Stay hungry, Stay foolish!! -33ページ目
<< 前のページへ最新 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33

就活における倫理とは既得権

経団連の取り決め(倫理規定)により、就職活動生に内定を出すのは4月1日以降ということになっています。

もちろん経団連に加盟している企業だけなので、必ずしも内定が4月1日にならないと出ないという訳ではありませんが。

なかには3年の夏や秋で既に内定を手にする人がいるのも事実です。
現に僕の周りでも、昨年中に就職活動を終えた友人も数人います。

早く決まるも4月を待つのも、僕としては一長一短、どっちでもいいじゃないかと考えてるんですが…

多くの就活生は早く終わりたいみたいで、内定が早く出す企業のニーズは高いようです。確かに早く終わると楽だし遊べますもんね。

一方で、経団連が介入してることからも分かるように、今のところメディアは早くに内定を出すことは青田刈りと咎める傾向にあるようです。

さっきも言いましたが、僕はどっちでもいいんです。が、ただ青田刈りを負と捉えるのはどうかとは思います。

基本的に青田刈りをやる企業はその分様々なリスクを背負うわけです。

そのあたりはトレードオフです。

あと、僕の意見としては、『1~3年は未熟な学生、進路を決めてしまうべきではない』というのは間違い、或いは建前だけだと思います。

なぜなら、学生の質的には、残念ながら(?)大学2年も3年も大きく変わらないです。ましてや3年と4年など差はほとんどないんじゃないかと感じます。特に私立文系は。

中にはゼミ等、新しい刺激を受けて大きく変わることもあるとは思います。

ただ、それで価値観が変わったならば、学生側としてはその時再度企業にアプライすればいいんじゃないでしょうか。

さっきも言いましたが、『青田刈り』する企業はそのくらいのリスクは認めた上でやるはずです。

『ひとつの企業がやるとうちもやらなきゃいけなくなる、コストがかかる。ならば学生の不利益を建前にして規制しよう』

つまりはよくある既得権保護の規制と何ら変わらないんじゃないの?と僕は思っています。

SMBCが堂々とリクルーター制だと言える社会の方が自然なんじゃないでしょうか。

英語能力

あるには越したことはない、くらいに思っていた英語資格。

TOEICだとか、TOEFLだとか。

自分に甘えていた自分が恥ずかしくなります。


多方面で活躍される、友人のお父さんに、以前就職で希望の職に就くためには、TOEIC800は最低越えられるように努力しなさい、とアドバイスをいただいたことがありました。

その頃は先のことだと思っていたのですが、以外にも就職活動の時期は早くやってくるものです。


今来年以降に就職活動を控えている方へ伝えたいこと、それはTOEICであれば860を超えておくこと。TOEFLであればiBTで100は超えておくことを目標にするといいと思います。


外資系企業はもちろんのこと、日系企業でも、企業の核となる組織で活躍するコースにアプライしようとするならば、英語のスコアは必要条件となってきます。特に金融の世界はそれくらいの実力が求められます。


もちろん、スコアがとれたからと言って内定が出るわけではないので、必要十分条件とはいうことはできませんが、スタートラインに立つ権利は得られます。


日系の大多数の企業では、英語は本当に必要なら企業に入ってから鍛えればいいと謳ってはいます。


しかし、事実として、自分の友人を見回していても英語ができることは特別な能力ではなく、至って普通の能力です。もちろん、今は幸いなことに採用過程に於いてそれによる有利不利をつける会社は少ないのかもしれませんが。

少なくとも、海外でのキャリアを望むなら、ましてや社費でのMBA等の留学を望むのなら、英語はできるようにしておくのがベターだと思います。


僕たちの親の世代は、確かに英語を話せる人自体が少なかったのです。

そもそも、日本企業の国際化、マーケットの国際化が進んでいなかった時代。携帯はおろか、インターネットもなく、ESも全部郵送の時代です。


言い方は若干悪いかもしれませんが、そんな時代の方々の『英語は会社に入ってからでも社内競争では問題ない』だとか『英語は全然だったけど社内公募でMBA留学生になれた』という意見は古すぎるのではないかと思います。

今は企業に入ってから中国語を学ぶ人が多い時代なのです。


帰国子女や留学経験のある人間が五万といる中で、日本語しか喋れない純Japanese。

僕も含めて。


危機意識をもって英語を身に着けていかなければならないと感じます。

とりあえず就職活動を精いっぱいやって、就職先が決まったら、使える英語を身につけるために英語圏へ旅に出たいと思います。

上村選手の涙から感じたこと

今オリンピックやってますね。バンクーバー五輪。昨日の一番のニュースは上村愛子選手の4位入賞ではないかと思います。

『入賞』と捉えるか、『メダルを逃した』と捉えるかは人次第メディア次第だと思います。

ときにはメダル期待と騒がれた有望選手がそれを取れなかったとき、勝手な落胆と共に批判が沸き起こることもあります。

今回は関係ありませんが、サッカーなどはそれが顕著なスポーツのような気がします。

では、昨日の上村選手はどうだったか。
今回の4位に関しては、全体的に好意的に受け止められているような気がします。

なぜか。
それは彼女の努力をメディアが大きく報じていたからということもあるかもしれません。

しかし、それだけではないのではないでしょうか。
彼女のオーラが、それを見る人々の気持ちを引き付けたんだと思います。

彼女の結果を好意的に受け止めたくなるようなオーラを、僕は彼女のインタビューと4位に落ちた瞬間の力無い拍手と寂しい笑顔に感じたような気がします。

「悔いはないです。でもちょっとはあるけど」
という言葉は、彼女の涙とオーラとが相俟って、非常に心打たれました。

人の気持ちを動かすのは、何を話すか、行動もあるのだと思います。ですが、一番重要なのはオーラなんだと実感しました。

就活で第一印象が大切だと言われますが、それはおそらくその通りなんでしょう。印象とはその人が纏うオーラから感じるものに外ならないからです。

ではこのオーラ、好感を抱いてもらえるものにするためにはどうすればいいのか。

それはきっと口だけのハッタリではなく、今までの積み重ねてきたものを感じてもらうことが必要なんだと思います。

積み重ねてきたもの、蓄積。つまりは自信ということなのかもしれません。

全身全霊をかけてやってきた自信、もっといえばそれを基に臨んで出た結果への自分の感情は、必ず周囲から認められ、共感を得られるものなのではないでしょうか。

面接が立て込んでくる3、4月までには、自分のオーラを磨ききっていかなきゃなと気を引き締めさせてくれた、上村愛子選手の涙でした。
<< 前のページへ最新 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33