間もなくGWの後半に入るが、

軽度の認知症の人のなかには、

空港や駅を利用する人がいることだろう。

 

アルツハイマーなどの認知症になると、

空間認識がしづらくなることから、

空港や公共の移動の場で、

表示などのサイン類がわからなくなり、

目的の場所にたどり着けなくなってしまう

 

そのメカニズムは、

海馬の場所細胞の書き換え能力の

低下によることがわかってきている。

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公共の場には案内版や、

ピクトグラムなどのサインが整っているのだが、

トイレの表示ひとつに注目しても、

次のようなケースにはロストしやすい

 

1ヵ所に複数の情報が表示されていると、

 拾いたい情報が認識しづらい。

身長より高いところは目線が届きづらい。

コントラストがはっきりせず、

 距離があると認識しづらい。

 

 

このことを指摘したのは、

「ひまわり支援ストラップ」などの普及で、

空港のユニバーサルデザイン化

助言をしている“とうきょう認知症希望大使”で、

若年性認知症当事者のさとうみきさんである。

 

さとうさんは空港での空間認識について、

4/24~26にポーランドで開催された

第36回国際アルツハイマー病協会国際会議で、

訴えたが、その映像を見ると、

どういうシチュエーションが、

認知症の人には認識しづらいかよくわかる。

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またトイレのサイン以外にも、

映像を見ると空港施設の床の

カーペット柄について、

錯覚を及ぼすと話している。

 

これについては、

認知症の人の視点での映像があるので、

さとうさんの映像とともにご覧いただきたい。

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