人との関わりを面白くするマインドコーチ
千葉のぞみです^^✽
対人関係に効くマインドワードレッスン!
本日のお題は…「信念 (Belief) 」です。
ーはじめての方へー
「マインドワードレッスン」を効果的に使うための方法はコチラ
正直、イラっとしてました…
人との関わりって、
日々、色々なことがありますよね!?
特に、毎日を共にすごす
「身近な人」には…なおさらです。
あれは、、、
実家暮らしだった女子高生の頃。
まだ父親が健在で、現役で働いていた時…
仕事を終えた父は、
毎日にように脱いだ靴下を
リビングの絨毯におきっぱなしにしていました。
時には、食事の時間になっても
おきっぱなしのままだから…
多感な女子高生の私には、
それはもう、目につくだけでイヤで嫌で…💦
「なんで脱ぎっぱなしなの?
脱いだら洗面所にもってくくらいできるでしょ?」
「あんた、大人でしょーーー(怒)」
て。鬼みたいになってましたw
なぜなら…
「私の目」に映っていたのは、
「超絶だらしない父」だったからです。
①靴下を脱いだら
②洗面所にいき
③洗濯かごに入れる
たった3アクションすらできない。。。
そんな父に、
そんな大人に、、、
正直、イラっとしてました^^💦
でも、あの時の私に、
そして、今もなお、
夫やパートナー、子供や親、職場の人などに
「なんでそうなるの??」って、
正直、イラっとしてしまう瞬間が訪れた時に…
思い出したいこと!!!
それが、
今回の「対人関係に効くマインドワードレッスン」のお題。
「信念 (Belief) 」です。
女性にとっては、
日常の「小さな積み重ね」こそ
けっこう重要なことだから。
そして、
「私はなんて心の狭い人間なんだ…」って、
自分を責めてほしくないから。
信念(Belief)の一般的な意味は?
信念(Belief)の一般的な意味に入る前に…
ちょっとだけ質問です!
もし、あなたが「信念」という言葉をつかうとしたら、
「固い信念を持つ」
「信念を貫き通す」
「あの人の信念はスゴイ」など。
こんな風につかっていませんか??
はい!私も同じです^^
なぜなら、一般的な「信念」の意味は、
「正しいと信じる自分の考え」
「これが正しい」と固く信じて疑わない心
このような意味があるからです。
引用「goo辞典」
「信念」をつかった一般的な表現の印象は…
「これを必ず最後までやり通して見せる」
といった「意気込み」や「態度」のようなもの、
ではないでしょうか^^
認知科学における信念(Belief)の意味は?
私のコーチングのベースは認知科学です。
ここでは、認知科学における
「信念(Belief)」の意味を紹介します。
認知科学において「信念(Belief)」は、
「(人の)認識パターン」を指します。
特に、これまでの人生で、
感情的に受け入れてきた主張、声明、教義、主義によって、
自分(マインド)の中に構築された
複数の認識パターンを指します。
参照「マインドの教科書」
※主張、声明、教義、主義とは…
学校での教え、親の教え、友人や社会での教え、
本、マンガ、雑誌、テレビ、教科書など、
大小関わらず、外部から受け取ってきた様々な情報を指します
たとえば、
「私はコーヒーだけは飲みません!!(絶対!)」
と、頑なにコーヒーを飲まない人がいたとします。
信念は認識のパターンなので、
その人の信念(認識パターン)は…
①「コーヒー=苦い=マズイ」という信念や、
②「苦い=マズイ=失敗」という信念だったりします。
この場合、
感情的に受け入れてきた
主張、声明、教義、主義は…
「コーヒーは苦くてマズイ…
絶対に飲まないほうがいい」という
主張だったりします。
また、信念が意味するのは、
「実際に自分が体験して」そう思った信念と、
「人に言われてそう思うようになった」信念との
双方を含みます。
たとえば、
「人に言われてそう思うようになった」の事例なら…
私が幼い息子にコーヒーを
飲ませない対策として
やっていたこともその一つです^^
息子にコーヒーを入れたカップを見せて、
「コーヒーは苦くてマズイ…
絶対に飲まないほうがいい」と伝えます。
そして、私がコーヒーを口に含むと同時に、
眉間にしわを寄せながら、
首元を手で押さえ、
苦しんだフリをして見せたり…です(笑)
大人からみたら単なる「子供だまし」。
でも…息子にとっては、
「ママが苦しんでいる」
「怖い…」という感情が
生まれるかも…しれません。
なので息子は、
「怖い…」という感情と共に、
「コーヒー=苦い=マズイ
=苦しい=絶対に飲まない」
このような認識パターンをもっても、
おかしくないはずです^^💦
こうして日々の生活の中で
できあがった信念は、
私たちの「人生」や「人との関り」の
「行動や判断の基盤」になっていき…
やがて、「当たり前の習慣」
=無意識の行動(ハビット)や、
「いつもの志向」
=無意識の判断(アティチュード)として
根付いていきます。
だから、
「靴下は脱いだら洗面所に持っていき、
洗濯かごに入れるもの」、
という信念と、
「大人は子供より能力がある」
という信念が根付いた
女子高生の私の目に映った父は、
「超絶だらしない父親。」
で、イライラしてたんです。
(ごめんね。。。)
信念(Belief)の構築に欠かせないもの
信念は、「感情的に」受け入れてきた
主張、声明、教義、主義によって構築された
複数の認識パターンを指す、とお伝えしました。
で、先ほどの「コーヒーの事例だけ」みると、
「信念=ネガティブな感情が伴うのかな?」と
思われがちなので補足です!
実際の信念(Belief)の構築には、
「前向きな感情」も、「後ろ向きな感情」も
どちらも含まれます^^
ショッキングだった時の強い感情や、
嬉しかった時の強い感情など…
どちらも含めて信念は形成されます。
たとえば、
「成功体験が大事」と言われたり、
「失敗は成功もと」と前向きに教える人が多いのは、
「嬉しかった時の強い感情」や、
「ショッキングだった時の強い感情」が、
その後の信念(認識パターン)に
影響することを分かっているから、、、
ではないでしょうか^^
信念はどうやって構築されるの?
では、私たちの信念(認識パターン)は
どのように構築されるのでしょうか?
大きく分けると、2つのパターンで
信念は構築されると私は考えています。
①「一生に1回」レベルで受け取ったのもの
(=言葉/体験したこと)が信念になる時
②「日々の積み重ね」や「繰り返し」で
受け取ったもの(=言葉/体験したこと)
が信念になる時。
この2つのタイミングだと考えています。
「一生に1回」レベルの信念(私の体験談)
ここでは、私が体験した
一生に1回レベルの信念構築の体験を紹介します。
中学3年生の夏、高校受験のために通った塾。
そこで関わった「数学の先生」との
出来事は…私の信念に大きな影響を与えました。
✽詳しくはコチラ✽
当時、猛烈に数学が苦手だった私は、
居残りしても問題がとけず…
塾の先生に「お前は馬鹿か!!!」と
罵倒され泣きながら家に帰りました。
頑張っていた私にとっては、
ものすごくショックだったんです…
そのことがあって、
「数学」=嫌な教科、怒られる科目
「その先生みたいな男性」
(色白、理系、運動苦手そう、
アニメキャラみたいなちょっと高い声、笑わない)
=苦手を理解してくれない人、怖い人
「先生に怒鳴られる私。」
=ダメな人間、能なし…
このような信念ができていました💦
できあがった信念は、
私たちの「人生」や「人との関り」の
行動や判断の基盤になっていきます。
なので、その後の私は…
高校は、理数の時間がほぼない、
「外国語」をメインとした
国際コースに進学しました。
好きになる男性は、
夏は適度に日焼けしていて、
英語や文学、歴史、運動が得意で、
よく笑う、声が低めの人ばかりでした。
自分に対しては…
テストの成績が良くないとダメ
お客様の評価が高くないとダメ
…と、
「自分の評価が下がることを恐れて」
生きるようになってました。
だから、弱みを出すことが苦手だったり、
完璧主義になることも増えていって…
「心の内」を見せて話せる仲間や、
「気軽に相談できる人」を
作れなくなっていたんです^^💦
「日々の積み重ね」や「繰り返し」の信念(私の体験談)
ここでは、
「日々の積み重ね」や「繰り返し」で受け取ったもの
(=言葉/体験したこと)で構築された信念構築の体験を紹介します。
不思議なことに…、
CAを続けていた頃よりも、
CAを辞めてからの方が、
周りに「可愛い」とか
「キレイな人」と言われることが増えました。
繰り返し言われ、
私も受け入れたことによって、
「私ってかわいいのかな?」の疑問形が、
「私ってかわいい!!!」の断定系になり、
信念として根ずくようになりました^^
でも、CAを辞めて、周りにそう言われるまで、
私は私を「ブス」とか「かわいくない」
と、思ってました。。。
昔から親戚には、
(私の)お父さんとお母さんは美男美女だけど、
「お父さんにも、お母さんにも似てないね」って
よく言われました。
また、小学校6年生の放課後、
お気に入りのシカゴブルズの
Tシャツを着た私をみた男子に、
「お前はシカゴぶすズだな!!!」って、
言われてショックでした^^💦
さらに…高校時代に告白した男子。
「顔がタイプじゃない。
俺のタイプは2ー8の○○さんだ」って。
すばーーーーーと言われました💦
そして極めつけは、CA時代。
毎年CAのカレンダーが販売されるほど
可愛い人が多いことで有名な会社だったのですが、
「ノンちゃんって、うちの会社っぽくないよね!」
って、同期にいわれました。。。
まさに、「彼らにとっての信念」を
付きつけられ、勝手に受け入れては、
ショックを受けてきたんです。。。
がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん💦
今でこそネタや笑い話にできますし、
悪気がなかったのもわかります^^
(なぜなら、彼らにとっての信念=
認識のパターンを提示されただけだから。)
でも、信念のことなど知る由もなかった
当時の私にとっては、、、
CAになろうが、化粧を変えようが、
自分のことを到底「可愛い」なんて
思えなかったんです💦
だから、
CAを辞めてからの周りの言葉があったこと。
(たとえお世辞だったとしても♪)
そして、
自分のマインドや人がもつ
信念の存在に気づけたこと。
彼らの言葉を、
「どうせお世辞だろ…」と突っぱねるのではなく、
「前向きに受け入れる」ができたこと。
それによって、
目を見るのが苦手だった会話や
コミュニケーションでも、
自信がもてるようになっていました!
このことは…
私の容姿に対する信念をコツコツ変えてくれた、
有難い出来事でした^^
人間関係に効く信念のメリット3選
最後に、
私が信念を知り、活かしたことで、
人間関係が「よくなった!」
「ラクになった!」「おもしろい!!!」
と、思えるようになった、
信念のメリットを3つ紹介します^^
①自分責めが激減した
たとえば、
誰かと話していて話がかみ合わず、
気まずい雰囲気になった時。
相手の顔色がどんどん曇り、
溜息なんかが聞こえてくると…
不安で仕方ありませんでした。
そして、
「私が~って言ったから気分を害したんだ…。」
「気を遣えない私は最低だ…」
と、自分を責めていました。
でもある時、
「何でこんなに自分を責めるんだろう…?」って、
思えるようになっていて…
これも「私の信念」だって気づけたんです!
それからは…
「この人には、この人の信念がある。」
「私には私の信念がある。」
と、気づくことができて、
自分を責めることがなくなりました。
たとえば渋滞中の車の中。
夫がものすごい不機嫌でイラついていても、
私は心の中で割り切っていて♪
「私が運転してないからだ…」と
責めることもなければ、
一緒に不機嫌になることもなく!
別の楽しいことを考えてます(笑)
②良い人、悪い人のジャッジが激減した
信念という概念を知るまでは、
今以上に、視野の狭い人間だったと思います。
なぜなら、
1回とか2回とか。ほんのちょっと関わっただけ。
むしろ、話してなくても噂や雰囲気だけで、
この人は良い人、悪い人って、
ジャッジしていたからです💦
でも、そのままじゃあ、
誰も相手してくれないぞ!?という
危機感すらありました(笑)
そして、自分の信念で
自分の世界を狭めているって気づけたんです。
なぜなら、私にも信念があるから。
一定のパターンでしか
ものを認識できていないから。
でも今は…
イラっとしたりカチンと来た時でも、
目の前の相手を通じて、
「自分の信念を見せてもらえてる」と
思えるようになりました!
逆に、「私も自分の信念押し付けてる時、
あるだろうな~。」と自分を顧みて、
自分を知るチャンスがもらえたことに、
感謝できるようになりました!
そうして、「また、話してみよう~♪」って
声をかけ、話を聞くことができるので、
自分の視野が広がっているのを感じます^^
③相手が年上でも毅然とした態度がとれる
信念を知るまでは、
「年上の人や先輩は絶対!!!!」の
昔ながらの環境で育ってきたもので…^^💦
年上の人に自分の考えや意見を
言うことは…
簡単ではありませんでした。
でも、信念を知ったことで、
単に先輩だから、経験者だから正しい…
と、受け入れるのではなく、
お互いの意見を言うこと、聞くことで
「一緒につくっていくものでは?」と、
思えるようになりました!
だから、
「私は○○について~という考えをもっています。
それは、ーーーな体験があったからです。
でも、AさんにはAさんの考えがおありかと思います。
○○についてAさんはどのような
考えをお持ちなのか…
ぜひ、私にも教えていただけませんか??」
と、教えを乞うような形で尋ね、
自分の意見もちゃっかり伝える!
こんな態度がとれるようになりました^^
他にも、子育てやパートナーシップなど、
メリットは沢山ありますが…
長くなったので今回はここまで!
どうせ生きるなら…
私は、人との関りが面白いな~と
思えるようになって、
変に周りに遠慮することなく、
胸を張って自分の人生を生きる!
そんな自分でありたいし、
同じような女性を増やしたい!
そう思って活動しています^^
そして、そのための第1歩は、
人(自分)のマインドについて
「知る」ことだと思っています。
マインドの機能の一部として、
今回は、「信念」という言葉や、
その意味についてお伝えしました。
まずは、言葉の意味を知り、
頭の片隅に入れていただければと思います♪
それでは…
対人関係に効くマインドワードレッスンが、
「胸をはって自分の人生を生きる」
ヒントになれば嬉しいです^^
対人関係に効く「マインドワードレッスン」
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ps:
30年以上、客室乗務員になっても、
「嫌われるのが怖かった…」そんなわたしが、
「マインドの使い方」を変えたことで、
「人との関り方」や「生き方」が
どのように変化したのか??
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