ベルリンでの生活することが決まったのが、2022年の8月。

期間は、2023年春から2024年まで

1年以内の滞在予定。


その期間を借りられる物件を

2022年8月から、いくつかのドイツの不動産サイトを見て住む場所を検索していました。



ドイツでも、デュッセルドルフ、フランクフルトは日本企業の駐在家庭が多く、日本の賃貸会社のサイトもありますが…ベルリンはありません。


   
           バス通りは装飾の多い建物が多いです。 

物件は直ぐに見つかると思ってはいませんでした。

コミックエッセイ
「ダーリンは外国人 ベルリン編」に
部屋探しの苦労、大変さが書かれていて
少し意識し早目に探し始めました。
日本だと1ヶ月前でもタイミングで借りられたりすると思いますが、ベルリンは物件自体が無いそう。


探し始めて驚いたのは家賃。

私は日本の郊外に住んでいたため、

首都で、外国であるドイツは

家賃は、かなり高く感じました。



安くても2LDK   15万。

大体が30万前後。

50万円を超える物件も多いです。

日本が安すぎなのかな?と

物件の検索を重ねるうちに

物件価格や価値が

段々と混乱していました。



円安も追い打ちをかけます。


€が高く、手数料等込で考えると

2022年頃は1€約140円。


2年後

2024年は、1€約160円。


どんどん円安が進んでいます。



100ユーロで換算すると 

  円が160円で、1000€は 16万円 。

          140円で、1000€は 14万円です。


この円安が、生活全般に影響しますコインたち気づき





部屋が見つからず契約できない

物件探しすごく大変でしたキラキラ


我が家、もしかして住む部屋は、

見つからないかもと思いました。



9月下旬から、不動産会社サイト数社で

募集が出ていた部屋を

申し込んだものの、



不動産会社、大家さんからは

    

 全く返事がない。

                

 断られる。


全敗です。



50件以上は申し込みました真顔



日本からの申し込み、 外国人ということ、が大きな理由だと思いますが、



断られた理由で多いのが

「この部屋の利用推奨人数に

あなたの家族の人数は合いません」

でした。

決まり文句なのかもしれません。


返事がないのが40件くらいですね。



リクエストしても、返事がないというのは、 びっくりしました。

断るにしても、一応返事があるものかと…

(大家さんも問い合わせが多く一人一人に返事できないのかもしれませんが)

また申込んでも借りられない、

ということが 驚きました。



夫が申込関係は全て担当していました。

ほとんど返事がない。

断られる。

と、いう現実に、

普段温厚な夫も、

「なんでなんだ?何か悪いことをしてるわけでもないのに!!」などと

かなり混乱していました。



借り主より、家主の(借り主を選ぶ)選択権が強い感じです。



申し込みファームには、 その物件に住みたい理由と記入もあったため 

サイトで見た良いところや、

自分たちの事情などを細かく説明し、

手紙のような文章を入力し送っています。

これを書くのが時間もかかり大変です。


とにかく、返事もなく物件探しは難航。





2件の物件にしぼる


夫が、渡独前の2022年10月に

ベルリンに出張する機会がありました。


その期間に

申し込みをしたけれども、

断られた物件1件(シューネベルク 治安環境がよさそう。家賃は2500€)

部屋を借りられる可能性の高い公営住宅 1件

(クロイツベルク 賑やかな街 

                                 家賃1100€)

の、2件を実際に見に行きました。



見に行くと言っても 内覧は無し。

外側から部屋を確認したり、

周辺の街の様子、

小学校の近さ、物件の 共用部は

どうなってるかを確認した程度です。



2件の候補をみて


シューネベルクは、

(家賃2500€  約40万 

               1€が手数料等込で160円として

落ち着いて木々も多く、徒歩圏内に公園がたくさん。

表札の名前は、ほぼドイツ人。

ゴミ捨て場も清潔。

スーパーも多く、小学校の校区もよさそう。

バスも地下鉄も動物園駅も近く、

ここはいい!!と思えたそう。       

家具付、光熱費・ネット代込。

          

                     クラシックカーを良く見かけます




もう1件のクロイツベルクは、

公営住宅 (1100€ 約18万)

周辺はとても賑やか。

エレベーター無しの4階。

スーパー、小学校は近くにある。

街の建物に落書き多く、ゴミも多い。

物件からゴミ捨て場が、鍵の違う隣の棟まで行かなくてはならない。


洗濯機が室内になく、

共用の洗濯機が地下にある。


60世帯ほどの物件で洗濯機が10機。

1回1€。

夫確認時、洗濯機に洗濯物が入ったままの状態や、ほぼ全機がフル稼働していた。

住民の表札をみるとドイツ人がいない。

若い外国の学生や周辺国からの住民が多い様子。

             

         



私は、
洗濯機を1年近く共用で使うことが
少し大変そう…と感じました。

子どもが体調不良時に嘔吐物など様々
汚れものが出ますし、その時に直ぐに洗濯機を使えない。

洗濯機まで部屋から外出しなければならず、洗濯機の部屋まで5分程かかり、
洗濯物が終わってから取りに行く手間。
  その間に子どもだけ部屋に残す不安。
衣類を誰かに触られるかもしらない。
など、
心配でした。


またエレベーターなしの4階。
洗濯の度に地下まで5階の昇り降り昇天
自信ない……でも筋力つくのでいいかも。

公営  なのは少し安心感がありました。


この2つの物件でしぼっていましたが
シューネベルクの物件は
1度断られていて、
借りられない様子だったので、
クロイツベルクの物件で、洗濯は慣れればなんとかなるかも?
と思うようにしてはいました。
(地下に洗濯機があり利用されていたブログを読み、参考にしていました)
でも、やはり本音としては家賃は高くても、
なるべくシューネベルク(洗濯機ある)
がいいと願っていました。
治安がよさそうなのも大きいです。


最終的に住む場所が見つかれば万々歳!
というほどに選択肢がありませんでした。


物件が決まるまで

シューネベルクの物件は
申し込みを3回しました。

1回目 断られました(10月)。
しかし、その後もサイトで募集中だったのです。

そのため、2回目を申込み(11月)
→断られる。

その後も、募集中。 
募集してるのに、なぜ私達に貸してくれないのか?
借り手がいないのは、大家さんも困っているはず。
熱意を決めればなんとかなるかも、と
3回目の申し込み(12月)。


この時に、
11月に物件を外から見たこと、
街の周辺の環境も良く、
子どもにも最適な場所である、
ぜひとも私達に住まわせてください。
とても気に入っています。
などをリクエスト文章にも記入しました。


この3回目の申込みの間も、他の物件を申し込みしていますが全敗。



そして、三度目の正直。
1月にやっと、シューネベルクの家主さんから
契約してもいいかも。
ただし、家主が要求する各種書類や証明書を用意できるなら。
という、御返事をいただきました無気力



提出要求に書類がこちら↓
・夫婦のパスポートコピー、
・会社からの英文の年収証明書。
(家主が条件としている年収より、我が家の年収が家主希望より低いため、さらに一度断られる。)
・会社からの出張手当の額を証明した英文の書類書。
→これを出し、必ず家賃を払える。ことを証明。




パスポートなど個人情報なので、
会ったこともない不動産会社に
メールで送るのが、不安でした。


家主さんにとっては
日本の知らない会社から
収入の証明されても
本当に支払えるのか、中々信じられないのも分かるような気もしますが、
夫はかなり怒っていましたね…
なんで信用してくれないんだ!と。
 TOYOTAなど世界で知られている会社ならいいのでしょう…





駐在家庭などは前任の方から
物件を引き継いだりするそうですが
本当にほんとうに物件見つかりませんでした。

運が良かったのだと思います。



1月中旬。やっと契約完了。
本当に渡独までギリギリのタイミング。
しかし本当に借りられているのか不安も。
詐欺にあってないか……と。


2月には、4月分の家賃を支払いました。


実際に4月にドイツに行く前も
本当に住めるのかな…
物件のトラブルにあっていたら
と不安もありました。


夫が4月に無事に鍵を受け取った時には
本当に借りられたんだ…
詐欺に合わなくて良かった。
…と安心しました。
(契約内容など、様々なトラブルが多い様です)


住んでみてから。
物件は高額なのに、
ここ壊れてる!あれっ?
この感じで賃貸出して大丈夫なレベル?
など色々と思うところはあります真顔昇天


住民の方も穏やかで、優しく。
安全に眠れる場所があるだけ良かった、
と思っています。



物件探しの情報源

我が家はドイツ語で賃貸サイトを検索しました。
そうするとドイツ人向けのサイトが出ます。

ベルリン  賃貸   日本人 などと
ネットで検索すると
物件の見つけ方、
様々な物件トラブル、など出ますので
参考になさってください。

日本人コミュニティ、掲示版などもあるようです。


☆我が家の物件探しに関しては、
   今回のブログの記事の情報のみです。
   よろしくお願いします。


物件は高額

サイトでみた物件は夫の職場から1時間以内で選んだため、どこも高額でした。

2件とも、家賃補助のない我が家には
かなり高い家賃です。


我が家の事情として。
夫の長期出張に家族が帯同しています。
長期の出張のため、手当は出張手当のみ(夫のホテル代)
出張手当が1日8000円。
1ヶ月24万。


シューネベルクの物件は40万円ですから
16万持ち出し…。
日本の賃貸も借りたままでいるので
月25万ほどの家賃負担になります。

25万✕12ヶ月
住宅費    年300万。
私の退職金と、貯めていたコロナ給付金で
賄っています昇天
出張手当があるだけありがたいです花束





生活費については、
いつか書こうと思います。

商社などの駐在家庭とは違い、
各種の手当がない普通のサラリーマン。

海外生活、金銭的に本当に大変です昇天




      物件は家賃月50万以上が多かったです。
     1年暮らすと敷金礼金などで600万以上ですね。
      日本の首都の物件は世界的には安いのですね。
     諸外国との賃金差を思い知らされます。