岸田が首相に就任し、衆院選になだれ込むことが決まりましたね。

そこで重要になるのは、こういうことです。

衆院選で野党四党(立憲・共産・社民・れいわ)が勝てば、消費税が5%になります。好景気になります。

逆に自民・公明が勝てば、残念ながら消費税は更に上げられるだけでなく、日本経済はズタボロになり、アジアの片隅の衰退国となることは確実です。


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我が国を地獄に突き落とす最悪の自公政権であっても支持者が有権者の20%もいることは驚きですが、その原因はひとえに教育の失敗と大本営マスコミのプロパガンダのおかげでしょう。
教育はGHQの洗脳工作そのままに国民から主権者意識を奪うため作用し、それを補強するために大本営マスコミはグローバリズム・新自由主義・自己責任論を推奨し国民を何十年も洗脳し続けました。

我が国で長らく「政治と宗教の話はタブー」だと習慣づけられてきたのはそのためです。
実質的な封建主義制度がしかれ、為政者やグローバル資本家の侵略行為が隠蔽され、権威に逆らえないロボットが量産され続けられる構造を築いてきたのが我が国の戦後の歴史です。
よくあるディストピア映画のマイルド版みたいな状態ですね。


https://waratomo222.com/post-10460/

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その最悪のディストピア政権をあらたに率いることになった岸田ですが、口先では反新自由主義や積極財政を掲げていて、それを受けてネットではまだ騙されている人たちも散見されます。
残念ながら、安倍の時に何も学ばなかった人たちですね。

岸田は、国会質疑を行わず、所信表明と代表質問だけをチョロっとこなして衆院選になだれ込むといいます。
これは、国会で野党に追及されるのが嫌なので、自分のプロモーションのための所信表明で万人ウケの良いことだけを言って、大本営メディアを介して印象付けし、ボロが出ないうちに逃げ切ろうという戦略となります。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/473.html

一方で、竹中平蔵やデービッド・アトキンソン、三浦瑠璃、金丸恭文など新自由主義者の巣窟である「成長戦略会議」を廃止し、「『新しい日本型資本主義』構想会議(仮称)」とやらを設置するとのことで、外見上の体裁も整えようともしています。

しかしながら、これは多くの経済学クラスタが当たり前のように理解していることですが、プライマリーバランスの黒字化目標を堅持しながら、新自由主義からの脱却を行うことは絶対にできませんので、どんなに外っツラだけを整えようが、騙しのテクニックそのものであることは明らかとなりす。

例えば、格差是正や雇用、公共サービスの充実化などに年間100兆円かかる現実があったとしても、PB目標の範囲内でしかお金を使えないとなると、毎年の補正財源は必然的に10兆円ほどになります。
最近、岸田は30兆円規模を出すなどと言っていますが、アベノミクスの最初の年と同じで、ただの「見せ金」でしかないと断言できます。

岸田が「所得倍増」と言っているのと同じように、安倍もかつて「所得を150万円増やす」とホラを吹いていたことを覚えていますでしょうか?

言ってみれば、所持金が1万円しかないのに、「今日は絶対に1000万円当ててやる!」と競馬場の前で息巻いてるアホといった様相です。

PB目標の堅持と新自由主義の脱却は、絶対に両立できません。

ゆえにアメリカのパペットの安倍のパペットの岸田が口先だけであることは火を見るよりも明らかなのです。

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新自由主義とは何でしょうか?少しおさらいしましょう。

新自由主義者とは、例えて言うなら皆さんの会社の嫌な社長や上司って感じです(笑)

新自由主義は以下の三点セットを伴い実行されます。

緊縮財政 = お金をケチりたいので利益にならない不採算分野を整理し、生産性の低い従業員をリストラ、人件費や設備投資を削減する。
規制緩和 = お金がないので不採算事業などを外資企業などに売り飛ばし、私有化(民営化=Privatization)させ、供給サイドのカイカクを進める。
グローバル化 = お金がないので国内投資をケチり、需要を求め外国に打って出る。または外国の企業に市場参入してもらったり低賃金外国人労働者を呼び込む。

 

上記のようなことを営利目的の民間企業がやるのは、無慈悲であっても金儲けのためなので咎められるべきものだとは言い切れません。(もちろん「合成の誤謬」にハマりきった守銭奴ネオリベ社長にはできるだけ社会から退場してもらいたいですけど)

しかし、これを行政がやるとなると話が逆転します。

まず新自由主義という愚論はすべて「お金がない」という勘違いが起点となりますが、実際は行政、特に中央政府にはほぼ無尽蔵の財源があります。
それにもかかわらず不採算分野を整理してしまっては信用創造量(通貨発行量)が減って不況になってしまいますし、社会に必要な公共サービスがなくなってしまいます。
そもそも道路や水道、郵便、教育、介護、育児、社会福祉などは儲かる事業ではないので、赤字になるのは当たり前です。だからこそ通貨を創造できる公共が運営する必要があります。

政府の赤字は民間にとっての黒字ですので、政府が赤字を出すほど民間に活力と需要が生まれ経済が好循環します。

主犯の自民党が、上記のようなネオリベ政策を30年以上も続けたことで、我が国を世界でもっとも経済成長しないクソみたいな衰退国にしてしまいました。

財源がない(と信じ込む)から、ドケチ緊縮財政を行い、規制緩和で公共財を売り飛ばし、グローバル化で外国人を呼び込もうとする。

これが新自由主義の正体です。

ですから、PB黒字化目標などの緊縮財政と新自由主義は完全なるセットなのです。

よって岸田が脱ネオリベし、所得を倍増させ、格差を是正することは絶対にできません。
 

 

 

自民・公明の棄民政策・新自由主義政策によって25年間も成長しない異常な衰退国家になってしまいました。


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さて、一昨日、私の推し議員である高井たかし議員が、国会で計76回、26時間を費やした質疑のなかの財務省との闘争部分のまとめをアップしてくれていました。
(*計76回、26時間という驚異的な質問時間は、全衆議院議員で最長です!)

 

▼ 「積極財政」に関する財務省との議論(13回の国会質疑録)
高井たかし 2021年10月4日
https://takaitakashi.com/archives/42022


これは、すごく有意義で歴史的にも重要な資料です。

特に、5月21日と6月9日の厚生労働委員会の質疑内容は私の意見・陳情が採用されていて、私なんぞの話を聞いてくれた高井議員には感謝だし、高井議員の力量もあり、だいぶ財務省を追い詰めれたんではないかと感じます。

この時の高井議員の質問の様子は、私もブログでこと細かに語っていますので、興味ある方はぜひ参照ください。

▼ 高井議員の質問に対する財務副大臣に反論します。【念仏ラジコン・伊藤渉財務副大臣】
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12676115088.html


財務省は毎回「財政への信認が揺らげば金利が上がり、安定的な財政運営ができなくなるでんでん」等と念仏を唱えますが、これが財務省の最後の論理的砦となります。
本国会では、この最後の砦を高井議員が論破する様子を見ることができたという感じです。

国債金利は”政策変数”であり、マーケットの動向などで決定されるものではありません。
国債金利がどのように政府と中央銀行により統制されているか、またはプライマリマーケットやインターバンク市場における国債売買のメカニズムについてはここでは割愛しますが、実際に、今年4月に国債金利が高騰しそうになった時には日米の中銀はしっかりとコントロールしていました。(上記拙アメブロ参照)

またその事実を理解した形で、イエレン米財務長官やノーベル経済学賞受賞者のクルーグマン、IMF専務理事のゲオルギエヴァ、ECB総裁のラガルド、イタリアのドラギ首相らがこぞって積極財政発言をし、実際に各国で実行しています。

とくに高井議員は質疑で、イエレン財務長官の「負の履歴効果(ヒステリシス効果)」を例に引きながら、金利が少々上がろうが下がろうがあまり気にしていないという世界標準も財務省につきつけていて、痛快な次第でした。

米国の場合は日本と違ってイールドカーブコントロール(中銀による長短金利操作)を設定せず、FRBの各銀行当座預金に付利させた金利を調整するにとどめています。日本よりもグリップが弱いと言えるため、YCCのある日本が金利高騰を恐れる理由など余計にないことを物語っています。

 

【関連・参考】
▼ イエレン財務長官「労働生産性上げたいんなら、需要を増やさなあかんで!」とスガ政権を真っ向から否定
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12655638358.html

 


この優秀な高井議員ですが、一昨日気になることを言っていました。

 


なんと出馬する党と選挙区を、翌日発表するとの情報でした。


そして、一夜あけた昨日明らかになったのですが……、高井議員、まさかのれいわ新選組入りとなりました!!!

▼ 【LIVE】滋賀県 れいわ新選組 次期衆院選 公認予定者発表会見(2021年10月5日)

 

これは本当に心強いし嬉しい!!
ガチの積極財政・反緊縮派の現役議員が、れいわ新選組に合流したのです。
名実ともに仲間になったという感覚です。

いやあ、心底応援したいと思える政治家が二人もいる私は幸せ者です。

出馬会見も気合が入っていて感動しますので、ぜひ皆さんにもご覧いただきたいですね。

そんなわけで、岸田政権を歴代最短政権にすべく、衆院選は野党共闘で頑張りましょう!!

 

 



本日はここまで。

長文をご覧いただきありがとうございました。


cargo
 

 

追記:

 

期待を裏切らない大ホラ吹きであったことが確認された岸田。