書家 清水恵エッセイ 『 ときどき書心 』vol.9 | インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

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私ごとでお恥ずかしいのですけれど・・・。

今年も三島文芸賞という地元の文芸コンクー

ルの最高賞(なんと2度目です!)をいただ

きホッとしています。

私が在住しております静岡県三島市は、詩人、

大岡 (まこと)さんの故郷(ふるさと)ということもあり、文芸

活動がひじょうに盛んな土地であります。

大岡さんとは大学ですれ違ってしまった私。

といいますのも、大学4年時に大学院に進学

し中古文学を研究しようともくろんでいたと

ころ、私がついていた教授が他大学に移られ

ることになり。院にはめぼしい教授が大岡さ

んしかいないと友人に忠告され。

「詩人になってもなあ」

と、進学を断念したのでした。

その大岡さんの故郷でまた文芸に関わること

になろうとは、思いもよらなかったこと。

すでに他界された大岡さんですので、また再

びのすれ違い。(笑)

もし院に進学していましたら、私の書人生は

なかったはずですので、消去法の選択も悪く

ないなあ、などと思う今日このごろです。

 

 作品タイトル: 「 隣りは冬の小春日に... 」