ボルボV60の圧送交換です。
フリークネットでは、
ボルボのATでもDCTでも、いずれも圧送交換が出来るツールを開発・製造しており、全国の整備工場さんへ販売しております。
圧送交換をしたいという業者様、オーナー様はご相談下さい。
ボルボV60です。
搭載ミッションは "TG-81SC"です。
アイシンの8速ATです。
ミッション内部のフルードを比較用の瓶に採取します。
オーバーフロープラグを取り除いて、更に排出。
真っ黒に汚れています。
ちなみに、オーバーフロープラグの長さは、他のメーカーに搭載されている同型ミッションの物と比べると少し長さが違います。
しっかり排出出来たらプラグを取り付け。
オイルクーラーを取り外します。
ボルト脱着に伴うトラブルが高い確率で起こります。
アタッチメントを購入して頂いた方には、取り外し方のコツと、トラブルとなった際のリカバリー&お勧め工具を記載した「圧送交換要領書」をお付けさせて頂いております。
アタッチメント取付。
トルコン太郎を接続します。
初期充填。
エンジン始動前に、抜けたATF量プラスαを充填します。
エンジンを始動。
クリーナーモニターにミッション内部で流れているフルードが流れ込んできます。
圧送交換は、エンジンをかけた状態で交換をする特殊交換方法です。
エンジンをかける事で、AT内部のフルードポンプを駆動することが出来るので、AT内部各所に行き渡っているフルードをあちこちから押し出して来ながら、しっかり綺麗に交換出来ます。
それでは、圧送交換を開始します。
透明度がかなり上がっています。
色味も少し赤らいで来ています。
あと少しの圧送交換で、殆ど新品になりそうですね。
油温管理をしながら作業を続けます。
しっかりと綺麗になりました。
油量調整温度になった所で、オーバーフローして油量調整をします。
排出されてくるATFを比較用瓶に採取。
新品レベルまでしっかりと綺麗になりました。
オイルクーラーを元に戻します。
綺麗に掃除をして、
新品のOリングを取り付け。
アルミ製の純正ボルトは使用しません。
新しいボルトに交換します。
最後に試運転を行い、フィーリングに違和感が無い事を確認。
工場に戻って来て、再度リフトアップ。
ATFの滲みや漏れが無い事を確認して、作業完了です。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 67,000km>
※同じ内容の故障事例でも、必ずしも原因は同じとは限りません。同じDTCでも原因が多岐にわたる事もあります。修理の基本である、しっかりとした問診と診断手順で原因究明して下さい。「同じ部品を交換したけど直らなかったけど、どうして?」という意味不明の連絡が同業者様から寄せられています。基本の順守をお願いします。ユーザー様も、症状が同じだからといってお付き合いのある整備工場さんに「この部品を変えて下さい」といった指示はお控え下さい。
※弊社では時々整備ブログを書かせて頂いておりますが、ブログ掲載を行って欲しくないお客様は事前に申しつけ下さい。出来る限りこちらからも「掲載可否」を頂く様心掛けますが、折り悪くその接点を持てない事もあるかと思います。ご来店時アンケートにも、「掲載可否」の項目を追加させて頂きました。掲載内容・記述内容に付いて訂正・削除をご希望の方はご連絡下さい。出来る限り早急に対応させて頂きます。
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(1) フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、様々なアタッチメントを製作・販売しております。メーカーから提供されていないストレーナーや、長期欠品しているストレーナーの在庫も出来る限り取り揃えています。商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ
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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました
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