書家 清水恵エッセイ『 ときどき書心 』 vol.20 | インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

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きのうの朝のニュースで「芸術ハラスメント」

の実際を知りました。

女優業のかたたちが、関係者の男性から性的

ハラスメントなどを受ける話はよく耳にして

いましたが、絵画や写真を手がけるアーティ

ストに対するハラスメントが横行していると

いうのにはびっくり。

卒業展覧会や個展の会場で男性が女性アーティ

ストに声を掛けてくるというかたちでハラ

スメントが発生しているのだそうです。

「あなたの作品、素敵ですね!」

おそらくは、それが第一声でしょうね。褒め

られれば作者は嬉しくなる。とりわけ作家に

とってそうした褒め言葉は極上の喜び。自信

にもなりますし、何か大きなデビューにつな

がるといった期待感も生じますから。

相手を気持ちよくさせておいてその気持ちに

つけ込むのは犯罪の基本手口なのでしょうけ

ど、そうした人間心理を利用することほど嫌

らしくてあくどいものはない気がします。

お若い書家の方々も気をつけましょう! 褒

められてもあまり調子に乗らないことです。

 

 

梅は咲いたか桜はまだかいな?