コーディング-アウディQ5(8R)TVキャンセルやニードルスイープなど

市内の整備工場さんより、アウディQ5のコーディングのご依頼。

8R型Q5で、施工希望内容は4項目。

1．TVキャンセル

2．デイライト点灯

3．ヘッドライトウォッシャーをOFF

4．ニードルスイープ

TVキャンセルに付いては、どうしても付記しておかないといけない事。

・運転中のTV視聴を無効しているのは事故を避ける為の安全上の理由からです。このコーディングを施工する事で運転中の視聴が可能となりますが、それはドライバー以外の方がTV視聴出来る様にする為のものです。弊社としては上記の様な理由以外でのTV視聴コーディングを推奨しておりません。同時に、このコーディングによるいかなる損失や損害についても責任を負いません。

このTV視聴に付いてはメーカーサイドで色々と考えがある様ですが、割と緩い感じになって来ています。

たまたま今、トヨタの新車を購入され納車待ちのお客様がおられるのですが、トヨタ側でTV視聴が出来るシステムの用意があり、装着するかしないかを選択。希望者は「TVナビキット」として購入・装着してくれています。

別のメーカーでも同じ様な事が行われていますので、自主規制と利便性のせめぎ合いが行われているのでしょうか。

TVキャンセルをコーディングしてから、その流れでデイライトコーディング施工。

コーディング前。

コーディング後はヘッドライトダイヤルが「0」の位置でもデイライト点灯します。

勿論、エンジンを切れば消えます。

ヘッドライトを点灯させると自動減光。

ヘッドライトウォッシャーもOFFにしたので、ワイパー同時動作が止まっている事を確認。

最後にニードルスイープを施工。

エンジンをかけると、メーターの針がMAXまで動いてから正常位置にて安定するというニードルスイープ。

ちなみに、このメーター文字を光らせるコーディングも出来ますが、今回はお客様と直接お話しが出来る訳では無いので、ご依頼頂いたコーディング内容に留めておきます。

そもそも、「コーディングって何？」という方に簡単に説明を。

私達の業界で言う「コーディング」は2種類ありまして、各ユニットにアクセスし、適合させたり認識させたりするサービス(整備)コーディングと、

今回の様にオーナー様の好みの使用に合わせてカスタムするドレスアップコーディングがあります。

今回行った「ドレスアップコーディング」ですが、元々は日本国内向けにカスタムと言いますか、設定と言いますか、その「仕様」となっているプログラムの一部を国外向け「仕様」としている訳です。

分かり易いもので例えを挙げるなら、メルセデスベンツで

・アクセルレスポンスを日本人好みにプログラムで設定している

・最高速度(VMAX)を210kmに設定している

・トルクリミットを制限する

等々、その他諸々の項目で「日本仕様」となっている訳ですが、

これを「ヨーロッパ仕様」としたり、「北アメリカ仕様」としたり、そもそもを「無効」などに変更して、オーナーの好みに合わせて行く訳です。

中には、ポジション照明が白色なのを青色にしたりという事も出来ますが、日本国内の法規に不適合で車検に通らなかったりというのもありますから、ある程度の法規知識を伴った取捨選択が必要です。

これらは「改造」という訳ではなく、元々インストールされている「仕様」のどれをチョイスするかという「変更」にあたりますので、車両に負担をかける訳ではありません。

どこかの国ではそれが普通の「仕様」なのです。

そりゃ、全面ディスプレイ化して、それぞれの国仕様にプログラムというソフト面で設定すれば、ハード面を個別に製造・管理する必要が無いので、グローバルメーカーにとっては好都合なんですよね。

尚、コーディング施工の際には「安定化電源」が必須となります。

安定化電源を接続せずコーディングを行うと、ECUをはじめ、ユニットが飛んでエンジン始動不良となる事があります。

ご用命、ありがとうございました<(_ _)>

　
　＜参考データ：車両走行距離　　17,000km＞

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。

・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・

フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、

様々なアタッチメントを製作・販売しております。

弊社より購入頂いたプロショップさんを地域別に掲載した一覧もインターネット上にアップしはじめました。

これにより、ユーザー様がお近くのプロショップを検索できるようになります。

サイトはこちら　→　F-PETプロショップ

合わせまして、プロショップさん同士の情報交換の場として、ネット上に承認式コミュニティを設けています。

興味のあるプロショップさんは「こちら」からお問い合わせ下さい。

商品一覧はこちらです　→　F-PETシリーズ

・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・

ブログランキングに登録しています。
クリックして頂けるとランキングが上がりますので、お願い致します(^^)