車検整備-S様 イスズ ビッグホーン(UBS69GW) 車検のついでに1ナンバー取得も! | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

 車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆


今回のお客様は広島からお越し頂きました、
前々からお付き合い頂いているお客様です(^^)

現在お車のナンバープレートは「山口」です。
車検の整備&お話を進めて行く中で、
1ナンバー貨物への変更も決まりました。


まずは車検整備を進め、その後に貨物登録の為の準備に移っていきます。



それでは説明に移らせて頂きます。

 
 
お預かりをして特に目立つのが、
エンジンが掛かっている間中ずっと響いてくる「カン!カン!カン!カン!!!・・・」
という非常に嫌な音(-_-;)

そして、ドライブベルトが滑って発生する「ギューーーーー!!!」
という音。

ベルト鳴きは、エンジンが温まっても消えず、
アクセルを踏むたびに、ご近所中に鳴り響いています(^^;)






 
バキュームホースには結構深いヒビが。





 
インマニ周辺のバキュームホースもヒビだらけです。

しかも、何箇所か抜けていました(^^;)
意外と問題ないのね(笑)




 
ベルトの鳴きが凄いので、まずベルト調整を。
ベルトの劣化は殆ど無かったので、交換の必要はありません。
当然ですが、全てのベルトを調整しています。




 
お客様からのご要望もあり、
予防整備の為、サーモスタットを交換。


 

 
こちらもお客様からのご要望、
ラジエータのアッパーホース、ロアホースの交換。




 
ホースバンドも新しくしています。



 

 
それぞれの口の部分には多少の経年劣化が見られますので、
念には念を入れて、WAKO'Sのガスケットメイクを塗布。




 
 
タービン冷却用の冷却水ホースを抜きます。


 

 
こんなじょうたいだったので(^^;)




 
新品に交換。





 
外したついでに、タービンの軸にガタが無いかも確認。

ラジエータの口から新しい冷却水を充填し、しっかりとエア抜きします。
 



 
オイルエレメントも、




 
新しい物に交換です。




 
エンジンオイルには、WAKO'SのFOを添加です。

FOはオイル上がりを防いでくれる添加剤ですが、
添加する事で、エンジンの圧縮も回復してくれます。
ディーゼルエンジンに非常に相性のいい添加剤です。

既に別の新しい商品に変更になっていますので、
過去に在庫していた余り物ではありますが(^^;)

当然サービスでの添加です(^^)




 
デフオイルも交換します。




 
 
まっっっくろです!!
新しく充填したのは、WAKO'SのRG7590LSD です。





 
ATフルードも交換です。





 
プロペラシャフトなどのジョイント部に付いている
グリースニップルからグリースを充填。




 
パワステフルードが少し減っていたので、こちらには
漏れや泡が出る事を防いでくれる、ATとパワステ専用の添加剤を補充。


 



 
エンジンが掛かっている間中鳴り響いている
「カン!カン!カン!カン!!!・・・」という音。

しかもエンジンチェックランプが点灯中!

この年式は診断機が接続出来ないから、短絡しての診断モード突入~


 

 
エンジンチェックランプの点滅回数と間隔で、エラーコードをチェック。
燃料の噴射タイミングコントロールバルブが故障と出たので、
診断のフローチャートをイスズさんから頂いて、
故障個所を更に明確に。

原因はやはりタイミングコントロールバルブと分かったので交換。

噴射のタイミングが、ピストンの動きと合っていなかった為、
あの嫌な「カン!カン!カン!!」という音が出ていたのですね。

交換後、あの嫌な音は消えました。

あと、異常に多く出ていた黒煙も消えました(^^)
燃料噴射のタイミングがずれた事による弊害、色々とありますね。




 
夏場、エアコンの効きが悪かったという事で、
マニホールドゲージを接続してみますと、
う~ん、確かにガス量が少ない。




 
エアコンガスの充填と合わせ、 
もしどこからか少しずつ漏れていたらいけないので、
漏れ箇所の判断がし易い様に、蛍光剤入りのエアコンコンディショナーも
同時に充填しておきました。


他にも、EGRを脱着して清掃したり、お持ち込み頂いたタイヤの交換。
せっかく付けているETCが使えない(電源が入らない)という事などの相談を受け、
それらも合わせて修理しています。


そしてここから、1ナンバー取得へ作業を進めていきます。

まずは現状での状態を、陸運局の検査官に見て貰い、
変更必要箇所や車両寸法や重量の計測をして貰ってから作業を勧めます。





 
現在の車両重量が2,564kg。
出来る限りの減量を行って、5人乗車で登録したい。

そして、装着したままでは車両の高さが大幅に高く計測・記載されてしまう
天井に装着のジェットバック(?)も、減量も兼ねて取り外し。




 
車内に積まれている荷物はすべて撤去。





 
背面タイヤも取り外し、





 
ヒッチメンバーも取り外します。


ここまで減量して、5人乗りの1ナンバー登録の許容範囲には入りましたが、
出来ればあと35kgの減量が出来れば、少しだけ重量税を安く出来たのですが、
もうこれ以上の減量は無理でした・・・(T_T)



 

 
セカンドシートはリクライニングすると貨物登録が出来ないので、
シートを直立状態で固定します。




 
穴をあけて、シートが後ろに傾かない様に固定。




 
セカンドシートはこんな感じで、直立に固定です。
この状態で、荷室スペースも確保できましたので、
無事1ナンバー登録です。


 

 
最大積載量ステッカーも必要ですよ。

 


 
構造変更申請合格後の書類です。
この書類を元に、車検証が作成されました。



 

 
ついでに、バッテリーを満充電に。




上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル交換
 ・オイルドレンパッキン交換
 ・オイルエレメント交換
 ・ブレーキフルード交換
 ・ロングライフクーラント(冷却水)交換
 ・フロントワイパーゴム左右交換
 ・ドライブベルト調整
 ・サーモスタット交換
 ・サーモスタットパッキン交換
 ・ラジエータアッパーホース交換
 ・ラジエータロアホース交換
 ・ホースバンド6ヶ所交換
 ・バキュームホース交換
 ・EGR脱着清掃
 ・ATF(WAKO’S HYPER-S)交換
 ・デフオイル(WAKO’S RG7590LSD)交換
 ・タイミングコントロールバルブ交換
 ・ETC配線引き直し
 ・管ヒューズ1A交換
 ・エアコンガス充填
 ・エアコンコンディショナー(蛍光剤入り)充填
 ・最大積載量ステッカー
 ・燃料代(軽油)3000円分


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 286,700- です。 
   (上記費用には、諸費用が含まれています。
   今回は新規登録も含まれますので、自動車税やナンバープレート代なども
   含まれての金額となっております)

 

ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離 112,100 km>

 

 

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