肺移植とか、肝臓移植とか、たまに聞く単語ですよね。で、今日もこんなニュースが出てました。

ニュースの概要は、新潟の15歳の男性がアメリカで肺の移植を受けるための募金が1億円を突破した、というものです。移植を受けるために、アメリカやオーストラリアに行く、という話はたまに聞きますよね。しかし、何で日本ではだめなんでしょうか?

もちろん、日本でも例がないわけではありません。ただ、圧倒的に症例数が少ないのです。その理由は、日本における臓器移植は生体(つまり生きている方)からの移植が中心だからです。お母さんが子供に肝臓の半分を提供する、とかたまにニュースでやりますよね。あれです。

それでは逆に、アメリカやオーストラリアでなぜ移植が受けやすいのか、というと、臓器の提供者を集めやすいから、ということももちろんあるかもしれませんが、基本的に脳死の方からの移植ということが、法的にもルート的にもかなり整備されているからということがその一因としてあります。日本では1997年にやっと法整備がされたものの、脳死の方からの臓器提供、というのは欧米と比べて症例数がありません。というのも、脳死の方の臓器提供を受け入れるだけの設備があまりそろっていないことももちろんありますが、体の死と魂の死が別だと考えられているという日本の伝統的な死生観によるものから、脳死は死ではないという考えが大きいのではないかとは私は思っています。

脳死からの移植がなぜ有効なのかというと、臓器は生きている方の臓器と、大変似たような環境で摘出が可能だからです。亡くなった方からの移植の場合は、時間との問題ですが、臓器の中で血が固まってしまったりするから難しいんですね。だから、脳死の方からの提供が受けられにくいとすると、生きている方からの提供を待つしかありません。腎臓のように2つあるような臓器や、肝臓のように半分を提供する、なんてことが可能な臓器ならいいんですが、例えば今回のニュースにあるような肺はひとつしかないので、生きている方からの提供を待つというわけにはいかないんですね。あとは、取り出してからの各種感染症などへの配慮も大変難しいともいえます。

こと研究においても、日本は臓器移植に関して世界的にかなり遅れています。なので、実際の手術や、その後の受け入れ態勢なども含めて、今後も臓器移植を受けたい方が海外に行かなければならない状況というのは当分変わらないでしょう。そのときにはお金も相当かかってしまうんですよね。

もちろん伝統的な観点の問題もあるので、すぐには解決されないのでしょうが、皆さんも見たことがあると思いますが、ドナーカード(臓器提供意思表示カード)がありますよね。あのカードがだんだんと広まっている今、将来的には移植も受けやすい環境になっていくのでしょうか。
時期的にインフルエンザがはやってますね。皆さんお気をつけくださいね。

ここでひとつ問題が。かぜとインフルエンザって見分けがつきますか?

かぜの諸症状の話を前しましたが、じつはインフルエンザもそんなに見た目の症状は変わらないんですよね。でも、それで困ったことがいくつかあるんです。一番大きな問題は、インフルエンザだと、使っちゃいけない薬があるということなんです。それはアスピリンなどの鎮痛剤です。でも、頭痛などがおきると、ついつい頭痛薬って使っちゃいませんか?それがインフルエンザじゃなければよいのですが、もしインフルエンザだったら、大変困ったことになってしまいます。

では、ここでごく簡単に両者の大きな違いをお教えしましょう。

まず、これは当たり前ですが、インフルエンザには時期があるということです。大体11月から4月までくらいですね。ニュースでも、インフルエンザが流行してます、なんて話をやるので、それが目安になりやすいですかね。もちろん、今はその時期の真っ只中です。あとは、インフルエンザにかかっている人が近くにいる、なんてときは本当に要注意です。子供の場合は学校で拾ってきてしまうこともありますから、注意しましょう。

では次です。インフルエンザは突発的に高熱が出ます。かぜの場合は、発熱というと大体37度台が多いのですが、インフルエンザの場合は38度以上が普通に出ます。さらに、徐々に熱が高くなるというよりは、いきなり高熱が出ることがほとんどです。

そして、筋肉痛や関節痛も、インフルエンザは伴うことが多いです。これはかぜの諸症状の中に含まれる症状なのですが、かぜの場合は、このような症状を起こすことは実はまれなんですよね。なぜなら、これらは高熱を起こすことによって起こる症状だからです。

インフルエンザはウイルス性の病気なので、インフルエンザにかかっている場合はすぐに病院を受診しましょう。子供やお年寄りの場合は命にかかわる場合もありますからね。
見た目だけで、この人はこんな病気なんじゃないかなぁ、と思えるものがあるんですよ。
その代表例が気胸(ききょう)です。

気胸は、ここに説明がありますが、ひょろっと痩せた男性に多く見られる病気です。不思議なことに、小太りの人などにはあまりみられないんですよね。私の周りでは、かっこいい人に多い病気、なんて言われ方をしていたときもあります。でも、一時期は白血病がそれにあたるような気がしたんですが、それってテレビの影響ですよね、たぶん。何のテレビの影響かは忘れちゃいましたけど。

ひょろっとした痩せ型で、かつヘビースモーカーの人は、結構高い確率で気胸になると思います。もちろん偏見も含まれているので正確ではないですけど。ただ、喫煙と気胸は関係ありますから、お気をつけあれ。肺がんだけじゃないんですよー。

だから、体型など、見た目も結構重要なんですね。…痩せ型でかっこいい人がなりやすいなんて、私なんかは絶対に気胸にはならなさそうです。
薬に説明書がある、ということを前に話したのですが、じつは治療や手術にも説明書みたいなものがあるんですよ。それがガイドラインです。この記事が個人的には面白いなぁ、と思ったので紹介します。

<卵巣がん>初の治療ガイドライン 婦人科腫瘍学会

 日本婦人科腫瘍(しゅよう)学会(植木実理事長)は24日、卵巣がんに対する初の治療ガイドラインをまとめた。手術による卵巣の全摘出と抗がん剤の併用を基本としたが、10~20代に多い卵巣がんの一種「胚(はい)細胞腫瘍」については、片側の卵巣を温存することを推薦した。病巣の拡大を見落とす恐れがあることなどから、内視鏡手術については実施しないことを求めた。
 日本人で新たに卵巣がんになる患者は、年間約6000人とされる。有効な検診方法がなく、早期発見が難しい。
 卵巣がんの9割以上を占める上皮性卵巣腫瘍については、二つある卵巣や子宮などを摘出し、抗がん剤を使用することを基本とした。抗がん剤は、プラチナ製剤のカルボプラチンとタキサン製剤のパクリタキセルの併用を「強く推薦」した。
 胚細胞腫瘍では、患者や家族へのインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を経て、片側の卵巣などを温存する手術を「推薦」した。抗がん剤の使い方も上皮性卵巣腫瘍とは異なる。【山本建】
(毎日新聞) - 11月24日20時48分更新


ちょっと内容が専門的になるので、大切なところは卵巣がんに対する治療に対して、学会がガイドライン(=説明書)を作った、という話です。ここで重要なのは、治療方針って決められてないの?というところです。

実は、治療に関する方針は医者によって千差万別です。面白いデータがあって、乳がんは、乳房温存手術(乳房を出来るだけ残すという手術)というものがあるのですが、実はこれって最近一般化してきた方法なんです。で、ちょっと前に調査したものですが、日本における乳がんの手術の方針についてくっきりと地域差が出た、という結果が出たのです。
つまり、ある地域では乳房を温存する方法がたくさんとられているものの、ある地域では乳房を温存する方法がほとんど取られていない、というものです。これには、地域による医療レベルの差や、地域による医療に対する考え方の違い、患者の求め方の違い、などさまざまな理由が考えられるのですが、ひとつ言えることは、乳がんに対する治療の方針はひとつではない、ということが明らかになったことです。

このように医療と一口に言っても、さまざま違いが出てくるんですね。なので、インフォームドコンセントが重要だったり、セカンドオピニオンが重要だ、といわれたりするんですよ。医療に関していろいろと調べてみると面白いこともあるし、また、将来的に自分に返ってくることもいろいろとありそうです。

ケアウエイブ
23日は勤労感謝の日でしたね。
最近ハッピーマンデーが導入されて、いろんな休日が月曜日に移動したわけですが、祝日と祭日の違いって分かりますか?…答えは、祭日は皇室関連の行事が行われる日で、祝日は法律で定められた休日なんです。勤労感謝の日は祭日なので、ハッピーマンデーに出来ないんですね。トリビアでした。

さて、それに乗じたわけではないんでしょうが、厚生労働省が主催して、「HIVとエイズの違い、知っていますか?」というトークショーが行われることになったそうです。さて、この違いはどこにあるのでしょうか。分かりますか?

ケアウエイブという医療関係のポータルサイトで検索すると、このような説明が出てきます。次に転載します。

後天性免疫不全症候群は、英語の略称を用いてエイズ(AIDS)と呼ばれています。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染により起こる感染症です。HIVに感染した状態をHIV感染症と呼び、それにより感染が進み、免疫力が著しく低下してしまった状態を、エイズと呼びます。そのため、単にHIVに感染しただけではエイズとは呼びません。HIVの感染は、HIV保持者との性的接触、母子感染、血液や体液の傷口からの侵入などで起こりますが、感染ルートは非常に限定的で、日常生活での接触で感染する可能性は非常に小さいです。潜伏期間は約10年で、この間はほぼ無症状です。現在、治療を行うことによりこの潜伏期間を長くすることが可能になっているため、治療はできるだけ早い段階で受けることが有効です。

つまり、HIVウイルスに感染しただけではエイズとは呼ばず、HIVウイルスに感染して、エイズを発症したときに始めてエイズとなる、ということなんですね。
実はこういうことはよくあると思うんですが、エイズの場合はHIVウイルスという単語自体の認知度も結構高いので、こういった混同が問題になるんでしょうね。つまりは、ウイルスには潜伏期間というものがあるので、その潜伏期間は病気を発症していないので、その病気にかかっているわけではない、ということです。

病気の知識って、通常知っている必要はないんですが、ちょっと興味を持っていろいろと調べてみると実は結構面白いんですよ。…面白い、なんていう話をする人は結構珍しいんですかね。でも、ちょっとしたときにも役に立ちますからね。

さっきの、ケアウエイブというサイトで調べてみるとごろごろ出てくるかもしれませんよ。おすすめです。
がん細胞はすごいやつ、何でタイトルだと、え?って思いますよね。実際に、こんな記事にもなっているように、がんというのはいまだによく分かっていない部分もあって、完治するのが大変難しい病気のひとつでもあります。
ちなみに、リンク先の記事は、脳腫瘍を成長させているがん細胞を特定するのに成功した、という内容です。ちょっと長いし、内容が専門的なのでリンク先の文章を読まなくても大丈夫です。

で、タイトルの、すごいやつ、というのは、先ほどのリンク先の記事で言うとこの部分です。

> その結果、注射した細胞がマウスの体内で新たな脳腫瘍を発生させ、さらにその成長を促進していることがわかった。

さて、何がすごいのかというと、がん細胞は成長するからです。って、これだけだと意味が分からないのはもちろん承知なので詳しく説明しますと、人間は成長期というのがあって、それ以後細胞はどんどん死滅するか、成長しなくなるんですよね。でも、唯一例外があって、それががん細胞なんです。がん細胞は、成長期も何も関係なく、例えれば100歳の高齢の方でも細胞が成長するんですよ。だから病気が各所に転移したり、病気が進行したりするんですが、これが病気以外のことに転用できたらすごいことじゃないですか?成長期をすでに過ぎてしまっていても、このメカニズムを応用できたら、背をもっと伸ばすことができるということですもんね。もちろん、背が伸びずに困っている人も救うことが出来ますし。

ただ、まだがん細胞のメカニズムってよく分かってないんですよね…。これからにぜひ期待したいということなんですが、視点を変えたら結構面白いことが出来るかも、という期待が持てる一例なんじゃないかなぁ、と思います。
今日こんな記事がありましたね。以下に転載します。

独居男性に高い自殺危険度 同居者いる人の8・6倍

 1人暮らしの男性は、家族などと暮らす男性に比べて自殺する危険性が8・6倍も高い-。
 こんな結果が、産業医大(北九州市)非常勤講師の藤野善久医師(公衆衛生)らの研究グループが行った「コホート」と呼ばれる大規模な疫学調査で明らかになった。自殺に関するコホートは珍しい。来年2月、米国の専門誌に発表する。
 藤野医師らは、1986年から89年にかけ、福岡県内4市町村の1万3259人を対象に、同居者の有無や家庭でのストレスなどについて調べた。その後の追跡調査で99年までに自殺した人が48人いたことを基に、自殺のリスクを計算した。
 その結果、1人暮らしの男性は同居者のいる男性に比べて8・6倍、独身男性は既婚男性に比べて3・1倍自殺するリスクが高かった。女性では、同居者の有無や、既婚か独身かの違いでリスクに差はなかった。
(共同通信) - 11月21日16時30分更新


この調査は、つまり一人暮らしの男性のほうが、同居人のいる男性よりも自殺する割合が高い、ということを示したものです。…いや、誰もが思うことでしょうが、こんなこと分かりきったことなんじゃないかなぁ、という感想を持ちますよね。でも、こういった分かりきったことを大真面目に調べてみると意外に難しいものなんですよ。

例えば、病院の半径100メートルに住んでいる人のほうが、それ以外の人よりも長生きする、なんてことがあったとします。これは本当に例だけですので、こんなことが本当かどうかは分からないですが。で、実際にそれが本当かどうかを調べてみようとすると、日本に住んでいる人はいま1億3000万人ほどいると思いますが、その中で本当にこのことが言えるのかどうか、ということが統計的にちゃんと証明できるだけの人数を調査しないといけないわけです。

トリビアの泉というテレビ番組で、トリビアの種、というコーナーがありますが、あの中でよく日本全体を調査対象とするトリビアを新たに作る話が出てきますよね。そうすると、大学教授が出てきて、大体2000人を調査すると統計的に正しい結果が得られるでしょう、なんて話を毎回しています。

2000人!つまり、さっきの話を調査しようとすると、病院の半径100メートル以内に住んでいる人2000人を調査対象として、その人たちの平均寿命を調べないといけないんですよ。これってものすごい数なんです。トリビアの泉のスタッフの方のご苦労がしのばれます。

当たり前じゃないの?と思うことを実際に白日の下にさらすことはものすごく大変で、かつ、あまり報われないことなんですよね。だって、結果を出しても、そりゃそうですよね、としか感想がないこともありますから。でも、こういった人は縁の下の力持ちな方々なんです。ぜひ心の中でエールを送って差し上げましょう。
最近なにげにテレビを見ているのですが、洗濯用洗剤のCMで、でもまたばい菌移っちゃう~、という歌とともに商品を紹介しているものがありますよね。あれ、どういう意味なんでしょうね?

そのCMは、お父さんの靴下と他のものと一緒に洗濯機にいれると、お父さんの靴下のばい菌が他の洗濯物についちゃうことを示した映像が流れて、ばい菌移っちゃう~、となるんですよ。あれって、つまりは水虫菌のことでしょうか?

ばい菌とは、微生物のうち人体に有害な影響を与えるもののことで、物を腐らせたり、病気の元となったりするものを指します。

靴下にばい菌がいるとしたら、たぶんそれは水虫菌のことだと思うのですが、それは正確には白癬菌(はくせんきん)といいます。これは水虫限定の菌ではなく、足だと水虫になりますし、他の部位につくと他の名称で呼ばれるものになります。

でも、そのCMは別にこのことを指しているというよりは、お父さんの洗濯物と一緒にしてほしくない!という思春期の人たちのイメージをそのまま映像にしたものに近い気がするんですよね。そうしたら、あのイメージ映像は単に間違ったイメージを助長するものにしかならない気もするんですが…。

映像ってわかりやすいし、影響力も強いので、テレビって怖いなぁ、と思ったひとときでした。最近長いエントリーが続いていたので、たまには短いものでも。
最近、病院に行かなくても検査キットを買えば自宅で簡単に検査できます、なんて広告が結構出てきてますね。知ってますか?
有名なのが性病に関するもので、さすがに病院にいくのが恥ずかしいのか、とりあえず検査キットで検査をして、本当にその病気にかかっていた場合にはちゃんと病院に行く、というルートを辿る人も結構多くなってきたようです。確かに病院や保健所に行って検査を受けるよりは手軽に、かつ匿名性をある程度保持できて、その上結構高い信頼性で結果が分かるのであれば便利だなぁ、と思います。

近年、病気の鑑定以外の検査として有名なのは、DNA鑑定でしょうか。DNAは、絵でいうと二重らせん構造になっているぐにょぐにょしたものが大変有名だと思うのですが、ごくごく簡単に説明すると遺伝子のことです。
しかし、DNA鑑定なんて一昔前(と言っても10年以上前でしょうか)までは近未来小説のネタになっていたようなものが、いまは実際に行えるんですよね。もちろん、近未来小説のネタのような内容がすべて行えるかというとなかなか難しいところがあるのですが、とりあえず本当の親子かどうか、といった目的のDNA検査は、かなり高い信頼がもてる結果が出るようになっています。

今日、こんなニュースがありました。

46歳の子「実子じゃない」…産院で取り違えと提訴

 東京都内の70歳代の夫婦が、長男として育てた男性(46)について「実の子供ではなく、産院で他人の子供と取り違えられた」として、男性とともに、産院を開設していた都に計3億円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが17日、分かった。

 同日開かれた第1回口頭弁論で、都側は「この産院で過去に取り違えはなく、あり得ない」とする答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

 訴状によると、男性は1958年4月に都立墨田産院(88年に閉鎖)で生まれ、この夫婦の長男として育てられた。男性は「両親と顔や体格が似ていない」と思っていたが、約20年前に子供が生まれたのを機に、夫婦に持ちかけて血液検査を受けた際、「親子としては血液型が合わない」と指摘された。

 さらに今年5月、男性と夫婦が血液によるDNA鑑定を受けたところ、夫婦の子供ではないとの結果が出たため、「生まれた時に産院で取り違えられたとしか考えられない」として、提訴した。代理人弁護士によると、男性は「本当の親を知りたい」と話しているという。
(読売新聞) - 11月18日7時18分更新


このこと自体は大変不幸なニュースですが、ただ、DNA鑑定をした結果、やはりちがうという確証を持ったということでしょうから、DNA鑑定はやはり信頼性のある結果を出せる検査だと言うことで認識されていることは間違いなさそうです。

…しかし、子供を取り違えるということ、実はあるかもしれないなぁと思うことはあります。私は今年子供が生まれたのですが、その際に出産に立ち会って、生まれたばかりの息子をすぐに抱かせてもらって、そのまま体重や身長を測るところまで連れて行きました。そうしたら、同じ時間帯に、6人も赤ちゃんが生まれていたようで、測定する場所が赤ちゃんでごった返していたんですよね。私はたまたま生まれてからそこまで自分で運びましたけど、病院のスタッフの方にお任せしたとしたら、こんなに子供がいっぱいいる中で間違っちゃわないかなぁ、と素直に思ったことがあったのです。もちろん間違うことなんて今は本当にめったにはないと思いますけどね。

DNAで最近有名なのは、他にはヒトゲノム計画でしょうか。
ヒトゲノム計画とは、人間の遺伝子の配列とその役割を明らかにしようという計画のことです。どの程度世間の注目を浴びたかは分からないのですが、ヒトゲノム計画の中で大きなターニングポイントとして、いまから1年半前に、ヒトゲノムの解読を終了した、というニュースがありました。

この計画が実行に移されれば、かつてないほどに医学は進化すると言われています。この計画のすごいところは、人間の遺伝子レベルで疾患の原因を突き止めることが出来るようになったり、今後起こりうる疾病のリスクを正確に判定して、確実に予防できるように出来たり、いまはまったく治せないとされている疾病が治せるようになったりする、という可能性があることです。

もちろん、医学倫理的な問題など、クリアしなければならないことも多いのですが、少なくとも今まで絶対に出来なかったことができるようになるかもしれないということは大変大きいですよね。このカテゴリは、日本が世界でも有数の研究を行っている分野なので、ぜひがんばってほしいところです。
メディアに名前が出ることで大変有名になった病気、ということを昨日ちょっとお話しさせていただきましたけど、そういえば雅子さまで有名になった帯状疱疹もありましたね。…とはいえ、その内容に関してはさほど知られている気もしないんですが。それでも言葉は有名になったことは間違いないですよね。

さて、メディアといえば新聞や雑誌などの出版も忘れてはいけませんよね。だいたい、私は大変本屋が好きなので、出版会社には大変お世話になっているのです。毎度ありがとうございます。

新聞の中で、健康や病院などの特集記事が組まれることで有名なのは読売新聞かなぁという気もしますが、最近は日本経済新聞でも、産経新聞でも、お父さん方が読まれている(と思っている)駅のキオスクで買われるような夕刊紙にまでも健康などについての記事が花盛りなようです。

雑誌に関してはもちろんで、健康に関しての雑誌もありますし、情報系の雑誌で健康が特集されることも珍しくないですし、フリーペーパーの類でも特集されていることもありますよね。本やムックに関しては言わずもがなです。

さて、今年の春にこのような記事が出ました。元リンクを探したのですが、リンクが切れているようなので以下に転載します。

バイブル本に改善指導 厚労省「誇大広告」と判断

 健康食品販売会社とタイアップして「〇〇でがんが治った」などの体験談を集めた“バイブル本”を出版する東京都内の出版社に対し、厚生労働省は二十六日、虚偽・誇大広告を禁じた健康増進法に基づく改善指導を行った。本に掲載している販売会社の連絡先を削除するなどの措置を求める。

 バイブル本は書籍の形を取った誇大広告であると判断したもので、出版社に対する指導は初めて。

 また、この出版社とタイアップした健康食品販売会社数社にも同様に改善を指導した。一定期間内に改善されない場合は、勧告や罰金などの行政措置を取る。

 食品で病気への効能をうたえば薬事法違反となるが、現状では多くの健康食品が書籍を通じ、難病が治るかのように宣伝されている。昨年施行された健康増進法は、食品の健康保持・増進効果について著しく事実に反したり誤認させたりする広告を禁止。厚労省は昨年十月、インターネットでバイブル本を宣伝に使って健康食品を販売していた三十社に改善を指導していた。(産経新聞)

[5月27日2時56分更新]


これを食べたら○○が治った!と称する本は結構あるのですが、なんか怪しげなんですよね。巻末に連絡先とか載ってることも珍しくないですし。なのでこのようなおふれが出たわけですが、わらをもすがる人はこういう情報に飛びついてしまうこともまたよくあることですよね。

結局は、本で出ているということが一見その内容が証明されているように感じてしまう、ということと、こういう本に必ず「医学博士」というような人が出てきて解説することで本当なのかな、と思ってしまうようなことがあると思うんです。でも、本で紹介されているからといって、それだけでは信頼性の証明にはならない、ということなんですね。
代替医療に対して独自の基準をクリアしたものに認定を与えている機関としては、先日お話させていただいたQMEIがありますが、これはがんに関してのみの基準ですし、世の中には怪しげな代替医療が多すぎて認定が追いついていないというのが現状です。

メディアリテラシーという言葉がありますが、健康に関する情報があふれている昨今では、その情報を取捨する能力を身につけることも大切なことですよね。