見栄
一日空けての更新になってしまいました。
就職活動を始めてから、再認識したこと。
『自分はプライドが高い分、考え方が偏らないように気をつけなければいけない』
ということ。
プライドが高いということは決してそれ単独では悪いというものではないとは僕は思っています。
誰しも『あいつはすごい』とか、『かっこいい』とか思われたいという気持ちはあるはずです。
それをモチベーションにして頑張ることは決して幼稚なことでも、悪いことでもないと思います。
ただ、その欲求を前面に出し過ぎると、人間としての魅力が薄れてしまう、とも感じています。
『自己重量感』とでも言うのでしょうか。
“自分はすごい”ということを認めてもらいたいが故に、自分の功績をひけらかしたり、或いは他人を卑下したりすることまでに及んでしまうと、その人としての価値自体が大きく下がってしまうということです。
あとは、そのプライド(特に肩書に対するもの)は自己アピールにも何にもならないということを学びました。
『サークルの代表でした』『キャプテンでした』『委員長でした』『ゼミ代表でした』etc...
それ自体の肩書を誇っても、そんなもん意味がない、と思えるようになったのは、大きな成長だったように思います。
社会人の方にとってみればそんな肩書や功績など些細なことで、特に何も凄いことではないことは往々にしてあります。
例えば、何億円のディールを扱うバンカーの方相手に、自分はサークルの財務として年間1千万を動かしました!(すごいだろ!)といくら叫んだところで、「そうなんだ。で?」となるのは至極当然なことだと思います。
大事なのは、そこでの経験は何なのか、そこから何を学んだのかということ。
肩書自体は一切意味がないということです。
肩書を追い求めても、結局はその人の価値にはつながらない、ということに気付けたんですね。
慶應生だから内定が出るわけでもないし、更にどの企業に内定が出たからと言って(それは学生間ではすごいと言われたとしても)、社会で働く方にとってみればそれは一企業であって、必ずしもそれがすごいという認識があるとも限らないわけです。
学生時代の、学生の価値観の『すごい、かっこいい』に惑わされて就職先を決める
ということだけは、避けた方がいいのではないかと今は考えるに至っています。
今一時の「プライド」のために、今後の人生の方向性を見誤ってしまっては、もったいない話です。
もちろん、自分が本当に行きたい企業と学生の『すごい、かっこいい』の価値観が一致していて、さらにそこから内定をいただけるのだとすれば、言うことなし、最高ですが(^^)
あと1週間くらいでひとまずリクルートスーツを着る期間には区切りがつきそうですが、そこのところ惑わされることなく、確りと自分の進路を考えてみようと思います。
あとちょっと、がんばるんば。
サクラサク
こんばんは。
僕の周囲でも、金融以外の第一志望の内定を手にする友人がちらほら出てきました。
今日も友人が決めてくれました☆
さて、
僕の所属するゼミの同期のゼミ員は、皆で都内某所のCafeを拠点に就職活動をすることにしています。
都内のアクセスが非常に便利な場所で、かつネット環境も整っているので、就活生が拠点とするにはもってこいの場所なのです。
しかも、そこに行けばたいてい誰かがいます。
就職活動は孤独になりがちで、うまくいかないときは就活ブルーとも言われるえもしれない不安に襲われることもあります。
そんな時、あそこに行けば誰かいる、という環境は非常に貴重だと実感しています。
僕の場合、ゼミに入るまで一人で何でもできると思っていた人間でした。
しかし、半年間かけた共同論文の執筆を通して、一人じゃ何にもできないことを思い知りました。
話は脱線しますが、あなたはチームワークと個人の成績、どちらを重視しますか、と問われたとき、どう答えるでしょうか。
これまでの僕なら、個人の成績、と即答していたのだと思います。
しかし、今ならチームワークと即答します。
なぜか。
個人の成績を出したいのは、たいていの場合、
『認められたい、昇進・昇給したい』
という欲求からくるものだと思います。
新米のときは個人の成績を出してチームの中で飛び抜けた成績を出し、上司に認められればいいでしょう。
しかし、そうして認められ昇進し、チームのマネージャーになったとき、期待されるのは果たしてこれまでと同じく『個人の飛び抜けた能力』なのでしょうか。
僕は違うと思います。
いかにそのチームをまとめていくのか、そのチームのパフォーマンスを最大化するにはどうすればいいのかに時間を割くことが求められ、必要とされる結果も個人の結果ではなく、チームとしての結果を求められてくるのだと思います。
即ちこれは、チームワークを重んじることに他ならないのだと、僕は考えます。
チームワークという概念なしに、個人の力ばかりに目を向けても、その社会や企業・組織にとって有用な人材にはなれないのではないか、そう思うようになりました。
特に日系企業は『組織』を重んじ、組織として結果を出すことで信頼を得てきたわけです。
チームワークを心得ていることは、ひとつ日系企業に就職する上でのキーポイントになるのではないかとすら考えています。
逸れました。
しかし、これう考えるようになったのも、ゼミでの共同論文執筆の経験からでした。
そんな仲間と、就活は協力し合って、ある種のチームプレーで乗り越えよう、そう思ったんですね。
このCafeを拠点とすることは、全く僕の提案でも何でもないですが、非常にいい方法だなと思います。
就活は人と人との関わりなくして成り立ちません。
ならば普段の気のおける仲間たちとの時間も大切にして、コミュニケーションをとり、適度に息抜き・リラックスすることも非常に重要なのではないでしょうか。
今後もその拠点を大事にしていきたいものです。
とはいっても、どうも昨日今日あたりから授業が始まるらしいので(=ゼミも始まる!)その役割はCafeから学校にシフトしそうですが…笑
さてと、就活も終盤戦、自分も第一志望から内定いただけるように、がんばるんば!
売り手市場、買い手市場
今、買い手市場だといわれています。
確かに、内定の数は絶対的に減り、買い手の方が有利な市場であることは、客観的に見ても間違いないのだと思います。
企業側は『いい学生』ではなく『欲しい学生』を採っている、また採れているはずです。
内定をいただくということは、少なからずともその企業に『欲しい』と思ってもらえたという認識で多分正しいのだと思います。
その内定をいただくまでは、確実に “買い手市場” ですね…。
しかし、最後に企業を決めるのは、学生自身です。
企業が学生を選ぶように、学生も企業を選んでいい。
そう、この観点から見るならば、最終的には絶対に “売り手市場” のはずです。
企業は何とかして『欲しい』学生をとり逃さないように、囲い込みをしてきたりはすると思います。
でも、そこで掲げられる信頼、というのは、企業にとって都合のいい信頼でしかないということ。
確かに裏切ることに心苦しさを感じるかもしれませんが、自分の、人によっては40年勤める環境を決定する大一番なんです。
ここばかりは強気で自分の本当に行きたい企業に行くべきです。
企業に配慮する必要はないのです。
・・と尊敬するゼミのOBの方にお話しいただきました。
すっきりする一方で、さてこれからどう身を振っていくか、確りと考えなければいけません。
断るもしかり、待ってもらうようにお願いするもしかり、謝るもしかり。
でもやはり、自分としての決断をしっかりと持たなければいけませんね。
がんばるんば。