キャリアに欠かせない「ポータブルスキル」の本質的な意味とは | Career Doctor野津卓也の「賢者のキャリア」

Career Doctor野津卓也の「賢者のキャリア」

《自分らしさ》を活かして、社会に価値を提供し続けられる「ライフキャリア構築」のヒントを紹介しています

こんにちは

 

キャリアドクターの野津卓也です。

 

ようやく春らしくなってきましたね。

 

もう少し温かくなったら、定期的に脱日常生活でソロキャンプに行ってみようとおもっています。

 

今回にテーマは、キャリア構築と実践に欠かせない、ポータブルスキルについてです。

 

ポータブルスキルとは、汎用性がありどこでも通用するスキル(技能)のことです。

 

ポータブルスキルを構成する要素は、「専門的知識」x「スキル(技能)+資格」x「経験」×「人脈」です。

私は、クライエントとの「ライフキャリアの核と構造化(実践)」のセッションで、キャリアビジョンの実現のために、必ずポータブルスキルの棚卸しと習得するための行動計画を策定します。

例えば、「英語ができる(聴く・話す・書く)」ことは、ポータブルスキルでしょうか?

 

多くのキャリア支援者は、これをポータブルスキルというでしょう。

でも、私は「これは、単なるスキル(技能)」と答えます。

ここでのポータブルスキルとは、英語ができることではなく、「いかにして英語ができるようになったか」という、そのプロセスから習得したコツ(ノウハウ)です。

そのコツ(ノウハウ)が他のこと(仕事や趣味など)にも汎用できることが本質的なポータブルスキルであり、キャリアビジョンの実現に極めて重要なことなのです。

 

どこにいっても通用する人財とは、間違いなくこのポータブルスキルを保有しています。


私は、このポータブルスキルについて仕事だけではなく趣味、例えば、演劇の俳優で通用するか試してきました。

昨年、11月に私が属している劇団「水曜の家族」で、ずぶの素人
から俳優を始め、座長となる第4回目となる本公演がありました。

今回も膨大な台詞量がある主役で、且つ音楽劇なので、私はエレキギター、ベースギター、エレアコギターで7曲演奏して歌う、という非常にハードルが高い役柄でした。

私は劇団では60代で最年長ですが、20代の若い役者から「よく、あんな量の台詞を覚えられますね。相手役との掛け合いやテンポもスムーズだし」と言われましたが、

これは、今までの仕事やキャリアで培ってきたポータブルスキルの賜物だろうと思います。

私の前職は商社の海外営業と経営コンサルタントなので、常にスピードが求められる仕事をやってきました。

特に経営コンサルタントでは、経営者からの質問や疑問などに
瞬時に答えるので、相手との掛け合いやテンポなどのスキルは、
自然と身に付いたと思います。

また、年間100本以上の企業研修を約20年やってきたので、原稿の暗記などのスキルも自然と身に付いているのだと思います。

脚本家から今回の台本を渡された時に、「半端ない台詞量ですが、大丈夫ですか?」と聞かれましたが、

私としては「思ったより少ないなぁ」と感じて、これを打ち上げ時に脚本家に言ったらビックリしてました(笑)。

ポータブルスキルとは、仕事でも趣味でも新しいことをする時に、今まで培って来た「うまくやるコツ(ノウハウ)」を総動員して、出来るように適応することかと考えます。

キャリアビジョン実現のため、そして「キャリア難民」にならないために、ポータブルスキルをしっかりと棚卸しをして、足りない要素を強化することが重要です。

 

「キャリア難民」にならないための重要なヒントについて、無料ニュースレターで配信中です。

詳細はコチラ→

https://www.career-identity.com/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AB%E7%99%BB%E9%8C%B2/


今回もご購読ありがとうございます。