REEBOK FLOATRIDERUN FAST PRO | Sneaker is my soul

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当ブログでは830足を超えるマイコレクション紹介を主に、NBAやBリーグ等バスケについても書いていきます!
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マイコレ紹介589回目、クツは460足目です。

宇宙に対応する新技術を、走路で。

 

REEBOK FLOATRIDERUN FAST PRO

 

衝撃の超軽量シューズ、レビュー込みで紹介します。

『自動フィッティングシューズ』 NIKE ADAPT BB の紹介以来、久々のマイコレ紹介は、私としては珍しいランニングシューズ。

発売前からかなり話題になったモデルであり、しかも100足限定での販売であったことが入手を険しくさせました。

私は運よくそのうちを一足を確保し、喜び勇んで着用し始めてから、そろそろ一年が経とうとしています。

先日のこのモデルの新色が発売されたのですが、そういえば記事をアップしていなかったと気が付き、今さらですが紹介します。

今回掲載の写真は、入手時届いてすぐに撮影したのですが。

まず届いたシューズBOXの軽さに「え?ほんとにクツ入っているの?」と驚き、BOXを空けて片足を取り出したら「いや綿じゃん!?」と驚いたことが、今でも鮮明に思い出せます。

もう慣れましたが、始めはあまりに軽さに驚くばかりでした。

その軽さを実現したシューズの外観、各所を見ていきます。

 

アッパーはエンジニアードメッシュを使用。

それが極力縫い目を排した一体成型で形作られると共に、シューレースホールに向けて網の目状に強度を保つ加工が施されています。

サイドの中央には、REEBOKユーザーにはお馴染みの三つの辺からなるロゴ、【リーボックデルタ】。

スポーツをして健康的な生活をしていくことは、肉体、精神、周囲の人々という三つの要素にとってもいい影響をもたらす、という意味を持たされた図形とのことです。

厚さ4mmという薄いソールには、このモデルの売りであるクッショニング素材、【FLOATRIDE FOAM】を採用。

宇宙で使用するスペースブーツの為に開発された素材であり、それがゆえにこれまでにない軽量化が施されています。

実際使用したらどうだったかは後述します。

正面から。

ひと目見て、「華奢だなぁ」となるアングル(笑

薄くてパーツが少ないことは、見ただけでわかりますよね。

実際ボディについては、エンジニアードメッシュで成型されたアッパー、くるぶしやかかと周りにだけ合わされたライニング、そして極薄のシュータンという、三つのパーツのみで構成されています。

ちょっと語弊があるかもしれませんが、言うなればもはや靴下です、この感覚は。

後方から。

かかと周りはメッシュを二層に編み上げて強度を増しています。

が、特に硬く成型されている訳では無く、ランニングモデルらしく柔軟をもたせた作りです。

インソール、およびアウトソール。

インソールはこれまた極薄ですが、表面は中で足が滑りにくい仕上がりになっています。

アウトソールは……いえアウトソールというか、ミッドソールにそのまま路上にグリップさせるための小さなポッドを取り付けた、という構造です。

ただ小雨程度でしたら、路上に着地する際に滑りそうな不安感は全くなかったです。

 

それでは、他いくつかのアングルから。

とにかく無駄という無駄を省いた作り。

その辺りは、ジャンルは違えどNIKE KOBEシリーズを思い起こさせるものがあります。

長距離レースで世界で闘うような選手の為のプロアスリート仕様であり、史上最高レベルの軽量化を実現した本作。

実際計ってみると…

100グラムって……これが三足でやっとKOBE一足分になるんです、手に持っても重さを感じない訳ですよね。

 

さあ、では実際履いてみたらどうなのか。

この10か月ほど他のランニングシューズと併用して履いてきた、私の印象を記します。

が、私は

①メインで楽しんでいるのはバスケであり、ランニングはそもそも体力維持や脚力維持の目的である

②走る距離は8km程度で特別長距離ではなく、スピード重視で走る訳でも無い

という人なので、ガチランナーの方々の参考にはならないと思います、それはご了承ください。

 

では列記していくと。

・走っていると何も履いていないように感じるほど軽い

・反発力というのはあまり感じないが、衝撃吸収力は普通レベル

・華奢な外観だが、走ってみると頼りなさはない

・通気性は高く快適

 

総括すると、やはりガチなランナー向けであると実感しました。

とにかく軽いのですが、私のような目的で走るランナーでは、その恩恵を感じづらい。

長い距離をタイム走して、前足部着地を好むランナー。

そうしたランナーであれば、このモデルの本当の効果を実感できると思います。

中距離をほどほどの時間をかけて走る人、特にかかと着地を好む人には、このモデルは向かないだろうなと。

後足部のクッションに重点を置いてはいないので、かかと着地の走り方ではよほど脚力がある人でなければ、走破する時間は短縮できても逆に疲労感が増すように思えました。

 

私はかかと着地派。

ですので上記の通り、これを履いて戻ってくると、他のランニングシューズを履いた時よりも脚部の疲労感が強い。

しかしそれもトレーニングの一環と思っているので、結局履き続けています。

が、私のような用途でランニングシューズを探している方は、FLOATRIDERUN FAST PROの入手はどうぞ慎重に検討された方がよいと、個人的には思います。

それぐらい、針を振り切ったシューズですから…!

以上、フロートライドラン ファスト プロ の紹介でした。

 

上記のように書きはしましたが。

これを履くようになって、いつものランニングコースを走り終える時間は明らかに早くなりました。

そういう意味では、27000円という金額には充分見合っていましたね。

意外にも耐久性もそれなりにあり(←失礼)、まだまだ履けそうなこの一足。

今後も、初老な私の体力維持に貢献してくれそうです。

 

ということで、本日はこれで。

また次回に~!