ライフキャリアに繋がる本質的な企業選びとは | Career Doctor野津卓也の「賢者のキャリア」

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《自分らしさ》を活かして、社会に価値を提供し続けられる「ライフキャリア構築」のヒントを紹介しています

こんにちは、キャリアドクターの野津卓也です。

毎日暑い日が続いていますが、いかが御過ごしですか。

多くの方が夏休みで、非日常生活を満喫されている
でしょう。

また、日本選手が大活躍のオリンピックを
観戦して、寝不足の方も多いと思います。

私はといえば、今の時期はとても暑く、人も込んで
いるので、お墓参り程度で家でゆっくりと仕事を
しています。

でも劇団の俳優業は、11月本公演と別の劇団による
来年の2月本公演での出演が決まり、稽古が
始まっています。

また、第7冊目となる小説を執筆しています。

今まではビジネス書でしたが、 以前から読み物として、
より多くの人に新しいキャリアのあり方について
提唱できないか模索していました。

今回は小説という新しいジャンルに挑戦しています。

物語は、大企業への就職に失敗した理工学部の
大学院生、 大企業の営業職ながら業績の悪化により、
外資企業のM&Aによって冷遇されている中年男性、
そしてそんな2人の愚痴を聞かされていた、専門学校で
経理とwebデザインを学んだ居酒屋アルバイト店員の
女性が、それぞれの得意分野を活かしたベンチャー企業
を興し、

世代も性別も個性も違うの3人が社会に価値を 提供する
ために奮闘し、多くの難関を乗り越えて 、会社や世間での
「負け組」「落ちこぼれ」の汚名を返上していく物語です。

来年の上梓の予定ですが、新しい働き方やキャリアについて
考えるキッカケにして頂ければうれしいです。
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今回は「本質」について考えたいと思います。

本質の辞書的な意味としては、 「そのものとして
欠くことができない、最も大事な 根本の性質・要素」
とあります。

私とクライエントと取組んでいるセッションの特長の一つは、
「物事の本質を考え、見抜く力を養うこと」です。

ものごとの本質性を考えられるスキルが、
人生はもちろん、ライフキャリアを構築する上で
非常に重要であると考えているからです。


例えば、就職や転職での企業選びをする時に、
何を基準に業界や企業を選びますか?


ほとんどの求職者は、中小企業やベンチャー企業を避けて
大企業か、有名企業などといった属性で選びます。

または、その時の売上や利益で儲かっている企業を
選びます。

また仕事の内容はともかく、給料などの待遇面がよい
企業を選びます。

また、「就職先の人気ランキング」の上位の企業
(ほとんどが大企業)を選びます。

または、安定しているからと、さほど興味がない
業界や分野の企業を選んだりします。

こういった企業選びは、本質ですか?

こういう企業選びは、その企業に入ることが
目的となっているので本質ではありません。


企業選びの本質は、あなたと社会をつなげる
ための企業選びでなくてはいけません。

例えば、
「 あなたが社会に果たすミッションと同じ方向の
 ミッションを持つ企業を選ぶこと」


これが同じでない、または、あなたがミッションを
持っていないと、企業から与えられる仕事をこなす
「やらされ感」の仕事でしかできません。


ミッションがない企業は、営利を目的とした金儲け
中心の経営しかできないので、常にエンドレスに
売り上げや利益を上げることが至上命令になります。

そして、社会生や倫理性が低い企業ですと、場合によっては
不祥事を起こすケースもあります。これは大企業だから
安心ということはけっしてありません。

2つ目の例えですが、
「定年後も社会と価値を交換するために必要なポータブル
スキルを得るために有効な企業を選ぶこと」


日本の財政難などによって、公的年金の目減りや寿命が長く
なることを考慮すると、定年後も働くことは当然となりました。

このことは、6年前に出した拙著「キャリアノートで会社を
辞めても一生困らない人になる(東京経済新報社)」
でも
訴えてきた通りです。

少子高齢化が進む日本では、少子化で人材不足を抱えているにも
関わらず、技術革新などによって高齢者に任せられる仕事が
ますます減っていきます。

社会と交換できる価値とは、単なる労働ではなく、
あなたが持つ才能を最大限に発揮して社会の課題を
解決するための本質的な職であり、本質的な仕事です。

そして、その価値は主に企業での仕事を通じて習得した
「専門知識、技能、経験、人脈」などのポータブルスキルを
駆使して提供することができます。

なので、定年後も専門性を活かして社会と価値交換できる
ポータブルスキルを習得するための企業選びが重要なのです。


また、今後は受け皿となる企業も減っていくので、専門性が
ないと、より少ない求人をますます取り合うことになります。

将来の不安を払拭し、ポジティブな人生やライフキャリアを
謳歌するために、私とクライエントが取組んでいるのが
「21世紀型キャリアモデル」へのシフトという、
他のキャリア支援者ができないプロジェクトです。

大学も人材会社も「企業に入れること」、「企業に入れたら、
後は企業任せ」という、ちょっと無責任的な20世紀型の
キャリア支援です。

実はこれは本質的なキャリア支援ではなく、従来の「就社支援」
でしかありません。


その企業でしか通用しないキャリアは、企業都合のキャリア
であり、 あなたの人生を考えた本質的なライフキャリア
ではありません。

しかし、本質的なキャリア支援で重要なことは、「自分が望む
人生と直結し、定年後も専門性を活かしてしっかりと社会に
価値を交換できる」かどうかです。


私がクライエントとやっている「ライフキャリアの核」構築
では、就職先も転職先も、「クライエントが望む人生と直結し、
定年後も専門性を活かしてしっかりと社会に価値を交換できる」
企業を選んで対策を考えます。

何も考えずに、組織や企業から与えられる仕事をこなしても、
定年後も社会に通用する専門性の高い価値を得ることは
大変難しいでしょう。

あなたの今の仕事の延長線上には、一体何があるのか、
また、定年後も専門性を活かして社会と価値を交換できるか
どうかを考えてみてください。

このように本質的な企業選びをやっていないと、
いずれは「キャリア貧乏」、「キャリア難民」になって
しまうので注意が必要です。


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