こんにちは、塾長の川口です。

 

英語の勉強をしていて、
 

「単語は覚えてるのにリスニングが聞き取れない」

「長文を読むのが遅い」
「英文を読んでも内容が頭に入ってこない」
 

そんな悩みはありませんか?

実は、その原因の多くは音読不足にあります。

英語は「目で読む言語」ではなく、もともと耳と口で覚える言語です。


音読を続けることで、リスニング力・読解力・発音まで一気に伸びていきます。

今回は「なぜ音読が大切なのか」と、受験勉強にも直結する「音読のやり方」を解説します。

1. なぜ音読が大切なのか

音読とは、英語音声を聞き、その通りに声に出す学習法です。

単語暗記や文法学習も大切ですが、それだけでは「聞く力」「読む力」はなかなか伸びません。

 

音読をすると、

  • 英文を瞬時に理解する力

  • 英語の語順で意味をつかむ力

が鍛えられます。

 

これらが身につくと、

リスニングでは英語をそのまま聞き取れるようになり、
長文では何度も読み返さなくてもすらすら読めるようになります。

 

長文・リスニングの比重が高い入試では、音読は確実に得点力アップにつながる学習法です。

2. 音読が受験に役立つ理由

・リスニング力アップ
 声に出して読むことで、耳が英語の音に慣れ、聞き取る力が強化されます。

・語彙力・文法力の定着
 繰り返し声に出すうちに、文の形や単語の使い方が自然と身につきます。

・読むスピードの向上
 音読で英文の構造を体で覚えると、読解スピードが上がり、入試の長文でも焦らなくなります。

・集中力と記憶力の強化
 声に出すことで脳がより活性化し、黙読よりも記憶に残りやすくなります。

 

3. 簡単な音読のやり方

用意するもの:音声付き教材(学校の教科書がおすすめ)

はじめる前にやること

 単語や文法を確認し「読めば100%理解できる状態」にしておくこと

 

・音読の方法(2種類)
 ①リピーティング
  短いフレーズごとに音声を止めて、聞こえた通りに真似て読む

 ②オーバーラッピング

  英文を見ながら、流れてくる音声と同じタイミングで声に出して読む。文字通り「重ねて読む(overlap)」練習法です。


  → 初級者は リピーティング から、慣れたら オーバーラッピング に進むと効果的です。

 

毎日5分でもOK!

 短時間でもいいので、継続が最大の効果を生みます。

4. まとめ

音読は、英語力を底上げする最も効率的でコストパフォーマンスの高い学習法です。


中高生の受験勉強では、参考書や問題集だけでなく、音読を日々の習慣にすることが合格への近道になります。

毎日5分の音読が、英語力を確実に変えていきます。

今日から、声に出して英語に慣れていきましょう!

 

 

学習塾キャリアパスでは、無料体験のお申し込みをお待ちしております。

清澄白河の個別指導塾「キャリアパス」| 江東区
https://www.careerpath.tokyo/
 

こんにちは。キャリアパス講師の大場です。

12月に入り日中も寒くなりました。私はちょうど卒論の時期で、図書館に通いつつ、執筆に追われています。

 

今回は私の卒論のテーマで扱う思想家を紹介したいと思います。私が所属するゼミは、政治哲学・思想史に関するゼミです。私はハンナ・アーレント(1906-1975)について卒論を執筆しています。彼女はドイツ出身のユダヤ人で、数多くの政治哲学に関する著作を残しました。主著に『全体主義の起原』や『人間の条件』があります。

 

『人間の条件』で、アーレントは労働・制作(仕事)・活動(行為)という人間活動の三つの類型を提示しました。『人間の条件』は当初マルクス主義批判として受容されたこともあり、労働優位の社会に対する徹底した批判がみられます。

 

では、労働とは何でしょうか。アーレントは次のように言います。

 

労働は人間の身体の生物的プロセスに対応する行為様式である。人間の身体はおのずから成長し、物質代謝(メタボリズム)を行い、最終的には衰退していくプロセスをたどる。こうしたプロセスは、労働によって生み出され、生命プロセスに取り入れられて生命を持続させるのに不可欠な必要性に結びついている。労働という人間の条件は生命そのものである。(HC: 7=11)

 

アーレントにとって労働とは、生まれてから死ぬまでの生命維持の必要性と密接に結びついています。人間は生きるために、睡眠をとり、食事を作り、食事を食べ、排せつをして、仕事をします。細かく考えていけば、人間が生きていくのに必要なことは無数に上げることができるでしょう。アーレントはそのような生命維持のための活動を労働と呼びました。そして、近代以後労働の価値が急速に引き上げられたことを批判したのです。

 

近代=労働賛美の時代以前は、むしろ労働は忌避される対象だったといいます。例えば、古代アテナイでは主人の身の回りのことは奴隷が担っていました。

 

現代を生きる私たちに、アーレントの批判は当てはまるでしょうか。技術の進展によって家事の多くは自動化されています。しかし、果たして労働にどれだけの時間が費やされているか考える必要があるかと思います。

紹介は以上になります。説明が不足するところもあったかと思いますが、興味を持っていただけたら幸いです。気になる方はぜひアーレントの本をとってみては。

 

学習塾キャリアパスはでは、無料相談のお申し込みをお待ちしております。
清澄白河の個別指導塾「キャリアパス」| 江東区

参考文献
HC: Arendt, Hannah. (1998). The Human Condition, second edition. University of Chicago Press.『人間の条件』千葉眞訳、筑摩書房、2025年

こんばんは~、学習塾キャリアパスの石崎です。

 

本日から12月、いよいよ受験直前期になりました。先月後半から、まずは受験生を中心に保護者面談を実施しています。高校受験生は受験前最後の定期試験が終わり、内申点の内示が出てきます。中学受験生も高校受験生も、あとは受験当日1点でも多く点数を取るためにひたすら勉強する時期に入りました。

 

キャリアパスでは休日は「1日10時間勉強する」と生徒にも保護者にも伝えています。

 

10時間の根拠は?と聞かれたら特にありません(笑)。

 

ただ、小6、中3で身の回りに1日10時間勉強したことがある、という生徒はどれくらいいるでしょうか?いるとは思いますが、少数派だと思います。少なくとも、今のキャリアパス受験生で過去に1日10時間勉強したことがある、という生徒は一人もいませんでした。そのため、「多いなぁ~、勉強したよなぁ~」という実感が湧くという意味で1日10時間勉強しようね、と伝えています。

 

勉強は、『量より質』という意見もあります。ただ、個人個人にとって、何が質の高い勉強なのかは異なりますし、はじめから自分にとってこのやり方が質の高い勉強になるとわかっていれば苦労しません。つまり、自分にとって「質の高い勉強方法」を見つけるためにも、まずは量をこなし、模索することが重要です。

 

とはいえ、普段から1日10時間勉強、といってもなかなか頭も体も付いてこないと思います。目の前の「喫緊の課題」があってこそ、実行できます。12月に入って、喫緊の課題=受験、と言えます。そのため、12月に入ってからは、休日1日10時間勉強、の声掛けをします。

 

以上

 

清澄白河の個別指導塾「キャリアパス」| 江東区

★無料体験性募集中

★冬期講習生募集中