷりですが、80年代や70年代の選曲と同じく、私の持つ60年代のイメージが浮かび上がるようにしたいなあ、と思いながら選びました。

1961年
"Calcutta"Lawrence Welk
60年代はアメリカが強く若かった時代ですね。まさに青年期。そんな60年代の幕開けを象徴するかのような爽やかな一曲。
"Quarter to Three"Gary U.S. Bonds
名曲を掘り起こせ!の10曲にはいっていた曲です。最も私がこのコーナーで紹介したい曲です。この猥雑な喧噪。当時の流行から考えても少し古めの流行のナンバーであるにも関わらず、勢いで最後まで効かせきります。
1962年
"Peppermint Twist"Joe Dee & the Star Liters
60年代を語るのに避けては通れないツイストのブームですが、本家チャビー・チェッカーよりもこちらがお気に入りです。疾走感あふれるサウンドで一気に聴かせます。
"Johnny Angel"Shelley Fabares
このキュートなサウンド。まさしくアメリカン・ポップスのゴールデン・エイジならでは。
1963年
"Fingertips"Little Stevie Wonder
スティーヴィー・ワンダー12歳の作品。とんでもない子供です。ハーモニカも勿論彼の演奏。
1965年
"Eve of Destruction"Barry McGuire
ロックンロールの誕生をティーンのころに享受した世代も高校・大学へと歩みを進め、社会問題にも関心を持ち始めます。50年代より大学生中心に聴かれていたフォーク・ソングはプロテスト・ソングの意味合いを強め、ボブ・ディランの活躍などによって、ロックの世界にも影響を与え始めます。この曲はそういう時代背景にあって遂に全米1位になったプロテスト・ソング。冷戦の緊張下にあり核戦争の恐怖が現実に起こりえるものになっていた当時の世相を反映しています。
1966年
"Ballad of Green Berets"SSgt Barry Sadler
一方では当時のベトナム戦争の本格化に伴い、現役軍人による愛国心に満ちたこんな歌も流行しました。自国のために家族と離れて過酷な生活を送る軍人とその家族の心に響く歌で、やっぱり胸にジンときます。
"96 Tears"? & the Mysterians
反戦運動や大学自治を求める学生運動はやがてカジュアル化していき、フラワー・ムーブメント、ヒッピー・ムーブメントなどにつながっていきますが、この曲なんかはその時代の空気がよく出ています。サイケデリックに向けて音楽界が動き始めます。
"You Keep Me Hangin' On"Supremes
モータウン・サウンドにあって、かなりロックを意識した楽曲。心地よい疾走感。
1967年
"Kind of a Drag"Buckinghams
ビートルズなど、いわゆるマージー・ビートと言われる英国ロックに影響を受けたグループがたくさん米国から頭角を現しましたが、このバンドなんかは、ブラスの入ったサウンドが新鮮ですね。
"Ode to the Bilie Joe"Bobbie Gentry
ストリングスが入ったりして、カントリーもしっかり進化していることがわかるナンバー。シンプルなアレンジが彼女の声の魅力を引き立てます。
1968年
"Judy in Disguise (with Glasses) "John Fred & His Playboy Band
ブラスやストリングスも入り、何気に贅沢な造りの一曲。かなりお気に入りの部類です。完全に時代の渦に飲み込まれてはいるのですが・・・。
"People Got to be Free"Rascals
光GENJIの”パラダイス銀河”の元ネタであるという話はもう古いのですが、この曲の持つ独特の前向きなパワーはまさしくヒッピー・ムーブメントやフラワー・ムーブメントの雰囲気が出ていていいですね。
1969年
"Dizzy"Tommy Roe
面白いコード進行がクセになる一曲。一度聴いたら忘れないタイプの曲です。
"Na Na Hey Hey Kiss Him Good Bye"Steam
歌詞はほとんど意味ないのですがこの曲のカッコ良さと言ったらもう!
1970年
"Raindrops Keep Fallin' on My Head"B.J.Thomas
数あるバカラック・サウンドの中でも有名な一曲。ちょっとおしゃれな一曲。
"Venus"Shocking Blue
名曲を掘り起こせ!の10曲にはいっていた曲です。このヴォーカル、このギター、このキーボード。これもどこかおしゃれな匂いのする作品です。
"Everything is Beautiful"Ray Stevens
これも名曲を掘り起こせ!の10曲にはいっていた曲です。強く若き60年代のアメリカが終わり、ベトナム戦争の泥沼化と終戦、ニクソン・ショックによる金融危機と混迷が続く70年代へと突入するちょうど手前にこの曲が流行したことに深い因果を感じます。