トラブル修理-アウディ A1(8XCAX)IGキーが回らない/エンジンをかけれない | フリークのブログ

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何年も前からずっとフリークにてメンテをさせて頂いているA1です。

 

車検毎のメンテナンスだけでしたが、これまで特にトラブルも起こらず、

同型A1が乾式クラッチトラブルでどんどんオーナーの手を離れて行く中、この真っ赤なA1はこれといったトラブルも無く、元気に走ってくれていました。

 

ところがある日、鍵が回らなくなってエンジン始動が出来なくなり・・・、

その時は一時的なものだったので、一先ずは事なきを得たそうですが、今回はもう、全くいう事を聞かない。

 

何度鍵を刺し直して回そうとしても、全然回ってくれないという事で、

ご加入されている自動車保険を使ってレッカー搬送されて来ました。

 

 

今回の症状ですが、

これまたAudiに多く見られる症状です(^^;

 

 

 

IGキーが回りませんので、シフトはパーキングのまま動かせませんので、レッカードライバーのスーパーテクニックでこの場所に停めてもらいました。

もうここから動かせませんので、この場所で分解します。

 

 

 

キーシリンダーのトラブル。

 

 

 

どうにか回す事が出来たならここまでは必要無かったのですが、どうしても無理だったので、ステアリングロックユニットをカット。

 

どの位カットしたかは、新品と比較すると良く分かります。

今回のトラブルの原因は、ステアリングロックユニット内部の金属部分が破損し、その破片が内部で詰まる事でシリンダーの回転を妨げてしまいます。

破片の摘出は不可能な為ステアリングロックユニット交換が必要となります。

 

 

 

こちらが新品。

ステアリングロックユニットと、スタータースイッチを交換です。

キーシリンダー本体は外販不可部品ですが、問題無いのでそのまま利用します。

 

 

 

ブレイクヘッドボルトにて取り付けて修理完了です。

 

 

 

キーシリンダーの外し方。

フリークのスタッフ、古味と丸山からの指南です。

 

 

 

キーシリンダーに鍵を刺し込んだ状態で、ロック解除を行います。

 

 

 

この矢印の部品。

この爪(ロック)が出る事でキーシリンダーが抜けない構造になっています。

キーシリンダー側からピンを差し込むと、この爪に空いた穴を貫通し解除方向にスライドさせ、

 

 

 

シリンダーの奥穴まで貫通する事で、見事キーシリンダーを抜き取る事が出来ます。

 

 

 

今回のキーシリンダー不良では、

 ・ステアリングロックユニット交換

 ・イグニッションスイッチ交換

 ・ブレイクヘッドボルト交換

以上の作業を行っております。



ご用命、ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  102,540km>




※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。


 

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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました