来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』のヒロ
イン紫式部役の吉高由里子さん。ドラマの役
作りのために書のお稽古に励んでいらっしゃ
るとネットニュースで拝見。
お習字と言わなかったところ、さすがです。
ご指導は書道学博士の根本 知さん。
吉高さんと言えば、ご存知のかたもあるかも
しれませんが、左利き。もちろんドラマでは
右で書かれるはずですから、ご苦労なさって
いらっしゃるとお察しします。
書ばかりは左利きじゃあまず上手く行かない。
だって、左手で書かれた古典書は存在しませ
んから。たとえば、楷書の始筆は45度の角
度で入りますが、左手ではかなり困難ですよ。
じゃあ、昔は左利きさんっていなかったの?
と言うと、おそらくかなり強制的に右利きに
矯正されたでしょうね。
今じゃあ矯正しないほうが脳の発達のために
いいと言いますけど、かく言う私も幼児期は
左利きでしたが、徹底的に直されましたよ。
まあそれでよかったわけで、長年、書を生業
とさせていただけているというわけです。
作品タイトル: 「 今年も甘くよく実ったね 」