こんにちは、講師の橋本です。
中学受験を終えた皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、これから高校受験という大きな舞台に挑む皆さん、いよいよ本番ですね。
今日は、「摩擦力」についての話をします。
皆さんは、重い荷物が入った段ボールを床で押したことがありますか。最初はどれだけ力を入れてもビクともしませんが、一度ズズッと動き出すと、あとは意外とスムーズに押せたりしますよね。実はこれ、単なる気のせいではありません。
物理の世界には「静止摩擦力」と「動摩擦力」という2つの力があります。注目すべきは、物体が止まっている時の摩擦力の方が、動いている時よりもずっと大きいという点です。
私たちの目には平らに見える床や箱の底も、ミクロの視点で見ればデコボコしています。止まっている間は、そのデコボコ同士が深く噛み合っている状態です。これを引き剥がして動かし始めるには、膨大なエネルギーが必要になります。しかし、一度動き出してしまえば、デコボコの上を滑るように進むため、抵抗は一気に小さくなります。
つまり「止まっているものを動かす瞬間」こそが、物理学的に見ても最もパワーを必要とするプロセスなのです。
これは、勉強においても全く同じことが言えます。一番エネルギーを使うのは、問題を解いている最中ではなく「勉強を始める瞬間」です
「今日はやる気でないな」と思うのは、あなたが怠けているからではありません。あなたの心が、今まさに「最大静止摩擦力」という壁に立ち向かおうとしている証拠なのです。
一度ペンを走らせてしまえば、そこからは「動摩擦力」の世界です。解き始めてしまえばどんどん進めるようになるはずです。
中学受験を終えた人は、今、大きな達成感とともに足を止めているかもしれません。しかし、完全に止まってしまうと、次に動き出す時にまた多大なエネルギーが必要になります。1日10分でもいいので少しでも勉強をする習慣を大切にしてみてください。
そして、これから本番を迎える高校受験生の皆さん。今、もしペンが重く感じているのなら、それはあなたが「一番高い壁」を突破しようとしている最中だからです。動き出した後のあなたは、今の自分が想像するよりもずっとスムーズに進んでいけるはずです。
2月は、季節が冬から春へと動き出す準備を始める月です。皆さんの踏み出すその重くて大切な一歩を、心から応援しています。
あと、下のリンクの科学実験室は私が担当します。一緒に今回のテーマである「浮力」について実験を通して楽しく学びましょう!!
===理科が楽しくなる、科学実験室===
お申し込みはWebから
学習塾キャリアパスでは、無料体験のお申し込みをお待ちしております。
清澄白河の個別指導塾「キャリアパス」| 江東区
https://www.careerpath.tokyo/

