お付き合いのある新潟の整備工場さんよりご依頼。
BMWミニ(R60)のEGRトラブルです。
EGR周辺パーツを沢山取り外して、
ドライアイスやウォールナットブラストで徹底的に綺麗にしても、酷い場合だと1年で元通り・・・
やってられません・・・
ところでこのEGRシステムって、何をやってるシステム??
ディーゼルエンジンでは、内部の燃焼温度が高くなる事でNOxを発生させてしまうから、いわゆる燃えカスを再循環させて燃焼温度を下げる。そうする事でNOxの発生を大幅に抑制するというものです。
ガソリンエンジンでの採用も多くなってきていますが、ガソリンエンジンでのEGR採用は、ディーゼルのそれとはまた違った理由からですが、ディーゼル・ガソリン、共にEGR装着が進んでいます。
しかし、このEGRシステムがくせ者!!
もう既に色んなトラブルが報告されているし、実際に痛い思いをされた方もおられるかと思います。
部品交換は高額。
直してもトラブルは続く・・・
そして、最悪の場合は車両火災!
実際、BMW及びBMWミニで大量のリコールが出ていますが、部品が無いためリコール作業見送りとなっている方が大半かと思います。
ディーラーさんもこの辺りは非常に苦慮されている事と思います。
「車両火災になったら、責任取ってくれるんだろうな!!」なんて事をディーラーさんでぶつけて来たという話も時々耳にします。
一刻も早く対応して欲しいユーザー様と、
一刻も早く対応したいのに、対応する事が出来ないディーラーさん。
両方の気持ちがわかるので、お話を聞く私も非常に心苦しいです。
今回ご依頼頂いた新潟の整備工場さんでも、このEGR対策には苦慮されていて、徹底清掃しても再発、高価な部品を交換しても再発、挙句の果てには部品が無いから車検が受けられない(チェックランプが点灯)。
一時的に直してもまたすぐ再発するから、その一時しのぎで多大な請求なんて出来ないし、でも作業は非常に手間と時間がかかって部品交換も伴い大変。
こういった理由から、周りで何人もの方がBMW及びBMWミニを手放されたそうです。
今回ご相談いただいたミニも、EGRシステムのDTCを検知しています。
ただ、清掃などの対策を取り、現在チェックランプは消灯したという事で、まずは車検を受けに行かれるそう。
しかし、近い内再び点灯するであろうチェックランプ。
NOx抑制の為だけにエンジンフィーリングを損ない、故障の際は多大なる出費を伴い、それでもなお、車両火災など命の危険にさらされる上、リコールになっても実施までに程遠い時間を要するこのEGRシステム、もういっその事、撤廃して欲しい!!とのご依頼です。
リコール部品が供給されるまでの間だけでもいいんです。
車両火災の危険まであるこのシステムを現状野放しにしておくのもお客様に気が引けるという気持ちも大きいでしょう。
ECUを送って頂ければ、EGRバルブが開かない状態に出来ます。
これにより、排気ガスがエンジンに回るのを防げますから、出力低下を招く事も無く、インテーク側各所に大量のカーボン・スラッジを付着させる事も無く、流量異常などでチェックランプ点灯させる事も無くなり、車両火災の恐怖からもオサラバ出来ます。
あんまり、EGRいらねー! AdBlueいらねーー!!ってばっかり言ってたら怒られちゃうので、あくまでもこれらは、部品が供給されるまでの間の、一時対策ってことでね。
車両火災引き起こしたり、アンモニアガス垂れ流したりっての、嫌じゃないですか!!!(アンモニアガスの恐怖について詳しくはこちら)
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